要はピタゴラ装置的なアレを作るゲーム

Spotkin GamesによるPC用パズルゲーム『Contraption Maker』を紹介する。現在はSteamで9ドル99セントで購入することでα版がプレイ可能だ(この記事もα版で書いている)。
本作は、日本でもサイベルから発売された名作パズルゲーム『インクレディブル・マシーン』(通称インクレ)のオリジナルクリエイターであるJeff Tunnell氏による精神的続編だ。
ルールはシンプル。プレイヤーは、ステージごとに設定された「ボールを箱に入れる」、「猫に餌をやる」といったシンプルな目標を達成するために、さまざまなパーツを組み合わせて“ルーブ・ゴールドバーグ・マシン”を作り出し、成功すればクリアー。
“ルーブ・ゴールドバーグ・マシン”と聞いても何のことだかわからないかもしれないが、要は複雑な仕掛けを複数組み合わせて単純なことを実行するムダスゴい装置のこと。日本で一番知られているルーブ・ゴールドバーグ・マシンとして、テレビ番組「ピタゴラスイッチ」の“ピタゴラ装置”を挙げれば、「あぁ、あれね!」と分かる人も多いのではないだろうか。
目標が達成できれば過程はなんでもオーケー!

ステージが始まると、まず最初に、プレイヤーが達成しなければならない目標が示される。ステージ内に初期配置されているパーツの配置を動かすことはできないので、それを活かした形で、プレイヤーに与えられたパーツを配置し、うまく機能するように試行錯誤していくのだ。
ここで本作が非常に優れているのは、つねに絶対的な正解があるわけではなく、たとえ設計者の意図してない配置をしていたり、本来の使い方とは異なる方法でパーツを利用していても、目的が達成できさえすればオーケーなこと。
もしあなたに子供がいるなら、ぜひ一緒にプレイしてみるのをオススメしたい。慣れてくるに連れて、“お父さん”が思いつきもしなかった創造的な解法を子供が見つける瞬間に立ち会えるだろう。
Steam Workshop対応や録画機能も
まだまだα版ということで、収録ステージも少ないし、インターフェースにちょっとわかりにくい部分があったり、バグらしき挙動もあったりはするのだが、猫やハムスターをも動力に使って問題解決する、どこか牧歌的なインクレらしさは健在で、オリジナル版を小学生の時に遊んでいた記者は、懐かしさに思わず熱中してしまった。

また、後期インクレにあったようなステージの自作&共有機能もあり、MODを配布するSteam Workshopを通じて、ファンが作ったステージを入手し、プレイすることもできる。
そのほか、マシーンを稼働させた様子を録画機能で保存することもでき、出力される動画はWebMコーデックでサイズも小さいので、使い勝手もいい(実際、本記事の解説ビデオは録画機能+YouTubeのビデオエディターだけで作っている)。


そんなわけで、この『Contraption Maker』、ベースはクラシックな名作を引き継ぎつつ、ちゃんと現代らしいブラッシュアップがされている感じ。ハマると思わず没頭してしまう中毒性は保証できるので、それほど英語がわからなくてもプレイできるし、正式リリースの際にはチェックしてみてはいかがだろうか。(文・編集:ミル☆吉村)