『Titan Fall』の日本での発売は? エレクトロニック・アーツのCOOピーター・ムーア氏にインタビュー【gamescom 2013】

2013年8月21日~25日(現地時間)、ドイツ・ケルンにて開催されている欧州最大級のゲームイベント“gamescom 2013”。その会場で、エレクトロニック・アーツのCOOピーター・ムーア氏にお話を聞いた。

●エレクトロニック・アーツのトップが語る同社の未来

エレクトロニック・アーツCOO
ピーター・ムーア氏

 2013年8月21日~25日(現地時間)、ドイツ・ケルンにて開催されている欧州最大級のゲームイベント“gamescom 2013”。その会場で、エレクトロニック・アーツのCOOピーター・ムーア氏にお話を聞いた。

――まず、gamescome開幕に先駆けて行われたEAカンファレンス、その手応えはいかがでしたか?
ピーター 私たちのカンファレンスの構造というのはここ2~3年非常にはっきりしています。それは、ゲームの作り手を中心に据えることです。今回も多くのタイトルを紹介できましたが、ゲームを見せて、作り手にステージに上がってもらい、彼らの口で説明してもらい、高い評価を得られたことは嬉しく思っています。もちろんこのやり方ももっともっとレベルアップしていかなければなりませんが。

――紹介されたタイトルの中で、日本のゲームファンは『Titan Fall』に非常に注目しているようです。
ピーター 日本にはガンダムがあるからね(笑)。いわゆるロボット物に注目が集まるのは、そうだろうなと思います。ただ、『Titan Fall』は、メカに乗りっぱなしではなく、降りて戦うこともできるというところは違うところです。シューターとロボット物を融合することで、より多くのファンを獲得したいですし、日本市場でも大きなチャンスがあると考えています。

――公式なアナウンスはいまのところありませんが、日本での発売も期待していいでしょうか?
ピーター 私はそう思っています。日本で発売されなかったら、おかしいと思いますよ(笑)。日本のファンの期待もわかりますし、ローカライズなどの調整はもちろんありますが、いい形で日本市場へ投下したいと考えています。

――EAにとって非常に重要な市場だと思いますが、いまのヨーロッパ市場をどう見ていますか?
ピーター とてもパワフルなマーケットだと考えています。私たちには『FIFA』がありますので、サッカー人気の高いヨローッパはここ数年大きく伸びている市場ですね。『FIFA』のおかげで、現地の販売店や流通ともいい関係を築けているので、これを足掛かりにして、ほかのタイトルのシェアも高めていきたいと思っています。EAの一角を担う重要な市場ですね。EAではアメリカとその他の地域で比較すると、シェアはほぼ半々になってきています。そういう意味でも、ヨーロッパ、日本を含めたアメリカ以外の地域というのは非常に重要視しています。

――日本市場についてどう見ているかも聞かせてください。
ピーター まず、日本は非常にいい時代の移行をしていると思っています。全体的に活発なマーケットで、パッケージソフトも強いですし、携帯ゲーム機も普及している。同時にモバイルゲームも広がっていて、とても成熟しています。今後はダウンロードタイトルやモバイルゲームが勢いを強めていくと思いますが、日本に数多くあるクリエイティブなゲームメーカーが、どう対応していくかに注目しています。そういったことも含めて、ビデオゲームという視点では、日本は情熱的で魅力的な市場だと思いますよ。

――Xbox Oneとプレイステーション4について、ピーターさんのご意見を聞かせてください。
ピーター どちらも好きですよ(笑)。素晴らしいコンソールだと思います。ここ最近の両者の動きはとてもいいですね。プレオーダーも好調ですし、ホリデーシーズンにしっかり合わせてきています。

――Xbox 360もPS3もまだまだ元気ですが、次世代機への移行はどのように進んでいくのでしょうか?
ピーター 最初は普及台数も大きく違うと思いますし、我々としてもXbox 360やPS3をしっかりサポートしていくつもりです。一方で次世代機というのはやはり輝いて見えますし、それを求める人たちも多い。EAとしては、スムーズに移行できるようなプログラムを、トップタイトルでやっていきたいと思っています。これらのプログラムは、今後2~3週間で発表されていくと思いますので、楽しみにしていてください。どちらにしても、現行機も次世代機もしっかりやっていくというスタンスですね。

――最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
ピーター 日本のファンのゲームに対する情熱、かけている時間などは、感嘆せざるおえないですね。幅広い世代でゲームを楽しんでいるというカルチャーも素晴らしいですし、とても尊敬しています。日本は偉大なゲームをずっと輩出しつづけていますし、見習う部分もとても多い。私は日本に住んでセガやマイクロソフトで働いていましたし、日本に帰りたいなと思うことも多いですね。いまはEAとして良いゲームをお届けして、いつも応援してくれている日本のファンに応えたいと思っています。