気になる開発スタッフの君主プレイとは?

『ブラウザ キングダムライジング』スタッフたちの君主ライフが明かされる!? 開発スタッフインタビュー後編_01
▲左から、須田誠氏、中村拓人氏、竹口佳奈氏。

 前回から引き続き、『ブラウザ キングダムライジング』開発スタッフへのインタビューをお届け。今回は、本作をプレイ中の君主も気になるであろう開発・運営スタッフのプレイスタイルに関するものが中心だ。耳寄りな小ネタや便利なテクニックも飛び出したので、ぜひとも最後までお付き合いいただきたい。

※インタビュー前編はこちら
『ブラウザ キングダムライジング』産みの親に率直な感想を聞いたら武将カードに隠された秘密が明らかに!? 開発スタッフインタビュー前編

――スタッフのみなさんは本作をプライベートでも遊ばれているんですか?

中村拓人氏(以下、中村) ほぼ全員が遊んでいますね。プライベートは課金してプレイしていますよ(笑)。

竹口佳奈氏(以下、竹口) URやSRのカードはなかなか出ませんね・・・。

――上位ランキングに入っているスタッフの方もいらっしゃるんですか?

竹口 ごく一部ではありますが、いますね。もともとこういったジャンルのゲームを遊んでいた人たちばかりですが。

中村 それこそ『ブラウザ三国志』のプレイヤーだった人も、『Travian(※1)』から遊んでいた古株の人もいますね。そういう人はやっぱり上手です。

(※1『Travian』:2004年にドイツでスタートしたMMOストラテジー)

竹口 それ以外は大半が合戦場でユーザーのみなさんに滅ぼされてしまいます。本当にかなわないですよー。

三者三様のプレイスタイル

『ブラウザ キングダムライジング』スタッフたちの君主ライフが明かされる!? 開発スタッフインタビュー後編_02

――みなさんのプレイスタイルや好きな武将カードを教えてもらえますか?

中村 自分はゆったり遊んでいます。内政を進めて兵を溜めて合戦に向かうという、いわゆる標準的なプレイスタイルで楽しんでいます。上位のユーザーさんにはまったく歯がたたないですね。内政も他人のマップを見て参考にしながら進めています。好きな武将カードはUR呂布ですね、持ってないですけど。呂布は三国志のなかでも好きな武将なので。育成に関しては、大半のカードにスキル“豪傑”を付与合成したり、最近は移動速度が高い武将を有効利用しています。最近の合戦は“速さ”が大事で、移動速度がものを言う場面が多くなってきましたから。

須田誠氏(以下、須田) 私は基本的に合戦で勝ちにいく前提で育成を進めています。たまたま引いたカードでもっとも強力だったSR夏侯淵が主力です。現在はとある上位同盟で役職を任命されて、合戦時には同盟員の指揮を執ったりしています。もちろん同盟員には正体を明かしていませんが(笑)。合戦では勝つためにほかのユーザーさんと協力して戦うのがメインになっています。人と交わらないとわからないこともあるので、そういったユーザー同士の交流を楽しんでプレイしていますね。武将カードはUC張遼のイラストがかっこよくて好きです。

竹口 私は『ブラウザ キングダムライジング』みたいなジャンルのゲームを遊んだことがなかったので、序盤は置いていかれてしまいました。内政は好きなので上位プレイヤーのマップを見て、施設の建設場所を真似しています。一応、合戦にも参加していますが、普通に負けてしまうので悔しいです。いまは同じようなレベルのプレイヤー同士で協力しながらがんばっています。武将カードはSR鄒氏が好きなんですけど、主力はSR董卓になってしまいました。木鹿大王とか兀突骨といった、“カワイイ”とは無縁の武将カードばかり引いてしまうんですよ。

――遊びかたもいろいろですね。ちなみに、NPC城最速攻略キャンペーン(※2)にはランクインされましたか?

(※2:NPC城最速攻略キャンペーン:2013年6月3日~2013年7月2日に行われたキャンペーン。内政マップのNPC城を攻略した先着1000名に豪華報酬をプレゼントするというもの)

竹口 300位くらいでした。

須田 私はたしか20位以内に入ったはずです。

中村 スタッフ陣も上位に入ろうとがんばっていたんですよ。でも、ユーザーのみなさんにはまったくかないませんでしたね。驚くほどの早さで1位を取られてしまいました。

須田 あのキャンペーンでは、キリ番狙いをしている人たちが結構いましたね。777位手前からランクインのスピードが目に見えて変わったので、みんながキリ番を狙っているのがよく分かりました。

竹口 逆にそれを過ぎてからはアッという間に埋まってしまいましたね。

――討伐ポイントは500まで溜めてから出兵するなど、意識してプレイされていますか?

須田 合戦中は意識はしてないです。手数が多いほうが有利ですから。

中村 内政でレベル上げたいときはしっかり溜めてますね。やはり、500まで溜めたほうが効率的ですし。

須田 いまの仕様だと、NPC城をくり返し攻めて育成するのが上位ユーザーの間ではセオリーになっているようです。討伐ポイントを500まで溜めた部隊で攻めてレベルを上げ、NPC城の兵力が自然回復したらまた別の部隊を投入するのが、現時点でもっとも効率がいい方法だと思いますよ。

開発スタッフ公認のマル秘テクニックとは?

――スタッフ陣もそういうテクニックを使っているんですね。ほかにコツやテクニックがあったら教えてほしいのですが。

『ブラウザ キングダムライジング』スタッフたちの君主ライフが明かされる!? 開発スタッフインタビュー後編_03

竹口 私がよくお世話になっているものでは、資源が溢れそうなときに兵士を大量に作成して、資源が足りなくなったらキャンセルして資源を戻す、という小技があります。資源量が少ない序盤だと倉庫を作るより効率がいいのでオススメですよ。

中村 これは自分も知らなかったテクニックなんですよね。周囲から聞いて初めて「あ、そうか!」と(笑)。

竹口 ただ、気を抜くと使う予定のない兵科が増えていたりするので、キャンセル忘れにはご注意を(笑)。

――この流れで、これから始める初心者へ向けたアドバイスもお願いします。

中村 8月2日に新ワールドがオープンしたばかりですので、始めるならいまがちょうどいいタイミングだと思います。それに同盟に入れば、教えてくれる人も多いし、最初はうまい人の内政マップを見て真似するだけでも楽しめると思いますよ!

須田 同盟はみんなで高め合っていけるので、このあたりはMMORPGのギルドに近いですよね。

竹口 まずは段階的に内政マップに触れて、ゲームの雰囲気に慣れてもらい、合戦へ参加しておもしろさを感じ取ってもらえればと思います。

『ブラウザ キングダムライジング』スタッフたちの君主ライフが明かされる!? 開発スタッフインタビュー後編_04

須田 武将の育成に関しても、ひとつヒントを。レベルアップ時の成長ポイントをバランスよく各パラメータに割り振る方もいると思いますが、基本的にはひとつの能力に絞ってポイントを注ぎ込んだほうが確実に強くなります。武将ごとに役割を決めて、攻撃担当なら攻撃力のみにポイントを注ぎ込むといったように育成していくのがオススメです。

――それでは最後に、おひとりずつ読者へ向けたメッセージをお願いします。

中村 未プレイの方はとにかく遊んでもらいたいですね。そしてプレイしていただいたうえで、何か思うところがあったらドシドシご意見をお寄せください。「こうしたい!」というアイデアも募集していますので、ぜひよろしくお願いします!

竹口 戦わないという選択肢があり、女性も入りやすいゲームです。合戦に参加してほかの君主に滅ぼされてしまうのも楽しいと言えば楽しいので、兵士を作って合戦に参加してもらえたら、内政マップとは打って変わって殺伐とした雰囲気を味わえると思います(笑)。ぜひこのギャップを体験してみてください。

須田 この記事を通してゲームに興味を持ったなら、ぜひとも実際にプレイして楽しんでもらいたいです。多くの人に遊んでいただけるのが私たちの喜びでもあるので、『ブラウザ キングダムライジング』をよろしくお願いします。

――本日はどうもありがとうございました!

 開発・運営スタッフの方々も大半がプライベートで本作を遊んでいるようだ。このようなユーザーとしての目線がフィードバックされて、いまの『ブラウザ キングダムライジング』のおもしろさが形作られていったのだろう。

 次回は開発スタッフ自ら明かしていただいた、武将スキルのメカニズムについて解説したいと思う。悩んでいるユーザーも多数いるかと思われるので、次回を楽しみに待っていただきたい。

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