『逆転裁判5』は『4』と同等のスタートに

 ファミ通調べによる、2013年7月の国内家庭用ゲームソフトとハードの売上データが発表された。計期間は2013年7月1日~7月28日(4週分)。それによると、月間ゲームソフトランキングでは、カプコンのニンテンドー3DS用ソフト『逆転裁判5』が24万1878本を販売してトップに立った。なお、ニンテンドー3DS用ソフトが月間ソフトランキングのトップになるのは、これで9ヵ月連続とのことだ。ハードでは、相変わらずニンテンドー3DSが堅調なようだ。詳細なデータと、市場分析は以下の通り。

【家庭用ゲームソフト 月間販売本数TOP5】
1位 逆転裁判5(ニンテンドー3DS) カプコン 24万1878本
2位 地球防衛軍4(PS3) ディースリー・パブリッシャー 20万854本
3位 マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー(ニンテンドー3DS) 任天堂 15万6446本
4位 ピクミン3(Wii U)任天堂 14万9087本
5位 ドラゴンズクラウン (PS3) アトラス 10万9031本

【家庭用ゲームハード 月間販売台数】
1位 ニンテンドー3DS(合計)※ 18万6740台(先月1位 ニンテンドー3DS 19万2487台)
2位 プレイステーション Vita 67850台(先月2位 プレイステーション Vita 81912台)
(※ニンテンドー3DSはニンテンドー3DS LLを含んだ合計値になります)

【家庭用ゲームソフト メーカー別販売本数TOP3】
1位 任天堂 72.9万本
2位 カプコン 28.9万本
3位 バンダイナムコゲームス 26.4万本

【2013年7月期の家庭用ゲーム市場について】

 月間ゲームソフトランキングでは、『逆転裁判5』(カプコン/2013年7月25日発売/3DS)が発売から4日間の集計で24.2万本を販売、前作『逆転裁判4』と同等のスタートを切り、首位となりました。ニンテンドー3DSソフトが月間ソフトランキングのトップとなるのは、これで9ヵ月連続となりました。ランキング2位には、『地球防衛軍4』(ディースリー・パブリッシャー/2013年7月4日発売/PS3)がランクイン。 Xbox 360版とあわせて22.4万本の販売となり、シリーズ最高の販売本数を記録しています。

 そのほかのソフトでは、3位が15.6万本を販売した『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』(任天堂/2013年7月18日発売/3DS)、4位が14.9万本を販売した『ピクミン3』(任天堂/2013年7月13日発売/Wii U)となりました。続く5位の『ドラゴンズクラウン』(アトラス/2013年7月25日発売/PS Vita/PS3)は、PS3版が10.9万本、Vita版が7.6万本と2機種合計18.5万本を販売、7月期は月間ソフトランキングのTOP5が新作タイトルとなっています。

 ハード市場では、ニンテンドー3DSがシリーズ合計で月間18.7万台を販売しました。7月18日に、特別仕様のニンテンドー3DS LLと『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』のダウンロード版ソフトがセットになった『ルイージ30周年パック』が発売され、同ハード本体の販売を牽引しました。プレイステーション Vitaは、7月期に6.8万台を販売し、月間2位となっています。また、Wii Uが5.2万台を売り上げ、月間3位となりました。

 2013年8月期には『ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ』(バンダイナムコゲームス/2013年8月1日発売/3DS)が登場するのをはじめ、夏休み期間による市場の盛り上がりが期待されます。また、ドイツのケルンでgamescom 2013(国際ゲーム産業見本市)が2013年8月21日から開催されるため、次世代機に関連した新たな発表にも注目が集まります。<ファミ通調べ>

(注)ソフトの売上本数については、集計期間中に販売されたすべてのタイトルを対象としています。
2種類以上のバージョンや周辺機器・本体等との同梱版が発売されているソフトのデータは、すべての種類を合計した数字となります。
(発売日は前に発売されたもの、価格は通常版を表示しています)