独立により今後のタイトル展開にどんな変化が?
Activision Blizzardが、経営陣らによる合計82億ドルもの巨額の取引で親会社Vivendiから独立することを発表した。
取引内容は、Activision Blizzard本体が4億2900万株を58億3000万ドルで、CEOのBobby Kotick氏と共同経営者のBrian Kellyらによる投資グループが1億7200万株を23億4000万ドルで、Activision Blizzard株をVivendiから購入するというもの(金額はいずれも一株あたり13.6ドルでの計算)。Kotick氏らの投資グループ(中国テンセントなども参加)の保有比率は24.9%。これによりVivendiは親会社ではなくなり、8300万株(全体の約12%)保有の株主となる。
同社は2007年12月にActivisionとVivendi Games(Blizzardなどを含む)が合併する形で設立された。FPS『コール オブ デューティ』やアクションRPG『ディアブロ』、RTS『スタークラフト』、オンラインRPG『ワールド オブ ウォークラフト』シリーズといった海外で高い人気を誇るタイトルを複数抱えており、親会社から離れたことによって今後どのような展開を行なっていくのか非常に興味深いところだ。