世界大会に挑む日本最強の選手が決定!
株式会社ポケモンは、2013年6月22日、東京都・東京ビッグサイトにて『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』を使用したゲーム大会“ポケモンワールドチャンピオンシップス 日本代表決定大会”を開催。この大会は、5月3日から5月6日の期間で開催された“ポケモングローバルリンク ジャパンカップ2013”の上位入賞者を対象としたもので、年齢別にジュニア、シニア、マスターの3カテゴリーに分かれ、各カテゴリー32名ずつの選手によって勝敗が争われるというもの。
決勝戦まで勝ち抜いた各カテゴリー2名ずつ、全6名の選手は、2013年8月にカナダのバンクーバーで行われるポケモンのゲームとカードの世界大会“ポケモンワールドチャンピオンシップス 2013”に招待されるとあって、日本全国からポケモンバトルたちの猛者たちが集結。ハイレベルな熱戦がくり広げられた。
当日は、朝10時から予選会がスタート。午後からの本戦を経て、大勢の観衆(本戦からはニコニコ生放送でも試合の模様を中継)が見守る中、同日16時ごろから各カテゴリーの決勝戦が取行われた。決勝戦の対戦カードは、【ジュニアリーグ】中村光汰選手 VS 寺澤凜選手、【シニアリーグ】近野拓実選手 VS 木村将輝選手、【マスターリーグ】松本悠輝選手 VS 小菅良亮選手、という顔ぶれ。各リーグの決勝戦の結果および選手たちが決勝戦で使用したポケモンは以下の通りだ。
【ジュニアリーグ】2002年以降生まれ
優勝:中村光汰(ナカムラ コウタ)選手/キングドラ、ニョロトノ、モロバレル、ハッサム
準優勝:寺澤 凜(テラサワ リン)選手/クレセリア、ヤミラミ、ナットレイ、ガラガラ
【シニアリーグ】1998以降、2001年以前生まれ
優勝:近野拓実(コンノ タクミ)選手/ランドロス、ボルトロス、ラティオス、バンギラス
準優勝:木村将輝(キムラ マサキ)選手/カポエラー、クレセリア、ハッサム、トリトドン
【マスターリーグ】1997年以前生まれ
優勝:小菅良亮(コスケ゛ リョウスケ)選手/ランドロス、ボルトロス、ローブシン、バンギラス
準優勝:松本悠揮(マツモト ユウキ)選手/モロバレル、ブルンゲル、ニョロトノ、ズルズキン
ランドロスとボルトロスの組み合わせや、耐久力に長けたクレセリアをチームに組み込むのは昨今のダブルバトルの主流だが、やはりこの大会でも数多く見受けられた。本大会のようなハイレベルなバトルとなると、意外性のあるチーム編成というよりは、技のひとつが決まるかどうかや相手の急所を突けるかどうかといった運の要素が大きく勝敗を分ける印象だ。対戦相手の行動を的確に先読みしたうえで、運を味方につけられるのも実力のうちと言えるのだろう。
ポケモンワールドチャンピオンシップス 日本代表決定大会の決勝戦に駒を進めた6名の選手は、8月のポケモンワールドチャンピオンシップス 2013で世界の強豪たちと対戦することとなる。ここ数年は北米勢に押されがちだが、今年は日本代表の活躍に期待したいところだ。
マスターリーグを制した小菅選手が語る世界大会への意気込み
――見事、マスターリーグを制した率直なご感想をいただけますか。
小菅良亮選手(以下、小菅) まったく信じられないですね(笑)! 日本代表戦では、「1勝できればいいかな」と思っていたくらいで。大会前は予選を抜けられるかどうかも不安でした。
――出場選手の皆さんの力が拮抗する中で勝利を手にされた要因はなんでしょう?
小菅 運よく読みがよく当たりましたし、たまたまポケモンの相性がよくて優勢な流れが作れたのがよかったと思います。決勝戦では、ローブシンとバンギラスが活躍してくれました。
――今後は8月の世界大会に向けての準備を進められるのでしょうか?
小菅 そうですね。この大会で新たに見えてきた課題もあるので、友だちとあれこれ相談しながら時間ギリギリまで調整を進めていきたいと思います。
――ポケモンバトルのチーム編成や技構成には流行り廃りがありますが、世界大会の前には各国の流行を研究されたりもするのでしょうか?
小菅 日本国内の研究はかなりしているのですが、海外プレイヤーの情報は入手する手段が限られているんですよね。なので、フタを開けてみないとわからないところがあります。ただ、せっかく日本代表決定大会でいい成績を残せたので、世界大会でも結果を出すことを目指してがんばります!