大勢のファンに祝福されて、ソニックは満22歳に!
セガは、2013年6月23日、東京ジョイポリスにおいて、人気キャラクター“ソニック”の誕生日を祝うイベント“ソニック バースデーパーティー2013”を開催した。
メガドライブで『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』が発売されたのが、1991年6月23日。ソニックが20周年を迎えた2011年に開催されて以来、もはや恒例となったソニックのお誕生日会だが、今回も満員御礼。多くのソニックファンの祝福を受けながら、華やかなパーティーとなった。
イベントでは、まず『ソニック』シリーズプロデューサーの飯塚隆氏が登場し、シリーズの歴史を振り返っていくことに。とくに今回は、「ソニックは、セガを代表するアクションゲームのキャラクターに、ということで、青い体に赤い靴で生まれました」(飯塚氏)という具合に、キャラクターに焦点を当てた形での振り返りとなった。
シリーズの歴史をひと通り振り返った後、2013年秋発売予定の最新作、『ソニック ロストワールド』(Wii U、ニンテンドー3DS)の紹介に。飯塚氏は本作について、「いままでと同じではなく、新しい感動、新しい遊びを皆さんにお届けしようということで、従来のフォワードビュー、サイドビューという決まったスタイルではなく、まったく新しいプレイスタイルで制作しています」と説明した。
そして本作の魅力をより詳しく説明するべく、Wii U版のゲームディレクター岸本守央氏と、ニンテンドー3DS版のゲームディレクター平林孝朗氏が登場。実機デモを交えながら、新しくなった『ソニック』を解説してくれた。
最後に岸本氏は、「チーム全力で、ソニックのアクションゲームを追求しました。本当に3年間、これ以上一滴も絞り出せない、というくらいまでがんばったタイトルです。ぜひ秋の発売を楽しみにしていてください」とコメント。
平林氏は、「開発は終盤で、夜も寝る時間がないくらい、それで昼間に疲れてちょっと寝てしまうくらい(笑)、がんばって開発しています。なんとか秋には、遅れずに発売できるようにしますので、楽しみにお待ちください」と挨拶した。
続いて、『ソニック ロストワールド』のサウンドディレクター、大谷智哉氏が登場し、本作のサウンドについて語ってくれた。大谷氏によると、本作では、「ソニックをいいアクションゲームにしたい、とディレクターに、耳にタコができるくらい聞かされました」(大谷氏)とのことで、とことんそこに力を尽くしたのだそうだ。多彩なステージに合わせて、「ありとあらゆる音楽、ソニックでこんな曲もありなのか、というような曲も作りました」(大谷氏)のだそうだ。
また、今回は、ボーカル曲は1曲も採用していないとのこと。それも「よりよいもの、アクションゲームを楽しんでもらうための音楽、というところに本気で取り組みました」(大谷氏)というわけだ。
最後に大谷氏は、「サウンドも、最後の悪あがきで、仕上げのクオリティーアップを続けています。ゲームが楽しくなるように、一生懸命いろいろ仕込んでいますので、楽しみにしていてください」とアピールした。
そして紹介コーナーの締めとして、再び飯塚氏が登場。飯塚氏は、「ここでは語りきれないくらい、いろいろなステージがあります。いろいろな遊びが入っていて、1面1面、全部が違う遊び、違う見た目で作っているので、開発陣は本当にたいへんな思いをして取り組んでいます。開発は大詰めで、間違いなく、今年の秋に発売できますので、楽しみにお待ちください!」と挨拶した。
続いては、スペシャルゲストとして、ソニックシリーズのサウンドディレクター、瀬上純氏が登場。瀬上氏は、自身が出演する“JAPAN Game Music Festival 2013”(詳細は→【JAPAN Game Music Festival 2013公式サイト】)の告知をするとともに、ソニックに関する最新情報をまとめて紹介してくれた。詳細はソニックチャンネル(→【ソニックチャンネル】)で確認してほしい。
最後に、ゲスト全員がステージに揃い、いよいよこの日の主役、ソニックをステージにお迎え。特製のバースデーケーキのまわりに全員が集まり、ソニックの誕生日をみんなでお祝いして、ステージは終了となった。