『神トラ』続編、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』の感触をプレイリポートでチェック!【E3 2013】

2013年6月11日~13日(米国時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されている世界最大級のゲーム見本市E3 2013(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ 2013)。任天堂ブースにて試遊できたニンテンドー3DS『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』(2014年初頭発売予定)のプレイリポートをお届けする。

●22年越しの続編は、まさに『神トラ』の感覚!

 2013年6月11日~13日(米国時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されている世界最大級のゲーム見本市E3 2013(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ 2013)。任天堂ブースにて試遊できたニンテンドー3DS用ソフト『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』(2014年初頭発売予定、英語タイトルは、『The Legend of Zelda A Link Between Worlds』)のプレイリポートをお届けする。

 『神トラ』こと『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は、1991年にスーパーファミコンで発売された、『ゼルダの伝説』シリーズの第3作で、いまだに2D『ゼルダ』の最高傑作と言われるほどの名作である。『時のオカリナ』をシリーズ最高峰と言う人も多いが、2D好きな人には『神トラ』こそシリーズ最高傑作と言う人もいる。あれから22年。赤ん坊が大学生になるくらいの月日が経って、続編が発表された。『ゼルダ』シリーズは、そのあいだもいくつも出てきたが、“2”の名前がつく続編はシリーズで初めてだ。シリーズファンにとっては、「待ってました!」という声も多い反面、「なんでいまごろ?」と疑問視する人もいるだろう。だが。ここは強調しよう。“だ・が・!”。遊んでみれば、そんな疑問はあっという間に吹っ飛び、『神トラ』の楽しさを思い出すことは間違いない。

▲こちらは海外版のロゴ。タイトルは、『The Legend of Zelda A Link Between Worlds』。日本語だと“世界のつながり”だろうか。ちなみに、『神々のトライフォース』の海外版タイトルは『A Link to the Past』で、“過去へのつながり”などと訳されていた。どちらも主人公リンクの名前をもじっているのがニクイ。

▲『神トラ2』のメインビジュアル。「見たことある!」と思った人は、ご名答。壁の前にいるリンクの顔、ポーズは『神トラ』とほぼ同じだ。

 今回試遊できたのは、フィールドの探索とダンジョンへの挑戦ができるふたつのモード。フィールドの探索では、前作(『神トラ』)のリンクの家やハイラル城近辺の探索ができる。グラフィックは、3Dにリファインされているものの、どれも知っている場所で登場する敵も見たことがあるものばかり。思わず、「こっちに薬屋のおばあさんいたよなあ」とか「ここの岩が壊せなくて通れなかったよなあ」と、当時を懐かしんでしまう(厳密には、いろいろ配置が変わっている模様)。そんな楽しみができるのも、『神トラ』の続編ならではだ。

▲どれも見たことある地形、見たことある敵が表示されている。

▲スケルトンを斬ろうとするとジャンプで避けるのも、前作譲り。タイミングを合わせて斬るというテクニックも前作譲り。

 ダンジョン探索で挑めたのは、塔のタイプのダンジョン。『神トラ』にもあったヘラの塔に近い作りで、登場する敵はヘラの塔と同じく、『マリオ』のメットのような黒いヘルメットをかぶったような敵(名前はポーン。剣で攻撃すると、リンクが反動で弾かれるのもいっしょ)が中心だった。しかし、仕掛けはヘラの塔と同じではなく、むしろ『神トラ』の闇の神殿に近い。ヘラの塔にもあったクリスタルスイッチ(赤と青の球体で、攻撃すると同じ色のブロックがせり上がる)に加えて、ぴょこぴょこ顔を出すモグラブロックが配置されており、手持ちのマジックハンマーでブロックをつぶして進んでいくのだ。どちらも『神トラ』にあった仕掛けで、それらを組み合わせているものの、前作経験者ならば仕掛けを見た瞬間に「ああ、知ってる!」となるので、得意げになれるはずだ。

▲赤いクリスタルスイッチと、連動するブロック。リンクが攻撃している敵は、テール。

 しかし、得意げになれるのも一瞬だけ。『ゼルダ』は、そんな生やさしいゲームではない。当然ながら、各仕掛けには、新たな要素が追加されており、プレイヤーはそれらの仕掛けを駆使した謎に挑むことになるが、それこそが『神トラ2』の新要素に結びついている。具体的には、ハンマーで叩いたモグラブロックは一定時間が経過すると、つぶれた状態から下の状態に戻る。その際、リンクがモグラブロックの上に乗っていると、ブロックが戻った反動でリンクが上の階に飛ばされるのだ。ヘラの塔でも、階下に飛び下りる仕掛けはあったが、今回はそれを逆に上に上がっていくようなイメージ。3DSならではの高低差を活かした仕掛けになっているというわけだ。そんなクリスタルブロックとモグラブロックの反動で上へ上へと目指していると、突然、先への道がなくなるときがある。対岸に渡りたいのに渡れない。これまでは、こういったときにはフックショットを使っていたが、『神トラ2』では、ここで新要素を使う。

▲モグラブロックの反動を使って飛び上がるリンク。

▲マジックハンマーで地面を叩いて、ポーンをひっくり返す!

  この新要素こそ、『神トラ2』の最大の特徴であるリンクの“壁画化”だ。『神トラ2』では、壁沿いでAボタンを押すことにより、リンクがエジプトの壁画調の見た目になり、同時に壁に張りつくことができる。ペラペラになって壁画に張りついたリンクは、足場のない場所でも壁伝いに移動し、対岸はもちろん、鉄格子をすり抜けて、格子の向こうにも渡れるのである。なお、壁画化ができるのは平らな壁のみ。デコボコした壁では壁画化できないだけでなく、壁画状態でその壁を移動することもできない。これらを駆使して、塔の最上階に上ると、ヘラの塔の押すと同じ、デグテールらしき敵が現れる。さあ、いざボス戦! ……となるところだが、あえなく筆者のプレイ時間はここで終了。画面に“Thank you playing”と表示されてしまった。

▲壁画調のリンク。エジプトチックになっても、男前は男前。

 残念ながらプレイは途中で終わってしまったが、上記以外でわかったことを記しておこう。まずアイテム。マジックハンマー以外に、弓矢、爆弾、ファイアロッドなどが確認できた。アイテムの持ち替えは下画面で使いたいアイテムを、同じく下画面にあるXやYボタンなど、割り振りたいところにドラッグすると装備できる。また、アイテムに個数の概念がなくなり、爆弾も弓矢も、使うたびに画面内のゲージが消費されるようになった。このゲージは壁画化にも使われ、壁画になっているあいだはゲージが消費される仕組みだ。とはいえ、ゲージは一定時間使わずにいると、自動回復するため、それほど困らない。アイテムを連発するときなどは、注意が必要そうだ。そして、地形。『神トラ』と同じような地形、地図になっているが、今回挑んだ塔タイプのダンジョンは、『神トラ』の東の神殿あたりの位置に立っていた。ヘラの塔が移動したのかどうかはわからないが、ある程度の地殻変動が起きていそうだ。そもそも『神トラ』との時系列の関係も含め、まだまだ謎が多い。

 22年ぶりに続編が登場する『神トラ』。アメリカでは、2013年11月の発売予定となっているが、日本では2014年初頭発売の予定となっている。2D最高の『ゼルダ』の名を受け継ぐものは、変わらない安心感と新たな仕掛けで、最高の名を塗り替えるのか。ぜひ期待したい。

▲任天堂ブースでは、3DSのソフト試遊台がまとまっており大行列ができていた。だが、『神トラ2』だけは試遊台を身体につけたコンパニオンのお姉さんがウロウロと歩いており、声をかけると遊ばせてくれる。そんなお姉さんにお写真いただきました。



(C)2013 Nintendo
※画面は開発中のものです。