描き下ろしイラストや生アフレコが大反響!
2013年3月28日に発売された、コーエーテクモゲームスのプレイステーション・ポータブル用ソフト『下天の華』の購入者限定発売記念イベントが、本日5月19日、アニメイト横浜店で開催された。本記事では、その様子をレポートする。
まずステージに登場したのは、コーエーテクモゲームスがプロデュースする“ネオロマンス”応援団、“アンフィニ”のメンバー。出演予定に名前がなかった彼らの登場にファンがどよめく中、“アンフィニ”は自らが担当した『下天の華』のエンディングソング、『WILD SURVIVOR』をイベント限定スペシャルVer.で熱唱。一気に会場を盛り上げた。
続いて第1弾のプロモーションムービーが流れた後、本イベントのメインゲスト、織田信長役の松風雅也と、明智光秀役の野島健児が登場。「このような所まで来るとは、余程、余に会いたかったと見える。愛(う)い奴よ……今日の逢瀬、とくと楽しむがいい。」(織田信長)と、 「おや? 何か私に用かい? 仕方ないから付き合ってあげるよ。やさしい兄様でよかったね、桔梗?」(明智光秀)と、それぞれキャラクターのセリフとともに現れた。ファンとの近さに驚きつつ、松風が挨拶代わりとばかりに「今日は野島さんとふたりで、全員をハグしていきますから(笑)。」と言うと、ファンからはひと際大きな歓声が上がった。
最初はふたりを迎えてのトークショウ。「ゲームプレイのほうはいかがですか?」という問いに、野島が「PSPを買ったんですよ。で、遊んでる画面をツイートしたんですよね。」と答えると、ファンからは苦笑いが。すかさず松風が「ひどいの、野島さんの主人公に当初つけられた名前、ひらがなで“のじこ”っていうんですよ。ガッカリなんですよー!(笑)」と突っ込むと会場は笑いに包まれ、「あれ、一気に900ツイートぐらいされたよ(笑)」(野島)で、さらなる笑い声が上がった。ゲーム自体は、「2周して、やっと自分の歌が聴けました!」(野島)とのこと。
つぎに、ゲーム中で信長と光秀が登場する思い出深いシーンを振り返りながらのトーク。それぞれのシーンに沿った質問を演じた本人たちにも答えてもらおうということで、1番目は主人公が織田信長にわざとつまずくシーン。松風曰く「(織田は)世界を見ていたんです(笑)。」というシーンにちなんで、「もし庭で寝ているところに上から姫が降ってきたらどうしますか?」という質問に、「避けます! そして上から見ます(笑)。」(松風)。野島は、「走っていって両手を差し伸べて抱きかかえて……あ、あと光る石をこう……(笑)。」とパロディな回答。
2番目は、スチルが映し出されるや大きな歓声が上がった、喋り続ける主人公を黙らせるために光秀が饅頭を食べさせるシーン。「光秀の1枚目がこれ!?(笑)」と、野島。「隣の女の子のお喋りが止まらない時、野島さんならどうやって止めますか?」という問いに、野島は「え、何饅頭を入れるかって話ですか?」という冗談を挟んだ後、「僕なら最後まで聞くかもしれないですね。」とコメント。
3番目は、悩みを隠す主人公を信長が抱き寄せ、悩みを聞きだすシーン。「なんで信長ばっかりいいシーンなの!(笑)」とやっかむ野島。「恋は攻めるほうですか?」という質問に、「攻めますね。」と断言する松風。「ゲームの中でもそういうメッセージがありますけど、攻めていったほうがいいです。好きなら好きって言わないとダメですよ。」(松風)。それに対し、野島は「あ、僕はお金で(笑)。」と笑いを誘った。
4番目は、主人公が光秀を看病しているシーン。先程の饅頭のシーンとは打って変わってシリアスな場面に、ファンからはため息がこぼれた。松風から「仮病のシーンですか?(笑)」と茶化されつつ、「病気になって看病されてしまい、距離がグッと近付くシーンですね。」と野島が説明。「野島さんは風邪を引いてしまったら、こっそり治したいですか? それとも手厚く看病してほしいですか?」という質問には、「滝に打たれてます(笑)。」と笑いをとった後に、「僕、風邪を引いた状態で仕事に行っても、何故か誰にも気付かれないんですよね。だから、誰か労わって!(笑)」とコメント。さらに、「弱ってる時がチャンスですよ。弱ってる時にやさしくされたら……何か買ってあげちゃうよ(笑)。」と冗談を飛ばし、場を沸かせた。
そして最後は、謀反を疑われていた光秀が身を挺して信長を庇ったシーン。史実とは違う展開も『下天の華』の魅力であるということが語られた。
続いては、“もしもの華コーナー”。「もしも『下天の華』のキャラクターが○○だったら……?」というお題のもと、キャラクターデザインの琥狗ハヤテさんに今回のイベントのためだけにイラストを描き下ろしてもらったことが発表されると、会場からは拍手が起こった。ファンからは、学生、医者、家臣との立場入れ替わりなどの予想が飛び出す中、1枚目のお題は“衣装交換”と発表。「光秀の衣装は重そう」、「俺、イベントで地蔵の話してたから絶対地蔵だよー!(笑)」(松風)とさまざまな予想が飛び交った後、イラストが公開。ファンからは大きな歓声が上がった。そして、そのイラストを元にした書き下ろしドラマの生アフレコも行われた。
そして、2枚目のお題は“安土学園”。学生という予想が的中し、ファンからは拍手が巻き起こった。信長は生徒会長、光秀は保健の先生とファンの多くが予想し、松風自身は「信長は理事長の息子!(笑)」と予想する中、イラストが公開。またもやファンの予想が的中し、会場からは声にならない叫びが上がる中、このイラストにも生アフレコが行われた。
ここで、キャラクターデザインの琥狗ハヤテさんからのコメントが紹介。さらに、今回公開された2枚の描き下ろしイラストはポストカードとしてイベント参加者にプレゼントされることも発表された。
◆琥狗ハヤテさんのコメント
「この度は『下天の華』をお買い上げくださり、ありがとうございました。キャラクターデザインとして参加させていただき、私もうれしく思っています。皆さんもよくご存知の武将との恋はいかがだったでしょうか? 完成されたシナリオの中で個性豊かに生きる彼らですが、合わせてキャラのビジュアルも楽しんでいただけたら幸いです。これからも末永く『下天の華』をよろしくお願いします。」
続いて、『下天の華』のコミカライズ情報が紹介。2013年5月28日発売の月刊誌『ARIA』7月号(講談社発行)に掲載される第1話の未公開シーンの一部が、特別に先行公開された。そして、コミカライズを担当した、くまだゆかさんからのコメントも紹介。
◆くまだゆかさんのコメント
「『下天の華』発売記念イベント、開催おめでとうございます。ゲーム発売から早2ヵ月、皆さん、まだまだ安土城での忍ライフを楽しまれていることと思います。今月28日には、月刊誌『ARIA』にてコミカライズ連載が始まります。お気に入りのキャラクターがマンガの中ではどう動くのか、ぜひ楽しみにお待ちいただければ幸いです。ゲームと併せて、マンガ『下天の華』も応援よろしくお願いします。」
最後は“アンフィニ”のメンバーも再登場し、特別なプレゼントが用意されたジャンケン大会が開催。出演者たちの直筆サイン色紙や、6月30日開催の『下天の華』オンリーイベント“下天の華 ~蛍見の宴~”で販売されるグッズが先行でプレゼントされるとあって、ファンは気合を入れてゲストたちに挑んでいた。
締めは、松風、野島のふたりが、それぞれまずは信長、光秀として挨拶。
「意外と楽しませてもらったよ。君も同じ気持ちなら、またいつでも、兄様に会いにおいで。私の小鳥?」(光秀)。
「もう帰る刻限か。そう名残惜しげな顔をするな……腕の中から、離したくなくなる。では、つぎの逢瀬を楽しみにしている。」(信長)。
“アンフィニ”は代表でG.meeが挨拶。自身が演じた時雨のセリフも交えつつ、「次回は時雨たちの逢瀬も用意してもらえるよう、メンバー一同がんばっていきますので、よろしくお願いします!」とコメントした。
野島は、「下天の華』の熱がすごく伝わってくるイベントでした。皆さんの反応の大きさや皆さんの顔を見ていると、応援と楽しみにしてくださっている想いが伝わってきましたので、僕たちの熱も上がってきて、どこかでこの熱を発散したいと思っています。そのためには、まずお饅頭が必要だと思いますので、“下天饅頭”とかいいんじゃないですか?(笑)」とコメント。
松風は、「僕たちはいつもマイク相手に演技しているので、今日は皆さんの顔を見るのがすごく楽しみでした。皆さんにお会いできて、本当にうれしく思っています。信長のセリフにもあった通り、つぎの逢瀬は決まっています! 初のオンリーイベントで、ネオロマシリーズの先輩たちに負けないよう盛り上がっていきますので、応援よろしくお願いします。」と挨拶し、イベントを締めくくった。