サプライズゲストも登場!

“ゲームミュージックLIVE”で『KH』や『かまいたちの夜』などが登場【ニコニコ超会議2】_01
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 2013年4月27日(土)、28日(日)に千葉県・幕張メッセにて開催される“ニコニコ超会議2”。4月27日に、RED STAGEにて録音専門オーケストラ“gaQdan”による“ゲームミュージックLIVE”が行われたのでお届けする。

 来場者たちが皆思い思いの場所に腰を落ち着ける中、ライブのスタートを飾ったのは、『ロックマン』の「Opening-Rockman 3」。その後も『勇者のくせになまいきだ』や、『MOTHER』など、メーカーの垣根を越えた幅広いジャンルの楽曲を演奏。観客たちはじっと聞き惚れていた。

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 後半からは、熱い曲の連続で会場もヒートアップ。また、「天国と地獄<完全版>」(『あかちゃんはどこからくるの』)の演奏の際には、セガの光吉猛修氏も映像で特別出演。挨拶のみにとどまらず、映像にて歌唱する光吉氏に合わせてオーケストラ演奏も行われ、会場を盛り上げた。そして今回演奏された『勇者のくせになまいきだ』、『無限回廊』、『タイムトラベラーズ』の楽曲はノイジークロークの坂本英城氏が、『キングダムハーツ』は下村陽子氏が、『クリムゾンシュラウド』は崎元仁氏が、それぞれ本ライブのためだけに選出している。最後は『タイムトラベラーズ』の「Final Time Travelers」でしっとりと飾り、ライブを締めくくった。

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▲映像で光吉氏も参加。
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<セットリスト(リリースより抜粋)>
M1 「Opening-Rockman 3」/カプコン FC『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』より
M2「手のひらの世界」/SCE PSP『勇者のくせになまいきだ』より
M3「Prime 919」/SCE PS3/PSP 『無限回廊』より
M4「Prime 457」/SCE PS3/PSP 『無限回廊』より
M5「Snowman」/任天堂 FC『MOTHER』、『MOTHER 2』より
M6「信長メドレー OVERTURE―狼煙」/コーエーテクモゲームスFC『信長の野望』より
M7「7第二部捜査終了」/エンターブレイン FC『オホーツクに消ゆ』より
M8「かまいたちの夜メドレー」/スパイク・チュンソフト SFC『かまいたちの夜』より
M9「キングダムハーツメドレー」/スクウェアエニックス PS3『キングダムハーツHD1.5 Remix』より
M10「クリムゾンシュラウドメドレー」/LEVEL 5 N3DS『GUILD 01』収録TRPG『クリムゾンシュラウド』より
M11「Eight Melodies」/
M12「天国と地獄<完全版>」/セガ NDS『あかちゃんはどこからくるの』
M13「Final Time Travelers」/LEVEL 5 N3DS/PS Vita/PSP『タイムトラベラーズ』より

ライブ終了後にショートインタビュー

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 ライブ終了後に、gaQdan コンサートマスター/第一ヴァイオリンである土屋雄作氏に、本ライブの感想を聞いてみました。

――ライブを終えたいまのお気持ちを聞かせてください。
土屋雄作氏(以下、土屋) ニコニコ超会議と新たな試みで、僕たちの演奏にどんな反応をいただけるか不安だったのですが、終わったあとにもずっとアンコールをいただけてとてもうれしかったです。ウェブで観ている方も「8888(※パチパチ、拍手の意味」のコメントで盛り上がってくださったみたいで、嬉しい悲鳴を上げていますね。僕等は普段はゲームの中の要素である楽曲を演奏収録しているグループなので、じつはライブ出演はあまりしていないのですが、皆さん真摯に聴いてくださったのがとても印象的でした。また機会があればぜひやりたいですね。

――土屋さんのお気に入り、あるいは印象的な曲をひとつあげるならどれですか?
土屋 『Mother 2』の「Snowman」ですね。ソロでオーケストラ演奏をバックに弾かせてもらうことってなかなかないのですが、今回この曲をソロ対オーケストラという形で奏でさせていただいてうれしかったです。兼ねてからやりたかったことがひとつ叶えられたかな、と。

――では、最後にメッセージをいただけますか?
土屋 gaQdanは、これからもゲーム音楽に関わっていきますし、人に近い音、人に寄り添う音をずっと出し続けていきたいなと思っています。ぜひ、今後もご注目ください。