世界的プロゲーマーのウメハラと、カリスマブロガーのちきりんがトークショーを開催!

2013年3月29日、下北沢の本屋B&Bにて、世界的プロゲーマーの梅原大吾氏とスーパーブロガーのちきりん氏による、“梅原大吾×ちきりん 梅原大吾『勝ち続ける意志力』刊行記念トーク「ウメハラ流・仕事術とは」が開催された。

●トークイベントは超満員の大盛況!

 2013年3月29日、下北沢の本屋B&Bにて、世界的プロゲーマーの梅原大吾氏とスーパーブロガーのちきりん氏による、“梅原大吾×ちきりん 梅原大吾『勝ち続ける意志力』刊行記念トーク「ウメハラ流・仕事術とは」が開催された。

 梅原大吾氏は、ゲームファンから“神”と崇められ、「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定もされているプロゲーマー。一方のちきりん氏は、Twitterのフォロワーが約10万人もいるカリスマブロガー。ちきりん氏が自身のブログで、梅原氏の仕事術をまとめた書籍『勝ち続ける意志力』を絶賛したところ、即日Amazonで品切れ状態になり、書籍品切れの間に電子版が一気に数千ダウンロードされたという。この経緯をもとに、ビールも飲める本屋として人気の本屋B&Bからの提案により、今回のトークイベントが実現したそうだ。

梅原大吾氏。

ちきりん氏。

 トークショーには60名あまりのファンが参加し、会場は超満員の状態に。意外(?)にも参加者の中に格闘ゲームファンはそう多くなく、ちきりん氏のブログをきっかけに梅原氏の著書『勝ち続ける意志力』を知り、梅原氏に興味を持ったという方が大半を占めていた。この会場の様子に梅原氏は「ゲームに詳しくない方々の前で話す機会はあまりなく、緊張しています。今日はちきりんさんに引っ張ってもらいたいです」と少し緊張した様子だった。

 トークは、ちきりん氏が梅原氏に質問を投げる形で進行。まずは、小さいころは『ドラゴンクエスト』などのRPGもプレイしていたが、格闘ゲームをプレイするようになってからは、対戦相手によって戦略を変えなければならないというひとり用ゲームにはないおもしろさに気付き、次第にゲームそのものよりも対戦相手との駆け引きを楽しむようになっていったことを、ガキ大将だった少年時代のエピソードを交えながら語っていた。

 梅原氏は、格闘ゲームに打ち込んでいくなかで学んだ、勝ち続けるために必要なもののひとつとして“工夫”することを上げていた。かつて梅原氏は、数年プレイしていなかったゲームの大会に出場し、何年もプレイし続けていたプレイヤーをものともせずに優勝してしまったことがあったそうだ。ゲームは、ふつうは3年も経てばやっていない人を追い抜けるはずだが、「何も考えずにプレイしているだけでは10年続けようが何も変わらないんです」と梅原氏。これはゲームに限らず、仕事などの一般生活にも言えることで、「毎日少しでもいいから工夫して変化することで進化できる」そうだ。また、変化しようとするときに、変化してよくなるのか、悪くなるのかを考えていてはダメだという。その理由を「よくなることがわかっている変化は、ほかの人も気づいているので、トップを目指すのであれば遅い」と、トッププレイヤーならではの視点で解説。ただ、物事には段階があるので、何事においても始めたばかりの人は、まずはうまくいっている人のマネをすることが、上達への近道とのこと。

 ちきりん氏は、梅原氏の引退時期についても質問をぶつけていた。サッカーの中田選手のように若くして引退する人もいれば、カズのようにボロボロになるまで長く続ける人もいると、実際のプロスポーツ選手を例に上げ、「梅原さんはどちらのタイプですか?」と質問。これに対して梅原氏は、「実力ではなく、名前で勝負するようになったら辞める」と即答。梅原氏は体が衰えたら辞めるということは、反射神経などの才能があったから勝てていただけということになってしまい、「それは許されない」そうだ。自身の成功は積み重ねた努力や工夫によるところが大きいという自負があるため、体の衰えは取り組み次第で補えるはずだという。「だから中田選手というよりは、カズみたいにボロボロになるまで続けると思う」とのこと。

また、「それだけ毎日努力を続けられるのはなぜか?」というちきりん氏の問いには、「自分が成長するためだから」と梅原氏。ゲームに勝つことを目標にしているのではなく、ゲームのやり込みを通じて自身を成長させるために毎日努力を続けているそうだ。このほかにも、ちきりん氏からのさまざまな質問に応え、最後の質問タイムではファンからの問いかけにも快く応えながら交流を図っていた。