『救声主』がニンテンドー3DSタイトル開発向けに最適化された高機能なミドルウェア『ADX2』に統合

“CRI ADX2”がUnreal Engine 4やCryENGINE 3など各種エンジンに対応_01

 CRI・ミドルウェアは、ニンテンドー3DS用タイトル開発向けに、CRIのオーディオ用ミドルウェア『CRI ADX 2』(以下『ADX2』)を特価で提供するキャンペーンを2013年3月25日より実施する。

 『ADX2』はゲーム開発向けオーディオシステムとして国内外で広く使われているミドルウェア。CRI・ミドルウェアは、『ADX2』を通じて、国内累計販売数が1000万台を突破したニンテンドー3DS(2013年1月、エンターブレイン調べ)向けの、タイトル開発のクオリティ向上や開発効率化を、強力にサポートする。

以下、リリースより抜粋。

■3DS向け「ADX2」を「救声主」価格で提供

 ニンテンドー3DS(以下、3DS)向け「ADX2」は、「ニンテンドーDS」(以下、DS)向け高音質・高圧縮サウンド再生システム「救声主」の後継製品です。「救声主」は音質を損なわず音声データを高圧縮するのを特長としたシンプルなシステムで、キャラクターの声を大切にするアドベンチャーやRPGなどのゲームからクリアな音声が求められる語学教材まで、さまざまなジャンルのDS用タイトルに採用されました。その後、全機種対応のオーディオシステム「ADX2」に統合され、「救声主」の特長を保持しながらも、3DS向けの特長や圧縮以外の機能も備えて、3DSタイトル開発向けに最適化された高機能なミドルウェアに進化しました。

 この度CRIは、この多機能に進化した3DS向け「ADX2」を、以前の「救声主」の価格でご提供する、特価キャンペーンを実施します。

【キャンペーン詳細】
・対象:2013年4月以降に発売される3DSタイトル
・製品:ADX2
・期間:2013年3月25日(月)~2013年6月30日にお申し込みをいただいた企業様
・価格:37万円/タイトル~

 「救声主」を使ったことがある方もない方も、ぜひこの機会に、使いやすくなったツールや進化した機能を「ADX2」で体感して頂ければと思います。

■3DS向け「ADX2」の特長

1.圧縮率が大きく向上し、3DS専用カードの低容量化に貢献
32kHzステレオBGMの場合で2GBのROMに約73時間分、3DS標準の約4倍の音声が収録可能。さらに楽曲など音声以外のゲームデータの圧縮にも対応(「救声主」は音声のみの圧縮)。

2.同時発音数を強化
アプリケーションのCPU負荷を増加させずに、従来のADPCM再生に加えて、16本の高圧縮したステレオ音声をROMからダイレクトにストリーミング再生することが可能。

3.サウンド制作を効率化する2つのプレビュー機能
・実機プレビュー:PC上で作成した音の3DS実機上でのプレビューを手軽に実現。
・インゲームプレビュー:3DS実機と「ADX2」のサウンドオーサリングツールを通信で接続し、動作しているゲーム上でのリアルタイムのサウンド調整を実現。サウンド調整やデバッグの大幅な時間短縮が可能。