第5回は“キルマリア”をピックアップ

 セガより発売中のPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『シャイニング・アーク』。本作に登場する魅力的なキャラクターたちを、キャラクターデザインを務めるイラストレーターのTony氏と澤田プロデューサーのコメントとともに全8回にて紹介する。

『シャイニング・アーク』キャラクターをキャラデザ担当Tony氏のコメントとともに紹介【全8回:その5】_03
『シャイニング・アーク』キャラクターをキャラデザ担当Tony氏のコメントとともに紹介【全8回:その5】_02
『シャイニング・アーク』キャラクターをキャラデザ担当Tony氏のコメントとともに紹介【全8回:その5】_01

キルマリア(CV:早見 沙織)
黒い翼を持つパニスを悪魔だと信じて追い続けているシスター。とにかく正義のかたまりのような娘。本来は生真面目で堅物な性格だが、そそっかしいところも多く、わりとドジっ娘。悪を発見すると持ち前の慎重さを失い、自制がきかないほど暴走気味で、やりすぎてしまうアブナイところも。二丁の銃を自在に操り、血のように赤い瞳で狙った獲物は逃がさない。神の敵に対しては容赦がない。
― Profile ―
名前:キルマリア・アイディーン
クラス:エクソシスト
年齢:17歳
武器系統:二丁拳銃
種族:人間
主要魔法:回復&神聖魔法
役割:遺跡調査担当
特技:正義

■Tony氏コメント
顔は、典型的な黒髪美人を飾りなくストレートに表現した、僕らしいキャラだと思います。設定的にエクソシストでシスターで二丁拳銃というわかりやすい記号が揃っていたので、すんなりとデザインできましたね。全身絵のポーズも二丁の銃をクロスさせるなど、中二病全開で遊んでみました。肌の露出はフトモモにすべてを集約しているのがポイントかな。これほど容姿端麗なのに性格がとても“残念”なところがとても気に入っています(笑)。ふだんの僕では描かないような、おもしろい表情をたくさん描けたのも楽しかったです。本当に楽しいキャラですよ。
■澤田プロデューサー コメント
前々からやりたかった、温存していたキャラのひとつで、デザインにも私の趣味がかなり入っています。これぞTonyキャラだという象徴的な存在感を出したかったのがいちばんですかね。Tonyさんには“黒髪のシスターさんで二丁拳銃で、瞳は真紅でミニスカで”と伝えたところ、つぎの日にはデザインが完成していたくらい、イメージのシンクロ感はバッチリでした。
“黙って立っていると美人なのに”という残念系キャラ設定は、完成したゲーム内では私の想像以上になっていて、大丈夫かと心配になったくらい(笑)。キルマリア本人はいたってマジメにやっているのに、まわりからは完全にギャグ担当にされているという、そのギャップの可愛いさが彼女の魅力。キメ台詞の「正義(ジャスティス)!」を連呼しまくる怪しい女の子なので、物語中でもあまりにおもしろすぎるその人物像から、村の子どもたちからお年寄りまで、大人気になってしまうキルマリアさんはじつに微笑ましいのです。ファンのみなさんにも愛されるキャラになるとうれしいですね。劇中で何回「ジャスティス」と言ったのか数えてみたい(笑)。
声を担当していただいたのは早見沙織さん。早見さんの声には、凛とした中に性格のよさみたいな響きがあるのが気に入っていて、キルマリアにピッタリだと思いました。つねにハイテンションなキルマリアを、凛々しく、おもしろく、可愛くバッチリ演じていただけたと思います。それと早見さんは前作でも歌声がすばらしかったので、今回もフォースソングを歌っていただきました。こちらもじつにジャスティスな歌なので、ぜひ聞いてもらいたいです。劇中でもお楽しみに。