これでオープンワールドRPGって、スゴいぜ!
CD Projekt REDは、PCとプレイステーション4向けに発表している同社のRPGシリーズ最新作『The Witcher 3: Wild Hunt』の情報を公開した。
モンスタースレイヤーのゲラルトを主人公に続いてきた『The Witcher』シリーズの集大成として開発されている本作では、マップが分割されていた前作の30倍もの規模を持つオープンワールドRPGへと変貌。グラフィックも次世代コンソール機も考慮にいれたハイエンドなものへと進化している。
ゲームシステム上でも大きな進化を遂げ、非常にバラエティに飛んだ“生きた世界”を体験できそうだ。肉食動物がほかの動物を襲ったり、村人たちが村をモンスターから守ろうとしたりと、AIによってさまざまなイベントが発生(プレスリリースいわく“スクリプトで書かれたものではない”)するほか、スクリーンショットには馬や船に乗っているものもあり、濃厚なファンタジー世界を自在に旅することができそうだ。
戦闘システムもいろいろと仕込まれており、アニメーションだけでも前作の20から96へとボリュームアップ。QTEに寄らずに多彩な戦闘を実現し、蜂の巣を壊して攻撃させるといった環境を使った戦いも展開可能という。
さらに“Witcher Sense”という機能も登場。これは相手の弱点を把握するためのシステムで、例えばバジリスクを追う際に犠牲者の遺体を調べ、周囲の手掛かりを探し……といった経過を経ることによって、バジリスクと相対した際に毒腺を的確に貫けるようになるそう。
Witcher Senseは戦闘以外にも応用可能で、殺人者を探したい場合に使ったり、魔法が仕掛けられた場所や罠などが迫っている際にタリスマンが振動して教えてくれるといったものも含まれている。
クエストについては、いわゆる“おつかい型”なクエストは避けるようにしているそうで、一方で自動生成されたようなものも廃し、ストーリーラインをしっかり考え、イチから作っているとのこと。また、オープンワールドRPGらしく、さまざまなクエストを好きな順番でプレイ可能。
メインストーリーは50時間、サブ的なものまで含めると合計で100時間は楽しめると述べられており、何ともスゴいことになりそう。ちなみに「前作を知らなくてもちゃんと楽しめる」そうなので、シリーズをやったことがない人もご安心あれ。海外での発売は2014年を予定している。