『モンスターハンター3(トライ)G』強し!

 カプコンは、2013年3月期第3四半期決算短針信を発表。主力タイトルに計画未達がありながらも、『モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.』のスマッシュヒットなどもあり、当四半期の連結業績は、売上高726億99百万円(前年同期比44.6%増)、営業利益98億28百万円(同45.9%増)、経常利益100億54百万円(同72.6%増)、四半期純利益66億45百万円(同104.9%増)と増収増益となった。

 中核事業のデジタルコンテンツ事業では、主力ソフトの『バイオハザード6』が発売当初は堅調な出足を示したものの、その後伸び悩んだために計画未達となったとのこと。しかし一方で、『ドラゴンズドグマ』が採算性の高い国内市場において予想以上のヒットとなったほか、『モンスターハンター3(トライ)Gベストプライス!』も手堅く伸長し、『モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.』がスマッシュヒットとなった。
 また、モバイル分野でも、Mobage向けの『みんなとモンハンカードマスター』、GREE向けの『バイオハザードアウトブレイク サバイヴ』が手堅く推移。
 そのほか、ビーラインブランドの『スマーフ・ビレッジ』や2012年12月から配信開始となった『スマーフ・ライフ』も好調に推移。
 『モンスターハンター フロンティア オンライン』シリーズも根強い人気に支えられ、息長く業績に貢献した。
 以上から、デジタルコンテンツ事業では売上高497億20百万円(前年同期比39.2%増)、営業利益73億22百万円(前年同期比0.2%増)となった。

 その他の事業では、アミューズメント事業が減収減益に。しかしアミューズメント機器事業では、パチスロ機『バイオハザード5』が予想を大幅に上回るヒットとなったことなどから、売上高128億47百万円(前年同期比248.9%増)、営業利益37億1百万円(前年同期は営業利益20百万円)と大幅な増収増益となっている。