収録直後の今井&原にインタビュー

 2013年夏に発売予定のオリジナルビデオアニメーション(以下、OVA)『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫-』(以下、『コープスTS』)。PSPへの移植やコミック化など、さまざまな展開を見せてきた『コープスパーティー』シリーズの原点が、ついにOVAとしてアニメ化される。そんなOVA『コープスTS』を盛り上げるため、2013年2月1日(金)から、声優の今井麻美と原由実がパーソナリティーを務める『ラジオコープスパーティーR』の配信が、インターネットラジオステーション<音泉>にて配信決定。同Webラジオの収録が都内某所にて行われた。このWebラジオ収録後にパーソナリティーのふたりへ囲み取材が実施された。今度の『ラジオコープスパーティー』はいったいどんな内容になるのか? その秘密に迫る。

『コープスパーティー』のラジオ番組が配信開始――パーソナリティーは今井麻美&原由実_02
▲篠崎あゆみ役の今井麻美と、水原さつき役の原由実。ちなみにOVA『コープスTS』のオープニング曲『星屑のリング』を今井が、エンディング曲『蛍火』を原が担当している。
『コープスパーティー』のラジオ番組が配信開始――パーソナリティーは今井麻美&原由実_01

――ラジオコープスパーティーが、リターンズということで……勝手にいまタイトルの“R”を“リターンズ”としましたけれども(笑)。今井さんと原さんおふたりでのラジオが再び始まりましたが、ラジオ開始が決まったときの感想はどんなものだったでしょうか?
原由実(以下、) じつは、ラジオがまた始まりますということをよくわかっていなかったんですよ。前のラジオが終わってスタッフの皆さんとご飯を食べているときだったと思うんですけれど、「たぶん、また何かのタイミングでやるから」という話をしていたと思うんですね。麻美さんもチラッと聞きませんでした?
今井麻美(以下、今井) 仰ってましたね。
 「それはいつなんやろかー」と思っていたんですけれど、先日、事務所にスケジュールを聞いたら入っていたみたいな(笑)。ですから、「戻ってきたぞー」というよりも、自然になじんでいたという感じはありました。
今井 (笑)。前回の『コープスパーティー』のラジオが終わった流れが、私たちの中でもあまりにも衝撃的な結末だったんです。当日スタジオに収録に行って、台本をその場でいただき、スタッフの方から「あ、そうそう今日最終回です」と言われまして。「はああああ!?」みたいな(笑)。とてもびっくりなサプライズだったので、むしろそのおかげで、つぎのラジオがそのうち始まるということなんだろうと期待はしていました。

――いま第1回の収録を終えられたところですが、久々の『ラジオコープスパーティー』はいかがでしたか?
 前のラジオのときもそうだったんですけれど、ふたりで話すと時間を忘れてしまうんですよね。今回もかなりの長さ、収録をしていたみたいで。エンディングを録る前の段階で「もう50分ぐらい回ってます」というお話でした(笑)。
今井 1時間コースですね(笑)。
 そうなんです。最初、30分~40分って聞いていたので、「あれ?」って(笑)。でも、体感としてはホントに30分ぐらいしかしゃべっていない感覚だったんです。ですので、時間を忘れるほど、すごく楽しく収録できたんだと思っています。
今井 今回から、いままでの『ラジオコープスパーティー』を引き継ぎつつ、新しいコーナーが追加されていたり、けっこう効果音などがガシガシ入ってくるようになったりして、やっていてすごく楽しいんです。どんどん気持ちがノッてきちゃうみたいな。いままでと同じ内容をやっていても、効果音などの新しい面が追加されているので、聞いてくれる方も間違いなく楽しんでいただけるラジオになっているな、と思いました。

――今回、新しいコーナーも増えたということですが、おふたりにとって気になるコーナーはありましたか?
 私は、ポテチを食べながら、皆さんのお悩み的なものにお答えするというコーナーですね。すごく斬新だなと。皆さんのお悩みにお答えすることも楽しみですし、ポテチを食べるのも楽しみですし、素敵なコーナーができて、すごくうれしいなと思いましたね。
今井 ちなみに、そのコーナーなんですけれど、おたよりに対してどういう受け答えをするのか、ふつうはけっこうプレッシャーを感じるところでもあるんです。でも、由実さんからは一切感じませんでした(笑)。本来ならさつきちゃんが悩みを解決するはずなのに、あゆみちゃん役の私がすべての責任を負っているような感じになってしまうのは、どうしてなのかなという悩みも正直あります(笑)。でも、由実さんが幸せそうなのでいいと思いました。
 よかったー(笑)。うれしいです。
今井 (笑)。あと、山手線ゲームをやるコーナーがあるんですけれど、私はホントに(山手線ゲームが)苦手で! リアルに苦手なのでふだんは勝てる気がしないんですけれど、由実さんだったらちょっと勝てるかもって思いました(笑)。
 お互いに山手線ゲームが苦手なので、最初のうちはすぐに終わっちゃうと思うんですけれど、やっていくうちに長く続けられるようになればいいですね。
今井 お互いにテンポをすぐ無視しますからね。これ、山手線ゲームとしてはすでに脱線していると思うんですけれど(笑)、それもまた一興と思っていただければ。

――なるほど(笑)。ちなみに、今後ラジオでやっていきたいことはありますか?
 ふつうならここで「公開録音!」と言いたいところなんですが、じつはもう公開録音を行うことが決定していることを今日知りまして(笑)。なので、公開録音以外だと……、『ラジオコープスパーティー』として曲を作れたらすごくうれしいですね。
今井 あー、なるほどー。いまはオープニングで私の『星屑のリング』、エンディングで由実さんの『蛍火』を使っていただいていますが……。
 ラジオ専用曲みたいなものができたら、すごく素敵だなぁと思うんです。
今井 やりましょう、それ!
 ぜひ、叶えていただきたいなーって。
今井 決定で!
 わー、ホントですか!
今井 いや、わからない!(笑)
 でも、ずっと言い続けたら番組で叶えてくれるかもしれないので、期待しながら言い続けます(笑)。
今井 あと、私がいちばんお願いしたいのが、公式でちゃんとお祓いに行く機会を設けていただきたい! 本当に、お願いですから、これ、マジでお願いします。アニメの収録現場などでも「プロジェクトでお祓いしました?」って冗談交じりに言っているんですけれども、冗談じゃないです! マジです! なぜか毎回、私のところにイヤーなものが全部来るんですよ。『コープス』の大きなプロジェクトを立ち上げるたびに、私に何かしらの影響が来ているので、今回も間違いなく来るだろうな、と。だから、ぜひこれは叶えていただきたいですね。切実にお願いしたいです!

――女性おふたりのパーソナリティーということで、お互いが感じるそれぞれの女子力はどんなところですか?
今井 由実さんは……………………。
 お互いにちょっと……(笑)。
今井 ちょっと待って! 待って待って!(笑) 私が由実さんのことを「どうかなー?」って言うのわかるけど、由実さんは私の女子力知ってるでしょう?(笑)
 あっ! そうですね! 料理という意味では、麻美さんはすごくお料理が上手ですし、手早く、しかもオシャレな料理を作られます。創作料理っぽい感じで、お店屋さんに出てくるような感じの料理ですね。本当にお料理は美味しいです。
今井 最近は、あまりやらないですけどね(笑)。
 (笑)。だから、料理という点は女子力があるなーと思いますね。でも、それ以外はわりと……。
今井 どういうことー?(笑)
 あの、えっと……、いい意味で……。
今井 「いい意味で」ってつければいいと思ってるね?(笑)
 (笑)。“いい意味で”ちょっと男子力っぽいところ? 女子力よりも。でも、それがすごくいいところだと思います。
今井 たしかに女子力よりは、男子力のほうが高い可能性がゼロではないことを否定できないです。
 でも、そこが魅力なんです! 料理さえできれば、女子力はまぁいいかなと。
今井 (笑)。だからこそ、由実さんも料理から手始めに始めたんですね。
 そうですね。私も料理から攻めていこうと思いまして(笑)。
今井 ちなみに私は由実さんの女子力が高いところをひとつ知っていますよ。……メイクがお上手なんです。
 あー、たしかに化粧水などにもけっこうこだわっていますね。
今井 意外と雑そうに見えて、しっかりしているんですよね(笑)。若かりしころから気にしていると言っていました。
 通っていた高校にきびしい校則がなくて、服も自由、メイクも自由という感じだったので、みんなでメイクの研究をすることを高校時代の楽しみにしていたんです。その習性がいまだに残っていますね。
今井 でも、たまに由実さんの家に遊びに行くと、その大事にしている化粧品がいろんなところに散らばっていますけどね。
 探しながらいつもメイクしています(笑)。

――私生活も窺えたところで、もうひとつの質問です。先ほど、勝手にリターンズにされていました番組名の“R”ですが、本当の意味は何なんですか?
今井 Rの本当の意味……。なんだろう………………Limited Love!
その場にいた全員 エル! エル!
今井 あはははははは(笑)。ダメか(笑)。
 R……なんでしょうね? 私は名前に“R”が入っていますけどね。麻美さんは入っていますか?
今井 入っていません……(笑)。この番組は、由実さんひとりの番組だったかもしれない!? じゃあ私、今日から今井・R・麻美に改名します。昔そういうマンガありましたもんね。なんたらあーるっていう。それにします!
 そうしましょうー。
今井 会話が雑!(笑)

――それでは最後に、『コープスパーティー』のファンの皆さんへひと言メッセージをお願いします。
 またこうやってラジオにふたりで戻って来られて、すごくうれしいです。OVAは衝撃的で、怖いけれど、とってもおもしろいということをまわりの方からお聞きしています。そんな素敵な作品のエンディングテーマを歌わせていただけて、本当に本当にうれしいなと思っています。私も、『蛍火』という曲がすごく素敵な曲だとすごく思っていますので、たくさんの方に聴いていただければうれしいです。ラジオともども、よろしくお願いします。
今井 『コープスパーティー』はいろんなテーマをもとに作品を展開してきたと思うんですけれど、今回のOVAというのは、ある意味集大成的なものであると私も思っています。作品としてのクオリティーも力を入れて作ってくださっているので、本当におもしろいものに仕上がっています。私個人としては、オープニング曲を歌わせていただいたり、あゆみという役を演じさせていただくなど、その一端を担わせていただけることを、本当に本当にうれしく思っています。まずは劇場での先行上映があると聞いております。私も勇気を出して劇場に足を運びたいと思っていますので、ぜひ皆さんも観に来ていただき、作品を盛り上げていただくことで、また新しい『コープス』に出会える機会を皆さんの手で作っていただければうれしいなと思っています。あと、私たち天神小学校に迷い込んでしまったみんなが救われるまで、この『コープス』という作品が続くことを心より祈っています。まだ全員救われていません! まだ傷ついたままです(笑)。なので、サチコさんを含め、いろいろな人が幸せになれるそのときまで応援してくださるとうれしいなと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします!