『バトルロボット魂』プロデューサーインタビュー

2013年2月14日にプレイステーション・ポータブルで発売予定の『バトルロボット魂』。アクションフィギュア"ロボット魂"を題材にしている、一風変わった本作について、プロデューサーのチャック小美野氏にうかがった。なお、週刊ファミ通2013年1月31日号(1月17日発売号)71ページ"ファミ×ロボ"のコーナーでもインタビューを掲載しているので、併せてチェック!

バンダイナムコゲームス
『バトルロボット魂』プロデューサー
チャック小美野氏
数々のロボットゲームを手掛ける敏腕プロデューサー。現在バンダイナムコゲームスでもっとも勢いがあるのは彼だという声も少なくない。なお、バレンタインの時期になると、会社に10トントラックの長蛇の列ができるという。

――本作の概要をを改めて教えてください。

小美野 バンダイの商品である『ロボット魂』をフィーチャーし、ゲーム化したタイトルです。

――なぜ、『ロボット魂』をゲーム化しようと思ったのでしょうか。

小美野 いままで弊社では、『スーパーロボット大戦』や『Another Century's Episode』といったロボット混載のゲームを作っています。それらのタイトルは、原作をフィーチャーしてストーリーを盛り込んでいたりしたのですが、そうではなく、オモチャを題材にすることで設定やストーリーに縛られない、自由な作品を作ってみたいなと思ったんです。ロボットだけを扱うことで、原作をあまりしらなくても入り込めるような作品にできればと。コンセプトは、"自分の好きなロボットを、自分の好きなようにかっこよく操ること"です。

――機体のみ扱うということは、ストーリーはないのでしょうか?

小美野 ゲーム中ではオリジナルの世界観があって、そこに自分が入り込んでいき、ライバルたちと戦いをくり広げていくことになります。"ネスト"というそれぞれのゲームプレイヤーの縄張りのようなものがあって、プレイヤーはそこに挑んでいくんです。

――ストーリーの進みかた、ミッションの選びかたはどうな仕組みで?

小美野 ネストが複数あって、好きなところから挑戦できる仕組みです。一部、特定のネストをクリアーしないと解放されないところもありますが。また、1つのネストでも難易度ごとに階層があるので、低い難易度の階層をクリアーすると、難しい難易度の階層に挑めるようになります。

――続いて機体についてお聞かせください。最初に使えるロボットは何になるのでしょう?

小美野 各参戦作品の代表的な機体が用意されていて、どれか1作品から選ぶことになります。

――たとえば、ダンバインだったりエルガイムだったりが、選べるわけですね。

小美野 ちなみに、機体は最初からビルバインやエルガイムMK-IIが選べます。先ほど言ったとおり、本作はなるべく自由に遊んでいただきたいので、セオリーに縛られずに好きな機体を使えるようにしたいなと。

――なるほど。ちなみに、どの作品の機体も最初から選べるのですか?

小美野 どの作品でもというわけではないのですが、ある程度はひと通り選べます。ただ、『エウレカセブン』や『コードギアス』などの複数の作品がある場合はひとまとめにしています。また、『アーマード・コアV』や『ザブングル』、『イデオン』など、超合金で参戦している作品は選べません。これらの機体はボス敵として出現して、さまざまな条件を満たすと使えるようになるんです。ちなみに、これらのゲスト参戦している超合金の機体は、ロボット魂の機体よりひとまわり大きくなっているので、そこも注目していただきたいですね。

――そのほかの機体はどうやって増えていくのでしょう?

小美野 ショップで購入することで使えるロボットが増えます。本作は、"オモチャを買ってきてロボットで戦う競技が流行っている世界"をイメージしています。そこで、ネストをクリアーするとポイントが貰えて、ショップでポイントを使うことで新しいロボットが貰えるという形にしました。

――最初からすべてのロボットがショップに並んでいるわけではないんですよね。

小美野 スタンダードな機体のみ、ラインアップされています。先ほど言ったの超合金などは、倒すとショップに並びます。あとは、シナリオの進行に応じて解放されていきます。

――機体のカスタマイズはどのくらいの幅があるのでしょう?

小美野 まず、武器やシールドが変えられます。さらに、エフェクトパーツというモノがあります。たとえば"ハイパーオーラ斬り"のエフェクトパーツがあって、それをビルバインに付けることで、ハイパーオーラ斬りの必殺技が使えるようになったりします。VF-25メサイアバルキリーのスーパーパックなども同じ扱いですね。

――機体や武器の性能も伸ばせるんですか?

小美野 機体はHPや機動力などのパラメーターを伸ばしていきます。武器は武器そのものではなく、スロットを強化することになります。□ボタン、△ボタン、○ボタンと3つの武器スロットがあるんです。スロットそのものを強化すると、そこにセッティングした武器も強くなるという仕組みです。

――武器もショップで手に入れるのですか?

小美野 ショップで買えるモノと、セットとして機体にあらかじめついているものがあります。特殊なオプションパーツや一部の武器はショップで購入することになります。ほかにもポーズパーツというものがありまして、これはジオラマ的に飾るときに使えるものなんです。ポーズパーツはガチャのようなものがゲーム中にあって、ゲーム中で手に入るお金やチケットでガチャを回して手に入れるんです。

――たくさん参戦作品、ロボットがある中で、どのように差別化しているのですか?

小美野 「HPは高いが足が遅い」などの各パラメータの違いや、所持している武器の特性など、機体ごとの個性はもちろんあります。本作では最大で10機まで機体を持っていって戦えるので、いろいろな機体をつかって楽しんでほしいですね。

――10機というのは、かなり多いですよね。

小美野 そうですね。ただ、僚機などはおらず、多数の敵に自分1機で挑まなくてはならないので、複数の敵を一気に倒せるSP(スペシャル)アタックの使いかたが重要になります。機体をチェンジするときに、自分が食らっているダメージの分だけ魂ゲージが上がっていき、SPアタックを撃ちながら出てきたりするんです。なので、わりときびしめの戦いを、機体チェンを駆使して突破していく感じですね。あと、10機というのは最後のほうに解放されるので。

――最初から10機持って行けるわけではないんですね。

小美野 最初は少ない機体で始まって、ゲームが進んでいくと最大で10機まで持って行けるようになります。

――アクション面での特徴は?
小美野 ステップやキャンセルを使ったテクニカルな戦闘ですね。1対多数の戦闘を行う際に、一方的に攻撃を食らって何もできないような状態は避けたいと思ったんです。そこで、キャンセルを使って多数の敵をあしらったりできるようにしたいなと。

――通信機能などはあるのですか?

小美野 自分のカードみたいなものがあって、10機のロボットでデッキが作れるんです。そのデッキを通信して、戦えるという機能があります。

――それでは最後にコメントをお願いいたします。

小美野 『バトルロボット魂』は、好きなロボットで好きに遊ぶと言うコンセプトがあります。作品の中に1機でも好きなロボットがいたらぜひとも遊んでもらって、好きなように動かしてもらえればいいなと思います。皆さんぜひ遊んでみてください!


バトルロボット魂
メーカー バンダイナムコゲームス
発売日 2013年02月14日
価格 6280円[税込]
ジャンル アクション / アニメ・ロボット
備考 開発:アートディンク