MoMAにて2013年春から1年間展示予定

 バンダイナムコゲームスが開発・販売した『パックマン』と『塊魂』を、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が収蔵することを決定した。ビデオゲーム分野では初めて“パーマネントコレクション”に認定され、MoMAでは2013年春から1年間展示される予定。リリースによると、バンダイナムコゲームスは、両コンテンツに共通する、“シンプルで普遍的なゲームルール”、“当時のゲームトレンドに革新をもたらし、いまなお世代・国籍・時代を超えて愛される独創的なゲームデザインや世界観とキャラクター”が、収蔵につながったと考えているとのこと。以下、リリースを抜粋する。

<収蔵物>
『パックマン』、『塊魂』いずれも、ゲーム本体および企画書など開発時の資料

『パックマン』とは?
1980年に発売したアーケードビデオゲームです。米国での人気は日本国内をはるかに上回り、キャラクターグッズは400 種類以上が販売され、放映されたテレビアニメの最高視聴率は56%を記録するなど、“パックマンフィーバー”といわれる空前のブームを引き起こしました。2005年には“最も成功した業務用ゲーム機”としてギネス・ワールド・レコード社より認定を受けました。

『塊魂』とは?
雪だるまを作る要領で塊を転がし、フィールドにあるさまざまな“モノ”を巻き込んで大きくしていく3Dアクションゲームで、2004年3月に家庭用ゲームソフトとして登場しました。“国境も年齢も性別も超えて、誰もが楽しめる”をコンセプトに作られ、シンプルで独創的なゲームデザインが反響を呼びました。ゲームソフトとしては史上初の「グッドデザイン賞」を受賞したほか、国内外から数多くの賞を受賞し、業界の壁を越えて高い評価を得ています。また「塊魂」は、2012年7月29日~11月5日までMoMAにて開催中の展覧会『Century of theGrowing by Design』でも展示されていました。