ノイジークロークの作曲家によるバンド“TEKARU”のワンマンライブ“歳末ヒロイン!TEKARU踊り喰い”リポート

2012年11月28日、東京の目黒のTHE LIVE STATIONにて、バンド“TEKARU(テカル)のワンマンライブ“歳末ヒロイン!TEKARU踊り喰い”が開催された。

●演奏ありトークありファッションショーあり!?

 2012年11月28日、東京の目黒のTHE LIVE STATIONにて、バンド“TEKARU(テカル)のワンマンライブ“歳末ヒロイン!TEKARU踊り喰い”が開催された。

 本ライブは、株式会社2083が主催する隔月のゲーム音楽ライブ“DeepCrystal”の記念すべき1回目。TEKARUは、2012年3月にデビューしたバンドで、メンバーは全員、ゲーム音楽を手掛けているノイジークロークの所属作曲家。坂本英城氏(ボーカル/オルガン/キーボード)、加藤浩義氏(シンセサイザー)、いとうけいすけ氏(ベース)、浅田靖氏(ギター)、川越康弘氏(ドラム)で構成されている。

▲会場では、CDのほか、オリジナルTシャツやエコバッグが販売されていた。

▲開演前に設置されていた、メンバーへの質問を募集するボックス。

 人気メンバーを選ぶ“TEKARU 総選挙”を始め、ユニークな試みを行っていることで知られるTEKARU。ワンマンライブも、もちろん一筋縄でいくわけがなく、なんとファッションショー風のメンバー紹介からスタートした。ちなみに、このファッションショーで流れていた楽曲は、このために加藤氏が作曲したものだという。

▲ファッションショーと言いながら、メンバーが着ているのはおそろいの赤ジャージ。

 メンバーの個性的な自己アピール(?)の後に演奏されたのは、セカンドアルバム「TEKARU MECHANICAL」に収録されている楽曲「Abnormal Returns」。そして、「皆さん、TEKARUですかー! 僕らもTEKARUです!」という、緊張気味のメンバーによるMCを挟み、「prime #919」(『無限回廊』より)が披露された。

 続いて演奏されたのは、『勇者のくせになまいきだ:3D』の人気楽曲である「ファイナル・ギャザリング!」と「来たるべきセカイ」。「ファイナル・ギャザリング!」では、TEKARUファンにはおなじみ(?)の屈伸運動も行われ、来場者も皆立ち上がり、ともに屈伸運動を行うというシュールな光景が見られた。

▲なんと一般来場者も録音・撮影がオーケーという本ライブ。カメラを持参している人の姿が多数見られた。

 4曲を終え、ここで“TEKARUなんでも質問箱”のコーナーがスタート。開演前に募集したTEKARUに対する質問に、メンバーが答えていくというコーナーだ。ここでのMCは、タレント・蛭子能収の息子である、蛭子一郎氏。じつは蛭子一郎氏は、ノイジークローク所属のサウンドデザイナーなのだ。

 ここでは、質疑応答の一部を抜粋して紹介しよう。

Q.川越さんはいつからイジられキャラなのですか?
メンバーの中でもっともイジられることが多い川越氏(ドラム)。いったいいつからそんなキャラになってしまったのか? 川越氏は、ノイジークロークの面接時のこと(吉祥寺の喫茶店で面接をし、最後に「キミ、笑いはイケるかな?」と聞かれたことなど)を語りだしたが、話の終わりが見えなくなりそうだったため、「生まれてこのかたイジられキャラです」と締めくくった。

Q.いまの気持ちを四字熟語で表現してください
突然、大喜利を迫られたメンバーたち。皆がうまい言葉を思いつけない中、川越氏がひねり出したのは「戦々恐々」という言葉。会場の反応はいまいちふるわず、メンバーは「がんばった」と川越氏を慰めていた。

Q.加藤さんのカバンには何が入っているんですか?
なぜかステージにカバンを持ってきている加藤氏。日によって入っているものは違うそうだが、この日はサイフ、ケータイ、ノイジークロークのエコバッグ、そしてなぜかシュークリームが入っていた。

 楽しい質問コーナーの後は、オリジナル曲を中心に、「Scale Formation」、「Blast The Blizzard」、「Dr.Schrodinger, tell me please? (Mikoto's Theme)」(『タイムトラベラーズ』より)、「SUN」の4曲が披露された。「Scale Formation」はいとう氏が作った曲で、「痩せたい」という坂本氏のためにオルガンのパートを激しいものにしたそうだ(坂本氏は「腕しか痩せないよね」とボヤいていた)。また、「Dr.Schrodinger, tell me please? (Mikoto's Theme)」は、本来は歌手のやなぎなぎがボーカルを務めているが、本ライブでは特別に坂本氏が歌を担当した。

 「SUN」の後、みずから「アンコール! アンコール!」と言いながら退場していったTEKARUメンバー。その声を引き継ぐように「アンコール!」と声援を送っていたファンに応え、メンバーが再び登場。「みんなで盛り上がりたい」と、手作りのマラカス(中身は小豆)をファンに配った。

 そして演奏されたのは、まさかの「真かまいたちの夜 Nightmare 2011 MIX」(『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』より)。マラカスで盛り上がるとは思えない楽曲だが、ファンは見事に順応し、マラカスを使ってリズムを刻んでいた。「どう(マラカスを)振るのか見てみたかったんです」と謝罪したTEKARUは、最後にノリのいい曲「茄子」(『428 ~封鎖された渋谷で~』より)を披露し、大盛り上がりの中ワンマンライブを締めくくった。

▲ライブ終了後は、メンバーによるサイン会。

▲記念撮影をお願いしたら、こうなりました。

▲『タイムトラベラーズ』、『428 ~封鎖された渋谷で~』を手掛けたクリエイター、イシイジロウ氏の姿も!

■セットリスト
「Abnormal Returns」
「prime #919」(『無限回廊』より)
「ファイナル・ギャザリング!」(『勇者のくせになまいきだ:3D』より)
「来たるべきセカイ」(『勇者のくせになまいきだ:3D』より)
「Scale Formation」
「Blast The Blizzard」
「Dr.Schrodinger, tell me please? (Mikoto's Theme)」(『タイムトラベラーズ』より)
「SUN」
「真かまいたちの夜 Nightmare 2011 MIX」(『真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)』より)
「茄子」(『428 ~封鎖された渋谷で~』より)