アメリカの聖地“ニンテンドー・ワールド・ストア”前はすでにお祭り状態

Wii U北米発売前夜、先頭には“トライフォースさん”が並んでいた_01

 アメリカのWii U発売は11月18日。というわけでニューヨークにあるNOA(ニンテンドー・オブ・アメリカ)の公式ショップ、ニンテンドー・ワールド・ストア周辺には、すでに何日も前からファンが並んでその日を待ち望んでいる。

 実際、「ニューヨークでゲームを探すなら、彼が知らなきゃ誰も知らない」と称される、某ゲームメーカーに勤務するニューヨーク在住の事情通に聞いても、予約はどこも完売。これから狙いに行くなら当日販売分を目当てにどこかに並ぶしかないんである。そしてどうせ並ぶなら、最高の場所に並びたいってのがアメリカのファン心理。

 そんなわけで、18日(17日夜)の深夜販売まで1日を残した16日には、すでに40人近くのファンが列を形成して、思い思いのスタイルで過ごしていた。
 その中でも「アイツはスゲェぜ」と口々に名前が挙がっていたのが先頭のヒト。名前を“トライフォース”さんと言ったら嘘と思うかもしれないが、これが本当なのだから仕方がない。何と10月23日から並び始め、ニューヨークを直撃したハリケーンから一旦逃げ、その翌日にはまた戻ってきたという筋金入りのダイハードかつハードコアなファン。

 さて、そんな彼が買う予定のものは? 「本体は当然のことだとして、まぁ『New スーパーマリオブラザーズ U』も買うよな。それと『Zombi U』だ。アレ買わない奴は信じられないぜ」とのこと。ちなみに並んでいる人にはUbisoftから『Zombi U』のロゴ入りキャップが配られていたのだが、彼が本気で言っているのは、記者が「あれはマジでおもしれぇぜ」と返したのに対し、大きくうなずいた顔を見れば確かだった。
 そして別れ際、「明日も来るのか?」と言われ、そうだと返すと彼はこう言った。「じゃ、またな。明日は本当にクレイジーなことになるぜ」。

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▲「名前は?」、「トライフォースってんだ」、「またまたあ」、「マジだって、見なよ」と見せられたのはパスポート。改名して法的にもトライフォースさんなのである。パワーグローブでキメたナイスガイである。
▲2番目で並んでいたジェイさん。月曜から並び始めたそうで、購入したいソフトは『New スーパーマリオブラザーズ U』と『Zombi U』。凍えまくっていたので、ホットチョコレートをおごりました。
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▲16日午後7時の段階で全体は3~40人ぐらい。コスプレしている人や、ここぞとばかりにネタ衣装を着ている人も多数。
▲店頭にはカウントダウンクロックが。
▲ニューヨーク・タイムズもエンターテインメント欄でWii Uを特集していた。ちなみにそこで選ばれていたのも『Zombi U』。