ライブは谷岡さんのピアノソロでスタート
2012年11月11日、スクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーXI』(以下、『FFXI』)の10周年を記念して、横浜の船上ライブ“Celebrity 2号”にて“FINAL FANTASY XI Presents Music Live ~Voyager 2012.11.11~”を開催した。内容は、コンポーザーの谷岡久美さんと、『FFXI』公式ユニットである“Nanaa Mihgo's(ナナーミーゴス)”による船上のライブステージだ。ライブは14:00~16:00のアフタヌーンクルーズと、19:00~21:00のプレミアムナイトクルーズの2回が行われた。
まずは、マウラ-セルビナ間の機船で流れる『Voyager』からスタート。まさに船上ライブにふさわしい1曲だ。そのほかにも、海つながりで海賊襲撃時のBGM『Buccaneers』なども演奏された。また、秋らしくしんみりしたアレンジを加えた『Awakening』(闇の王戦などで流れる曲)や、クリスマス風の『Heavens Tower』(天の塔)といった、貴重な演奏の数々も聴くことができた。
後半はNanaa Mihgo'sによるアレンジ曲の数々
Nanaa Mihgo'sとは、作曲家の水田直志氏が率いる、『FFXI』のアレンジ曲を演奏する音楽ユニット。メンバーは、水田氏(ベース、KAOSS PAD担当)と、前半でも登場した伊賀拓郎氏(シンセサイザー、キーボード担当)、岡部まちさん(バイオリン担当)。バラード系にアレンジされた『Distant Worlds』(『プロマシアの呪縛』のエンディングテーマ)や、来場者全員が手拍子を合わせる『Ronfaure』(ロンフォール地方のBGM)など、人気の曲の数々で盛り上がった。
アフタヌーンクルーズを終えて
昼の部が終わったところで、谷岡さんとNanaa Mihgo'sの皆さんに、ひと言ずつ感想を聞かせてもらった。
谷岡「船で演奏するのは新鮮ですね。船に乗っているあいだは“非日常の空間”をお客さんと共有でき、いっしょに盛り上がれてよかったと思いました」
伊賀「2時間という限られた時間の中で、たくさんのお客さんに来て盛り上がっていただけて楽しかったです。ファンの皆さんには、本当に感謝しています」
岡部「ファンの皆さんとの距離がとても近くて、一体感を味わえました。Nanaa Mihgo'sらしいライブになったと思います」
水田「楽しみにしていた船上ライブを実現できてうれしいですね。今回は海でライブをやったので、今度は空中でライブとかどうでしょうかね(笑)」