約4000人が参加したインターネット大会の頂点が決まる!
2012年11月3日、東京・エンターブレイン本社においてニンテンドー3DS用ソフト『カルドセプト』公式全国大会 ALL JAPAN CEPTER'S CUPが行われた。
2012年6月28日に発売されたシリーズ最新作『カルドセプト』の公式全国大会は、『カルドセプト』誕生から15周年の節目の年にあたる。今年9月、10月に開催され、約4000人が参加したインターネットチャレンジ「国王杯」、「王女杯」の上位入賞者32人が会場に集結。日本一の最強セプターを決める大勝負に挑んだ。
この日、行われた1回戦、準決勝を勝ち抜いた決勝進出者は、もっちー選手(王女杯15位)、ジャック選手(王女杯5位)、ロカ選手(王女杯13位)、りょうちゃん選手(国王杯9位)の4人。決勝戦の模様はニコニコ生放送で生中継され、会場だけでなく日本中のセプターが注目するなかで戦いが始まった。
ちなみに決勝戦直前には大会ルールの説明や決勝進出者のブック紹介などが行われ、りょうちゃん選手のカードがモニターに表示された瞬間、場内は大きな歓声(笑い?)に包まれた。その理由はクリーチャーのカードが“パウダーイーター”のみだったから。パウダーイーターを簡単に説明すると、非常にテクニカルで使いこなすのが難しい、しかし展開次第では大きな効果をもたらすクリーチャーであり、要するに思い切った作戦だったということ。
りょうちゃん選手のパウダーイーターの活躍を軸に決勝戦は大いに盛り上がった。しかし、最後はひとりだけ地属性のブックだったロカ選手が、その利を生かして勝利をつかむ(ほか3人は風属性)。序盤から中盤までじっくり力を蓄えながら、マジックブーストで最後に勝負を決めた形で、優勝決定の瞬間には会場のボルテージは最高潮に。
ニコニコ生放送の終了後、表彰式が行われた。準優勝のジャック選手にはトロフィー、優勝したロカ選手にはオリジナル刻印入りニンテンドー3DS LLとトロフィーが贈られた。さらに、ロカ選手には『カルドセプト』のダウンロードマップ作成権が与えられ、どんなマップが作られるのか気になるところだ。
大会の最後は大宮ソフトの鈴木英夫氏、ジャムズワークスの武重康平氏が大会を総括。鈴木氏は大会参加者やスタッフに感謝の言葉を述べた後、イベントの盛り上がりを受けて「これからも『カルドセプト』のおもしろさを信じていけるかなと思った次第です」と意気込みを新たにしていた。また、武重氏は「僕は公式全国大会でパウダーが活躍するのを待ってたんです。もう悔いはない」とのコメントで場内を大いに沸かせた後、「まだまだ新しい遊びかたを提案していきたいと思っていますので、思いっきり遊んでください」とさらなる展開を明らかにして、6回目の全国大会は幕を閉じた。