日本マイクロソフトから2012年11月8日に発売されるXbox 360専用ソフト『Halo 4(ヘイロー 4)』。大きな変革のときを迎え、世界中から注目を集めるシリーズ最新作に『Halo』シリーズをこよなく愛するライター、スオミ松崎が迫った!

●『Halo 3』以来、5年以上の年月を経てチーフの物語が動き出す

 ドモー、スオミ松崎です。初代『Halo』から始まった壮大なスペースオペラの最新作が間もなく発売ということで、否が応でもテンションが高まっている人も多いのではないでしょうか? かくいう、僕も『Halo』フリークとして、新たなるマスターチーフの物語の始まりに、なんというかもう、海外風に言えば「『Halo 4』の発売に興奮が隠せません!」という感じでした。

 でしたと過去形で書いた理由は、ズバリ仕事の関係ですでにプレイ済みだからです。でもですね、この記事を執筆している10月末時点でも興奮冷めやらぬ状態といいますか、早く皆と語り合いたいなぁと思っている次第。

 さてさて、少々脱線しちゃったので話を戻しますが、『Halo 3』の戦いでコヴナント軍との大きな戦争は終結。しかし、マスターチーフは諸事情により、ちぎれてしまった戦艦Forward Unto Dawn(フォワード・オントゥ・ドーン)の中でコールドスリープの眠りにつき、宇宙空間を漂うことになります。相棒であり、ともに戦争を闘いぬいたAI コルタナに「何かあったら起こしてくれ」とのメッセージを残してから約4年後、ここから『Halo 4』の物語が始まります。

 E3で公開されたトレーラーや海外発の情報などでご存知の読者もいると思うけど、10万年前に存在していた先進文明(フォアランナーと呼ばれた)と関係がありそうな惑星レクイエムに、マスターチーフが眠る戦艦フォワード・オントゥ・ドーンが急接近しちゃいます。そこで、異常事態に気づいたコルタナがマスターチーフを起こすわけですが、ここから先は事前に知っていた情報とは大違いでした。

 一応、E3 2011で公開されたトレイラーの内容を簡単に説明すると、コルタナに起こされたマスターチーフがジェットパックを使い、崩壊していくフォワード・オントゥ・ドーンからスタイリッシュに脱出しようとする。しかし、その眼前には謎の惑星(レクイエム)が口を開けていた……といった流れ。だけど、実際にゲームを遊んでみるとかなり違っています。ただ、あまりストーリーに触れるのはこれからプレイする楽しみを奪うことになるので、どう違うのかは自分の目で確かめてください。どんなトレーラーだったのかを思い出せない人は、いますぐ下のムービーをチェック!

●ひとクセもふたクセもある敵がワンサカ!

 『Halo 4』では、我らがUNSC(国連宇宙司令部)と敵対するふたつの勢力が登場します。シリーズを通して人類と敵対している宗教同盟 コヴナントと新たな脅威 プロメシアン。コヴナントはフォアランナーの遺跡などからテクノロジーを獲得し、人類を全滅寸前まで追い込んだ勢力。そして、プロメシアンは●●●●前の●●で●●した●●を●●●●●●●が●●●化して利用している勢力(ネタバレなのでUNSCにより検閲)。

 コヴナントの勢力は人類と同様に、まとまった戦い方というか、エリートを部隊長としてその下にジャッカル、グラントといった感じで部隊を構成している。対してプロメシアンはあまり組織的な行動を取ることがない。「敵発見、排除する」といった感じで、無機質かつ機械的なロジックで動いているように見える。とはいえ、手強い相手なので戦うのはひと苦労なんだけどね。

 プロメシアンは『Halo 4』から初登場。もちろん使用する武器も、これまでのシリーズ作品には存在しなかったものがいっぱい。そのどれも見た目は未来的というか、幾何学的なデザインをしている。基本的に光学兵器を主としているようだけど、なかにはショットガンのような武器やロケットランチャーのような武器もある。見た目だけでもスゴく強そう、そして実際に使用してみると性能がスゴすぎて興奮します。

 そうそう、プロメシアンのデザインはこれまでのシリーズ作品と比較して『Halo』的ではないという印象を受けたので調べてみました。『Halo 4』のアートデザイナーには、『DOOM 3』や『RAGE』といった作品に関わった方が担当しているそうです。どうりで微妙に悪魔的な印象を受けるわけだね。

 あ、ひとつだけ残念だったことが……。これまでの作品で重要な萌えファクターとなっていたグラントの声です。『Halo 2』や『Halo 3』では「よくも僕の親友を~!」と怒ったり、「一緒に戦お?」と語りかけてくることがあり、個人的に大好きでした。しかし、本作では宇宙人語が翻訳されておらず、あの愛くるしい声が聞けない……本当に残念。

●サウンド面も大幅にグレードアップ!

 ゲームをプレイしていて気づいたことが武器のSE(サウンドエフェクト)。銃撃音とか爆発音が、とにかくスゲェ! これまでよりも銃撃時に発生する音が乾いていると表現するしかないんだけど、いわゆるゲームっぽい音から兵器の音に変わりました。『Halo: Combat Evolved Anniversary』でもサウンド面がだいぶ進化していたけど、それを圧倒するレベルになったと言ってもいいでしょう。銃を撃つことで得られる爽快感は格別。とくにスナイパーライフルとDMRはステキでした。ズガーン!

 僕は5.1chのサラウンド環境でプレイしたけど、直感的に敵のいる方向がわかるので、強くサラウンド環境をオススメ。雲泥の差だから!

●キャンペーンモードを遊んだ感想は?

 いやー、プレイする前は開発会社がBungieから343 Industriesに変更したことで、いわゆるHaloイズムをちゃんと継承できているのか?という点でメチャクチャ心配だったんですよ。でも、「やっぱり『Halo』だったな」というのが正直な感想。マジでフランク・オコナー氏率いる開発チームはとんでもない仕事を成し遂げたね。

 あえて、タブー視されそうな点にも言及しようと思う。マスターチーフとコルタナを演じる声優さんが変更され、一部のユーザーが衝撃を受けていたようだけど(僕もそのひとり)、実際にゲームをプレイした感想としては、「別に気にならず。つーか、これでイイじゃん」と思った次第。まぁ、人それぞれ意見はあるだろうけど。

 そんなわけで発売日に先駆けて『Halo 4』のキャンペーンをたっぷりプレイしたわけですが、これまで謎とされていた設定の一部が明らかになったり、実写ムービー『Halo 4: Forward Unto Dawn』の登場人物との絡みなど、確実にパワーアップを実感しています。難度のバランス調整も絶妙。初心者でも安心して遊べる作品に仕上がってると思う。個人的には、オンライン協力プレイでの最高難度 レジェンドに挑戦すると楽しそう。超オススメ!

最後にちょいと要望を……。シアターモードをキャンペーンで使用できないのが残念でたまらないです。有料DLCでもいいので、ぜひアップデートをお願いします。どうですか? 僕は800マイクロソフトポイントなら買いますよ!

著者紹介 スオミ松崎
スオミ松崎だったりBRZRKだったりと、複数のライターネームを所有するフィンランド人ハーフ。主食は洋ゲーやFPSだが、選り好みはせずギャルゲーも楽しむオールラウンドプレイヤー。でも、ストラテジータイプは大の苦手。


『Halo 4(ヘイロー 4)』
メーカー 日本マイクロソフト
対応機種 X360Xbox 360
発売日 2012年11月8日
価格 7140円[税込]
ジャンル アクションシューティング
備考 『Xbox 360 320GB Halo 4 リミテッド エディション』(本体同梱版)は39980円[税込]。 『Halo 4 リミテッド エディション』は9980円[税込]。