あの有名な事件をみずからの手で再現

 2012年10月27日(土)、東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて開催されたユービーアイソフトのプライベートショー“UBIDAY2012”。本イベントに出展された、ユービーアイソフトのWii U、プレイステーション3、Xbox360用ソフト『アサシン クリードIII』(Wii U版は2012年12月8日発売予定、プレイステーション3版とXbox 360版は2012年11月15日発売予定)のプレイリポートをお届け。

 UBIDAY2012には、Wii U版、プレイステーション3版、Xbox360版がすべてプレイアブル出展されていた。本イベントは、東京ゲームショウ2012に続く、Wii Uが国内でプレイできる貴重な機会ということで、記者はWii U版をプレイさせてもらった。

 今回遊べたのは、かの有名な“ボストン茶会事件”のミッション。イギリスの植民地政策に対抗するべく、アメリカ・ボストンの急進派がイギリス東インド会社の船に侵入し、積んであった紅茶を海に投棄したという事件で、独立戦争勃発のきっかけとなった。

 高校の頃に学んだ世界史の知識はすっかり抜け落ちてしまった記者だが、そんな記者でも覚えているほどのこの超有名なできごとに、主人公コナーは、急進派のひとりとして関わることになる。

『アサシン クリードIII』でボストン茶会事件を体験! Wii U版プレイリポート【UBIDAY2012】 _06

 プレイを開始して、まず確認したのは、Wii U版ならではの機能の数々。

・マップが表示される
広いフィールドを動き回ることになる本作では、マップが大活躍する。画面右下にはつねにミニマップが表示されているものの、じっくり確認したい場合は別途マップ画面を開く必要がある。ここで、Wii U版であれば、Wii U GamePadのスクリーンに、つねにミニマップが大きく表示されているので、マップの確認がスムーズに行える。

『アサシン クリードIII』でボストン茶会事件を体験! Wii U版プレイリポート【UBIDAY2012】 _01
▲なお、右上にある馬笛アイコンをタッチすれば、即座に馬が呼べる。

・武器の変更がカンタン
Rボタンを長押しすると、武器変更メニューが表示される。ここでは、タッチ操作でカンタンに武器を切り替えられる。便利!

『アサシン クリードIII』でボストン茶会事件を体験! Wii U版プレイリポート【UBIDAY2012】 _02

 とくにマップの表示は、記者のような方向音痴気味なプレイヤーにはとても助かる機能。スクリーンがあるからといって、操作に違和感があるということもない。記者はさっそくWii U GamePadのスクリーンでマップを見ながら、任務を進めることにした。

 このミッションでは、船の上から紅茶を投げ捨てている仲間たちを守りながら、それを阻止せんと向かってくる敵に立ち向かうことになる。どうしても混戦になるシチュエーションなので、敵の攻撃をいかにかわしつつ倒すかが重要。敵が攻撃してくる瞬間にタイミングよくAボタンを押してガードし、カウンターで攻撃! が基本である。

 始めのうちは冷静に対処でき、心の中でガッツポーズをしていた記者。だが、敵はどんどん増え続け、敵を海に落とそうとしたら自分が落ちてしまうなどのアクシデント(しかし海に落ちるのもまた楽しい)もあり、ミッションに失敗してしまった。うーん、悔しい。

『アサシン クリードIII』でボストン茶会事件を体験! Wii U版プレイリポート【UBIDAY2012】 _03

 しかたがないので、ファミ通で『アサシン クリード』と言えばこの編集者、ヘイ昇平に教えを乞う(プレイしてもらう)ことにした。さすがの華麗な動きで敵を倒していくヘイ昇平。上級者らしく、敵が持っていたマスケット銃を使っての遠隔攻撃なども行う。だがなんと、仲間であるポール・リヴィアが力尽きてしまい、ミッション失敗! ショックを受けたヘイ昇平は果敢に再挑戦し、今度は無事にクリアーすることができた。

 混戦を切り抜けつつ仲間を守るという、戦略的な立ち回りが求められたこのミッション。攻撃をかわしながら戦うというアクションの楽しさはもちろんだが、個人的にとても楽しかったのは、あの“ボストン茶会事件”に自分が参加しているという感覚が味わえたことだった。ミッション中は、コナーもみずから紅茶を捨てることができる(ちょっともったいないが)。歴史的事件を体験できるということもまた、『アサシン クリード』シリーズの魅力であり、今回の試遊版ではその魅力が存分に味わえたのだった。これからの物語の展開が、ますます楽しみだ。

『アサシン クリードIII』でボストン茶会事件を体験! Wii U版プレイリポート【UBIDAY2012】 _04
▲ボストン湾よ、ティーポットになれー!

■記者紹介
ロマンシング★嵯峨

物販スペースで販売されたどら焼きセット”あさしんくりぃど参”が売り切れていないかヒヤヒヤしながら記事を書いた。執筆後、無事に購入できました。

『アサシン クリードIII』でボストン茶会事件を体験! Wii U版プレイリポート【UBIDAY2012】 _05
▲大好評の〝あさしんくりぃど参”。