マチアソビに出展してみたい業界人は必読!

 徳島県徳島市にて、2012年9月22日から10月8日まで開催されたエンターテインメントのイベント“マチ★アソビ vol.9”。本イベントに参加していた、サイバーコネクトツーの松山洋代表取締役社長と、バンダイナムコゲームスの富澤祐介プロデューサーに話を聞いた。
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マチ★アソビ常連のサイバーコネクトツー松山社長とバンダイナムコゲームス富澤プロデューサーにインタビュー【マチ★アソビ vol.9】 _01
左:サイバーコネクトツー 松山洋氏
右:バンダイナムコゲームス 富澤祐介氏

――マチ★アソビ vol.9、お疲れさまでした。クライマックスの3日間もついに終わりましたが、いかがでしたか?
松山 私は昨日の夜から入ったので、実質今日1日しか参加できなかったのですが、5ヵ月ぶりのマチ★アソビ、さらにお客さまが増えたように思います。そして、お客さまとの距離感の近さは変わりませんね。
富澤 僕は設営日を含め、徳島に6泊ほどしています。
松山 長いな!
富澤 徳島を訪れるのは9回目なので、最近はアテンドばっかりです(笑)。「この店がおいしい」とか。それでも同じ店で鉢合っちゃったりするんですが。
松山 さっきも同じラーメン屋で会ったんですよ。食べて外に出たら、(富澤氏が)並んでた(笑)。
富澤 僕たちは今回、サイバーコネクトツーさんといっしょに展示しながら、山の上でも3ステージやらせていただきました。それから、角川ゲームスさんといっしょにプレイステーション Vitaの展示をさせていただきましたし、フェリステラさんも『サモンナイト』の展示を行われましたし。ゲームメーカーさんと共同の展示が増えてきたのは、マチ★アソビ1回目から来ている身としては、すごくうれしいですね。ほかのメーカーさんでも、「来てみたい」と思っている方は多いと思うんです。来てみたいけど、勝手がわからないし、なかなか全容がわからない。そのようにお悩みの方は、ぜひお声掛けください。ぜひ次回のマチ★アソビで出展しましょう!

マチ★アソビ常連のサイバーコネクトツー松山社長とバンダイナムコゲームス富澤プロデューサーにインタビュー【マチ★アソビ vol.9】 _02
▲『GOD EATER 2(ゴッドイーター2)』と『フェイト/ステイナイト[レアルタ・ヌア]』の展示スペース。

――こんなにユーザーの方と触れ合えるイベントは、なかなかないですからね。
富澤 メーカーもユーザーの皆さんも、同じ目線で来れるイベントですから。関東などから徳島に出展するのはたいへんですが、それだけの価値がある場所です。つぎも必ず晴れるでしょうし(※マチ★アソビは天気に恵まれることが多い)、ぜひいっしょに出展しましょう。僕たちも、またそのときに旬なタイトルを出展したいと思います。

――今回も、多くのタイトルに注目が集まっていましたね。
富澤 『ジョジョ』(『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』)はすごかったですね。
松山 おかげさまで。今回、『NARUTO』(『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム3』)と『ジョジョ』という、発売前のタイトルを試遊出展しました。東京ゲームショウでも手ごたえは感じていましたが、まあ本当に、多くの皆さんが来てくださって。
富澤 東京ゲームショウのつぎに、『ジョジョ』が遊べる貴重な機会でしたからね。

――テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」がちょうどスタートしましたしね。
松山 いろいろタイミングがよかったですね。それから、意外と若い女性の方も来てくださって。『ジョジョ』は今年で25周年ですから、最近読み始めた方から、昔から読んでいる方もいて、年齢の幅が広いんだなと思いました。『NARUTO』とはまた違う層のお客さまがいらっしゃって、おもしろいですね。

――松山さんは、マチ★アソビに参加するのはこれで何度目ですか?
松山 私は第3回から参加しています。マチ★アソビは、ufotableさんが立ち上げたイベントですから、ゲーム業界の方の中には、「アニメのイベントなんだな」と思っている方も多いと思います。事実、アニメ・出版業界の方にお会いすることが多いですし。でも、アニメも出版も、ゲームと関わりのある業界です。私は、マチ★アソビへの参加を重ねることで、それまでなかなか接点を持つ機会がなかったアニメ・出版業界の方にもお声掛けいただけるようになり、仲よくさせていただいています。今回のマチ★アソビは、これまでの中でゲーム会社の出展がもっとも多かったと思いますが、もっともっと(ゲーム会社の出展を)増やしていきたいですね。何でしたら、私とトミー(富澤氏)が窓口になりますから! 東京と九州でそれぞれアドバイスさせていただきます。私たちも「テレビ借りるの、どうする?」と相談しながらやっていますし。
富澤 細かい部分は、現場で調整する必要がありますしね。
松山 マチ★アソビに出展するのに、じつはルールはないんです。
富澤 物販していいの? いいんです! 思ったことをやればいいんです!
松山 その代わり、もちろん自分たちで責任を取る必要はあります。
富澤 近藤さん(ufotableの近藤光代表)は、“お客さまといっしょに楽しむ”ために、障害はできるかぎり、お互いになくすということをスタンスにされていると思うので、そのスタンスに共感された方は、楽しめると思います。「楽しもう!」という気持ちで来ることが大事です。来ればわかると思いますが。
松山 私はこれからも、マチ★アソビには参加させていただくつもりですし、応援もさせていただきます。また、私は福岡で、レベルファイブやガンバリオンなどといっしょにGFF、福岡の産業を盛り上げようとがんばっていますので、マチ★アソビにはある意味勉強のつもりで来ています。ここで吸収したノウハウを、福岡でも展開したいですね。それから、個人的には、マチ★アソビのようなイベントが、日本全国のいろんな場所で行われて、エンターテインメントが盛り上がればいいなと思っています。

――次回はステージイベントを行われたり?
富澤 そうですよね、サイバーコネクトツーさんはまだステージは行っていないですよね。共同でもいいですから、やりましょうよ! 僕も、やれることはどんどんやっていきたいですし。いろいろな出展があると、何かの展示が目当てで来られた方が、「あ、これもあった、これもあった」と、小さなゲームショウのような感じで楽しめると思うので。
松山 そうですね、これからもいろんなことをやらせていただければと思います。
富澤 これからも、『アイドルマスター』、『GOD EATER』を何らかの形で出展したいですし、『テイルズ オブ』も出すと思いますし、ほかのタイトルも出展できたらと思います。