『陰陽師』と『戦国フロンティア』のオリジナルTシャツを販売

“陰陽師&戦国フロンテイア Tシャツコレクション”が開催中、ドリコムの人気タイトルがTシャツに_05

 既報の通り(⇒記事はこちら)、ドリコムのソーシャルゲーム『陰陽師』と『戦国フロンティア』がTシャツ化。2012年9月28日(金)~10月8日(月・祝)までの11日間、東京・表参道“ARTIFACT GALLERY”にて、“陰陽師&戦国フロンテイア Tシャツコレクション”が開催されている。

 会場となる“ARTIFACT GALLERY”は、表参道駅から徒歩で3分あまりのお洒落な一角にある展示スペース。地下1 階にあるギャラリーに降りていくと、『陰陽師』と『戦国フロンティア』のTシャツがずらり。商品化されるTシャツと、モチーフとなったビジュアル、そして購入特典となるトートバックが各10種類それぞれ並べて展示されていた。本格的な展示は、ファンならば必見と言えるだろう。Tシャツの価格は各3000円[税込]で、サイズはXS、S、M、Lが用意されている。購入特典として限定トートバックのほかに、ゲーム内で使える限定アイテムがもらえるとのことだ。

“陰陽師&戦国フロンティア Tシャツコレクション”開催概要
開催期間:2012年9月28日(金)~10月8日(月・祝)
開催時間:平日午後2時~午後8時、土日祝午前11時~午後7時
場所:表参道“ARTIFACT GALLERY”(⇒こちら
東京都渋谷区神宮前5-3-9 B1F東京メトロ 表参道駅 A1出口より徒歩約3分
入場料:無料
主催:株式会社ノビーカンパニー
協力:株式会社ドリコム
内容:イラストパネルの展示・販売用Tシャツ・トートバッグの展示、プロモーションビデオの放映

■Web販売も実施中
販売期間:2012年9月28日(金)~2012年12月31日(月)
※サイトはこちら

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IPを育てていくためにライセンス事業を展開

 さて、サードパーティーのソーシャルゲームとしては、極めて興味深い取り組みと言える、『陰陽師』と『戦国フロンティア』のTシャツ化。会場にて、今回のプロジェクトを主導したドリコムの担当者さんに、Tシャツ化の経緯などを聞いてみた。

――今回のTシャツ化の経緯を教えてください。
担当 ソーシャルゲーム業界は昨年1年間で大きくなってきましたが、これからは徐々に淘汰されていくのではないかと思っています。この先さらにお客様に支持されるためには、ゲームをご存じでない方にも興味を持ってもらうアプローチが必要になってくると思うんです。そういった一環として、お客様との接点を広げていくというところで、ライセンス事業を展開すべきだと判断しました。あと、お客様からの「キャラクターグッズがほしい」というご要望にお応えしたかったというのもあります。

――ドリコムのタイトルの認知度を高めるためということですね?
担当 そうです。で、7月にライセンス関係のイベントなどに出展したところ、いくつかお話をいただきまして、今回ノビーカンパニーさんとごいっしょさせていただくことになりました。ありがたかったのは、スピード感を持って取り組めたこと。通常こういったライセンスグッズの商品化にあたっては、サンプルを作ったり……と、数ヵ月から半年くらいかかることも多いのですが、1ヵ月くらいで商品化を実現することができました。旬な時期にキャラクター展開できるような取り組みをしていただけた……というのはありがたかったですね。

――それは、また、ソーシャルゲームの開発に負けないほどのスピード感ですね(笑)。
担当 はい。とはいえスピード感を持ちつつも、Tシャツのデザイン化にあたっては相当こだわっていますよ。『陰陽師』にしても『戦国フロンティア』にしても、最大の魅力はイラストだと思っているんですね。「イラストを活かせるものを……」ということで、今回Tシャツを商品化したのですが、イラストを載せだだけではおもしろくないので、どういうふうにアレンジを加えたらTシャツとして、より魅力的なものにできるか……ということで、いろいろと試行錯誤しました。とくに『戦国フロンティア』は、いかに漢字を違和感なく盛り込んでいくかで、デザイナーさんがけっこう苦労したようですね。おかげさまで、とてもいい感じになったのではないかと自負しています。

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▲開発者からの評判がとくにいいという、『陰陽師』の"青嵐"Tシャツ。

――デザイン面も相当こだわりがあるようですね
担当 一方で、現場のクリエイターとしては、自分たちの作ったゲームが商品として形になっていくというのは、すごくモチベーションが上がるようですね。とても喜んでいます。

――今後のライセンス展開としては、どのようなことを考えていますか?
担当 今後は『陰陽師』や『戦国フロンテイア』に限らず、『ちょこっとファーム』や『ドラゴン×ドライツェン』、『聖刻のジャンヌダルク』など、コンテンツの特性にあった展開をしていきたいと思っています。たとえば、かわいい系のキャラモノは、雑貨で展開したりとか。最終的にはコミック化だったり、アニメ化だったりに育てていきたいですね。基本的にこのライセンス事業は、IPを育てていくための一環なので、ゲームタイトルにあった育てかたとして、いろいろな展開をしていきたいです。

 ここ数年で、急速に注目度が高まっているソーシャルゲーム。商品化はある意味自然の流れとも言えるが、ライセンスの取り組みがどのような成果を見せるのか、今後のドリコムの展開に注目したい。