ジョジョ芸人からもお墨付き
バンダイナムコゲームスは、東京ゲームショウ2012の最終日となる2012年9月23日、同社ブース内ステージでプレイステーション3用ソフトとして2013年に発売予定の『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のステージイベント“ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」 オラオラオラオラステージ~ディ・モールト ディ・モールト 良いぞッ!~”を実施。同イベントには、新野プロデューサー(バンダイナムコゲームス)と、制作を担うサイバーコネクトツーの松山洋開発ディレクターが出演。そして空条承太郎役の声優、小野大輔がゲストとして登場し、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』に関する、熱いトークがくり広げられた。
新野プロデューサー、松山ディレクターはもちろん、小野も『ジョジョ』が大好きだと発言。学生時代はブチャラティの髪型(オカッパ!)にしたことがあるとのこと。「人間讃歌をテーマにする『ジョジョ』から生きる指針を学びました。好きすぎて学生時代、ブチャラティの髪型(オカッパ!)にしたこともあります」(小野)。『ジョジョ』の魅力は、「戦いの最後にどんでん返しがあって、それがカタルシス。荒木飛呂彦先生の絵作り、ストーリー構成の巧みさも魅了です」(小野)。さらには作中で、“人は結果を求めがちだが、真実に辿り着こうとする意志が大切だ”というセリフに感動し、「がんばろう!」と奮い立ったことも明かした。
それぞれが熱く『ジョジョ』の思い入れを語ったところで、改めて25周年を迎える『ジョジョ』の歴史をおさらい。レクチャーしたのは松山氏だが「けっきょく、●●は死ぬんですが」、「●●は壮絶な最期を……」と、新野氏と小野がネタバレを心配するほどの勢いで解説。だが、松山氏は「『ジョジョ』を読んでない日本人がいるわけないじゃあないかッ!」と発言し、最後までこの調子で『ジョジョ』の25年を振り返った。
続いて、歴史が長い作品のため、それぞれ思い入れが違うだろうということで、印象に残っているセリフを披露することに。
小野:てめーはおれを怒らせた
新野:ンまぁーーーい!」(億康)
松山:ジョルジョ・ジョバーナには夢がある
そして、イベントも後半に差し掛かったところで、ある映像が公開された。その映像には新野氏と松山氏が吉本興業東京本部にやって来た様子が映し出され……登場したのは、ジョジョ芸人でおなじみのケンドー小林。ケンコバは、登場するなり「貴様は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」と先制攻撃。すかさず松山氏「この岸辺露伴が富や名声のために漫画を描いていると思っているのかァーーーーッ!」と応酬。しばらく、名シーンを交互に披露し合う白熱の戦い(?)が続いた。そもそも映像の本題は、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』をケンコバにプレイしてもらう、というもの。空条承太郎をプレイキャラに選んだケンコバは、簡単操作でド派手な攻撃がくり出せるということもあり、ノリノリでプレイ。相手を務めた松山氏を見事撃破した。ケンコバは、「夢中になれるゲームがここにありました。是非みなさんも発売日を首を長くして待っててください」(ケンドー小林)とコメント。『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』のデキは、ジョジョ芸人からもお墨付きをもらった形となった。
また、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』は今回の東京ゲームショウでフューチャー賞も授賞。ゲーム業界からもそのクオリティーに高い評価を得た。「フィーチャー賞はサイバーコネクトツーが関わった作品としては10年振りなので、すごくうれしいです。本作は、ジョジョファンの代表、という意識で作っています。これからもジョジョファンの皆さんの意見をうかがいながら、『ジョジョ』という作品をよりよい形で世に出せればと思っています」(松山)