いきなり『Army of TWO The Devil's Cartel』で来場者の心をわし掴み
現地時間2012年8月15日から19日までドイツのケルンで開催される欧州最大規模のゲームイベント“gamescome 2012”。その開幕を翌日に控える2012年8月14日、エレクトロニック・アーツはケルンにあるホールにてメディアブリーフィングを開催した。
まず、開始早々にスクリーンに映し出されたのは『Army of TWO The Devil's Cartel』。『バトルフィールド3』などでおなじみのゲームエンジン“FROSTBITE 2”エンジンが採用され、『デッドスペース』シリーズなどを開発したVISCERAL GAMESが開発を担当していることがアナウンスされた。最新映像の公開のあとは、実機によるCo-opモードのデモプレイが行われた。“オーバーキル”という要素の追加により、火力がアップし、どんどんド派手に破壊されるオブジェクトの数々。デモの後半では、ひとりがヘリに乗り、上空からガトリングガンを乱射して「ステージが崩壊するのでは!?」と思わせるほどの援護シーンも展開。この大スペクタクルシーンを実現できたのは“FROSTBITE 2”の賜物と言っていいだろう。対応機種はプレイステーション3、およびXbox 360で海外では2013年3月発売予定。
続いては『NHL13』。同作では、1000以上の新たなアニメーションの追加、AIの強化などで、よりリアルなホッケーを実現。“NHL Moments Live”という実際の試合の起きたできごとを追体験できるモードも収録されているとのこと。北米では2012年9月11日、欧州では同14日発売。対応機種はプレイステーション3、およびXbox 360。
2012年11月15日発売予定のプレイステーション3、Xbox 360、プレイステーション Vita用ソフト『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』のデモプレイでは、オープンワールドのコースを自由にレースしたり、パトカーに追われたりと、E3で公開されたものとほぼ同様の内容となっていた。下記は、公開されたマルチプレイの最新映像。
『メダル オブ オナー ウォーファイター』と『クライシス 3』に関しては、マルチプレイを中心とした情報が公開。
まず、『メダル オブ オナー ウォーファイター』のマルチプレイでは、世界10ヵ国の各国の特殊部隊兵となって戦うことが可能に。世界のプレイヤーとオンラインでコミュニケーションできるソーシャル要素も用意されるとのことだ。
『クライシス 3』では、ナノスーツを身に纏ったプレイヤーふたりとCellチーム7人という変則的な人数のチーム戦のデモプレイが実施。ステルス機能などパワフルな能力を備えたナノスーツ側は圧倒的に有利で、つきつぎとCellチーム側をハンティングしていく。つまり、ランボーよろしく他のプレイヤーを狩猟する体験が可能なマルチプレイが楽しめるということだ。
『バトルフィールド 3 プレミアムエディション』発売決定
『バトルフィールド3』に関しては、今後リリースされるすべての拡張パックを入手できるパック“バトルフィールド 3:プレミアム”についての紹介が行われた。ここで、この“プレミアム”コードと『バトルフィールド3』本編+“バトルフィールド 3 ウェルカムパック”(新たにBF3をプレイする人に向けたマルチプレイ用スターターキット。15種類の武器、ガジェット、ビークルアップグレードが最初から使える)のパッケージ版(いわゆる完全版)が発売されることもアナウンスされた。日本での発売も決定(発売日・価格は未定)。
『FIFA 13』では、各国のフットボールリーグシーズンが始まり、試合が行われたあとは、その日の試合結果がゲームに影響する“MACTH DAY”という要素が紹介。さらに、『FIFA』シリーズのトピックスとして、ネクソンをパートナーとして、『FIFA オンライン3』を韓国でサービスを開始することもあらためて発表。
このほか、WindowsPC向けに開発が進む『シムシティ』にMac版の登場が、iOS向けに『シンプソンズ』のゲームがリリースされることなども明らかに。日本では発売未定の『Dead Space 3』の最新映像も公開された。