“音撃 ~Game Sound Impact 2012~”豪華出演陣による珠玉のパフォーマンスに酔いしれた1日【ゲームサマーフェスタ2012】

2012年8月4日~5日に千葉県の下総フレンドリーパークで行われている複合ゲームイベント“ゲームサマーフェスタ2012”。その主要イベントのひとつである、ライブイベント“音撃 ~Game Sound Impact 2012~”の模様をリポートしよう。

●真夏のフェスにゲーム音楽のトップアーティストが揃い踏み!

 2012年8月4日~5日に千葉県の下総フレンドリーパークで行われている複合ゲームイベント“ゲームサマーフェスタ2012”。その主要イベントのひとつである、ライブイベント“音撃 ~Game Sound Impact 2012~”の模様をリポートしよう。

 昨今では、ゲーム音楽のイベントは珍しくはないが、今回の“音劇”は、真夏の野外で敢行されるライブイベントとあって、まさしく“フェス”的な雰囲気。観衆も積極的に楽しもうとする人が多く、体を動かしてリズムを取ったり、芝生に座り込んで拍手を送ったり、演者の呼びかけに応じて手を振ったり……と、自由なスタイルで音楽を堪能していた。

 それではここから、1日目の出演者とセットリストを、写真とともにお届けしよう。なおオープニングアクトを務めた『アイドルマスター』の模様については、【コチラ】)をチェックしてほしい。
 またセットリストはMCなどから確認したもので、公式発表されたものではないので、実際の演目と異なる部分がある可能性があるが、その点はご容赦いただきたい。

01【Livestrow】
工藤吉三(ギター)、千葉梓(キーボード)、金田充弘(マニピュレーター)、※テイセナ(バイオリン、ゲスト参加)

崎元仁氏が代表取締役社長を務める“ベイシスケイプ”に所属するアーティストを中心に結成されたロックバンド。今回が初ライブとのことで、MCには若干の緊張も見られたものの、いざ演奏に入ると、卓越した技術で観衆を沸かせていた。

◆セットリスト
Xanadu(『怒首領蜂大復活 ブラックレーベル』)
Aerial-砂塵浴びる哀(『エスプガルーダ2』)
Presentiment(『怒首領蜂大復活 ブラックレーベル』)
グランナイツメドレー(『グランナイツヒストリー』)
真剣勝負(『真剣に私に恋しなさい!S』)
ボスバトル(『電波人間のRPG』)
ポートタウン~ダーク フォース(『オプーナ』)
深山幽谷(『朧村正』)
Go Straight Ahead!!(『怒首領蜂大復活』)


02 【TEKARU】
坂本英城(オルガン、キーボード、ボーカル)、浅田靖(ギター)、いとうけいすけ(ベース)、加藤浩義(キーボード)、川越康弘(ドラム)

坂本英城氏が代表取締役社長を務めるノイジークロークの所属アーティストたちで構成されるバンド。「今日は野外だから動きやすい服装で、と思って体操服を着てきたんですが、会場に着てみたら偶然みんな同じ格好でした」(坂本氏)とのことで、メンバー前任が体操服とジャージ姿で登場。……という具合で、MCはコミックバンドさながらだったが、演奏はもちろんハイレベル。重厚なハードロックから、メロディアスな聴かせるロックまで幅広い演奏を聴かせてくれた。

◆セットリスト
真かまいたちの夜 Nightmare 2011 MIX(『真かまいたちの夜』)
ファイナル・ギャザリング!(『勇者のくせになまいきだ:3D』)
来るべきセカイ(『勇者のくせになまいきだ:3D』)
さいしょの戦艦(『100万トンのバラバラ』)
Prime #7(『無限回廊』)
Prime #919(『無限回廊』)
茄子(『428~封鎖された渋谷で~』)
SUN(オリジナル)
Dr.Schorodinger,tell me please?(『タイムトラベラーズ』)


03 【ZUNTATA+古川典裕】
石川勝久(キーボード、ボーカル)、小塩広和(キーボード、マニピュレーター、ボコーダー)+古川典裕(キーボード)

ご存じタイトーの音楽チームによるユニット。かつてメンバーだった古川氏をゲストに迎えて、タイトーの人気楽曲をつぎつぎと披露してくれた。石川氏が「難しいところは全部先輩にまかせちゃってます」と冗談めかして語っていた通り、古川氏のソロパートの超絶テクニックには、会場からどよめきがあがっていた。

◆セットリスト
ZUNTATA RAVE 2012(『JETでGO!』、『ちゃっくんぽっぷ』など)
Penetration 2010(『レイフォース』)
Darius Classic 2012(『ダライアス』)
Good-bye my earth 2012(『ダライアス バースト』)
Daddy Mulk 2012(『ニンジャウォリアーズ』)
電車で電車でGO!GO!GO! 2012(『電車でGO!』)


04 【渡部恭久】

タイトーで多数の名作楽曲を手がけた後、フリーで活躍するコンポーザー。「とても暑いので、早く終わらせて寝たいです(笑)。でも、演奏しているあいだは寝かせませんよ」(渡部氏)との言葉とともに始まったDJプレイでは、『ボーダーダウン』、『旋光の輪舞』、『スペースインベーダー インフィニティジーン』など多彩な楽曲をリミックスして構成された、約50分に及ぶ“組曲”が披露された。
【2012年8月6日1時追記:記事内のタイトル表記に誤りがありました。読者並びに関係者の皆様にお詫びして訂正いたします】


05 【FreQuency】
星野康太(ベース、ボーカル)、末永浩一(ギター)、衛藤英幸(マニピュレーター)、齋藤司(ドラム)、北村友香(バイオリン)

フロム・ソフトウェアのサウンドチームで結成されたロックバンド。新旧『アーマード・コア』シリーズから、激しく重いハードロックを中心に披露。ストリングスの旋律が効いた魅惑的な曲も交えつつ、観衆をノリノリにさせていた。

◆セットリスト
V(『アーマード・コア V』)
Lament Over the Howling Age(『アーマード・コア V』)
Remember(『アーマード・コア フォーアンサー』)
9(『アーマード・コア マスターオブアリーナ』)
Artificial Sky(『アーマード・コア 3』)
Afterimage(『アーマード・コア フォーアンサー』)
Cosmos(『アーマード・コア フォーアンサー』)
Thinker(『アーマード・コア 4』)
Fake Facer(『アーマード・コア フォーミュラフロント』)


06 【光吉猛修】

ご存じ、セガが誇るトップコンポーザーにして、“世界一歌がうまい会社員”。新曲を中心に、『デコボコ体操』で観客といっしょに体操をしたり、少しコミカルに『炭坑節』を歌い上げたりと楽しいステージを展開。最後に定番曲で締める隙のないパフォーマンスで、観衆を大満足させた。

◆セットリスト
Ignite Infinity(『ファンタシースターオンライン2』)
炭坑節(『Mai Mai』)
NRT(オリジナル)
デコボコ体操第一(デコボコクレーンカンパニー)
デコボコ体操第二(デコボコクレーンカンパニー)
The Nine Signs(『百鬼大戦絵巻』)
愛が足りないぜ(『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』)


07 【伊藤賢治ロックカルテット】
伊藤賢治(キーボード)、末松一人(ギター)、吉池千秋(ベース)、滝山清貴(ドラム)

ロマンシング・サガ』シリーズなどでおなじみの伊藤賢治氏を中心に構成されたロックバンド。初公開となる『パズル&ドラゴンズ』最新曲や、新作が出て間もない『カルドセプト』シリーズの曲など、タイムリーな選曲に始まり、後半は『サガ』シリーズの曲で畳み掛けるというニクイ構成で、ファンを大いに沸かせていた。

◆セットリスト
Prologue(『カルドセプト セカンド』)
Shake and Shout!!(『ギタドラ7』)
パズドラバトル(仮)(『パズル&ドラゴンズ』)
金城湯池(『バレットソウル』)
玄城バトル(『ロマンシング サ・ガ3』)
術戦車バトル(『ロマンシング サ・ガ3』)
熱情の律動(『ロマンシング サ・ガ ミンストレルソング』)
Believing My Justice(『ロマンシング サ・ガ ミンストレルソング』)


08 【並木学】

M2に所属するコンポーザーで、とくにシューティングゲームのイメージが強い並木氏。観衆の期待に応えて、「シューティング好きな皆さんのために、シューティングの曲のみで皆さんを迎撃します」(並木氏)と挨拶。『バトルガレッガ』などシューティング楽曲をリミックスした音楽をプレイ。多くの人たちが曲に合わせて体を動かしていた。


 ステージの最後には、佐野電磁ことDetune佐野信義氏が登場。といっても佐野氏が披露したのは、ライブパフォーマンスではなく、なんと佐野氏がCBCラジオでパーソナリティを務めているラジオ番組『電磁マシマシ』の公開生放送。『リッジレーサー』や『鉄拳』など人気タイトルの楽曲を数多く手がけた輝かしいキャリアに負けず劣らず、軽快なトーク力にも定評がある佐野氏。この日の出演者などをゲストに招き、抱腹絶倒のトークをくり広げた。

 この日の出演者のほかに、“バンダイナムコの愉快な仲間たち”として、特別ゲストにナムコサウンドチームの現メンバーである大久保博氏と遠山明孝氏、元メンバーの三宅優氏、高橋コウタ氏、そしてなんと『鉄拳』プロジェクトディレクターの原田勝弘氏も登場。原田氏は、「これまだ言っちゃいけないんだけど……」と前置きしつつ、サウンド絡みの情報として、『鉄拳タッグトーナメント2』には“鉄拳チューンズ”という、「いままでの『鉄拳』にはなかった、音楽のカスタマイズ的な要素」(原田氏)が盛りこまれるという新情報を明かしてくれた。

▲最後に、佐野氏とともに『電磁マシマシ』に出演している諏訪彩花が登場。佐野氏が作曲した番組のエンディングテーマ『Dear Radio』を歌った。諏訪の可憐な歌唱に、夜のライブ会場は柔らかな雰囲気に包まれていた……が、佐野氏や光吉氏などオジサンたちによる野太いコールで、雰囲気は若干台無し気味に!?

 『電磁マシマシ』のエンディング後、ステージではDJ TIMEがスタート。デジタルミュージックのお祭りは深夜まで続いた。

 以上、このうえなく豪華なアーティスト陣による、すばらしく贅沢なライブイベントは1日目が終了した。2日目となる2012年8月5日も、豪華なアーティストが極上のパフォーマンスを披露してくれる予定だ。この記事を見て興味を持った人は、ぜひ2日目に足を運んでみてほしい。