初夏のサービスインを前に徐々にその内容が明らかに
セガが2012年初夏に正式サービス開始を予定しているPC版オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』(以下、『PSO2』)。今回は、プレオープンβテストから正式サービス開始時に配信される1章~4章までのストーリークエストのあらすじや登場するNPC、さらにはNPCから請け負える“クライアントオーダー”などを紹介しよう。
『PSO2』のストーリー
本作のストーリーは、プレイヤーが新人アークスとして、惑星ナベリウスに降下する直前から始まり、マターボードと呼ばれるシステムを軸に展開していく。
※マターボードについて
マターボードは、ゲーム開始早々キャラクターシオンから手渡される。特定のアイテムを手に入れたり、特定のイベントを見たりなど、マターの“目標”を達成した状態で、以前プレイしたストーリークエストをプレイすると、新たな展開が発生することがあるという。ひとつのマターボードのマターをすべて達成すると、新たなマターボードが渡され、次のストーリークエストを受けることができるようになる。
以下は本作のプレオープンβテストから正式サービス開始時に配信される1章~4章までのストーリークエストのあらすじを紹介。
1章 ずっと明日を待っていた
アークスシップ内で知り合ったシオンの依頼によって、再度ナベリウスへと降り立つことになる。具体的な依頼内容などはなにもなく、ただ「ナベリウスに行ってほしい」と、それだけを告げたシオン。降り立つ先で何が待つのか……。
2章 不気味なナベリウス
惑星ナベリウスの成り立ちに疑問を抱く、学者ロジオの依頼を受けて、ナベリウスへと降り立つことになる。目的は、森林を越えた先に唐突に広がる凍土のデータの採取。しかし、そこにはすでに不穏な先客の雰囲気が漂っていた……。
惑星の組成や地質などを調べている学者。アークスとしての資格は所持していないため、情報は依頼で集めてきてもらうようにしている。惑星ナベリウスの星としての成り立ちに違和感を覚え、情報収集を依頼してくる。
3章 砂塵の奥
砂漠に覆われた惑星リリーパは、小さな影の目撃情報が後を絶たない。フーリエと名乗るキャストもまた、小さな影に救われたのだと強く主張する。彼女に請われる形で、リリーパへと降り立ち、共にその小さな影の痕跡を探ることに。やけに機甲種の動きが活発だが……。
4章 龍の病
屈強な龍族が住まう惑星アムドゥスキアの火山洞窟へ、研究者でありアークスであるアキとその助手ライトとともに降り立つことに。龍族は独自にダーカーを撃退できるが故にアークスへの協力を拒む。だが、昨今、狂乱する龍族が増えすぎているらしいが……。
登場NPC
『PSO2』の世界では、ストーリークエストだけでなく、アークス・ロビーやクエスト内など、さまざまなところで、NPCと出会う機会がある。彼らはそれぞれの目的を持って、オラクルで活動しているのだ。一見重要そうには見えないキャラクターとの会話も、重要な鍵になっていることがある。ここではそんなNPCの一部を紹介。
長年アークスとして活動している古参の男性。若年層に向けて、長年の経験を活かした助言などをすることを己の義務と思っており、一度話し始めると夢中になって話し続けてしまう。その話の長さから、一部から迷惑がられてもいる。なお、本人に悪気は一切ない。当然いいことだと思っているから、やめる気もない。
アークスの中でも圧倒的な実力を持ち、絶対命令権を持つ六人、六芒均衡の六。通称、隠しておきたい六芒均衡。熱血気質で規格外の強さを誇るが、とにかくうるさくて、声がでかい。実力もあるし、優しく、誰よりも強い存在だが、天然でやかましい。出来ないことを出来るようにするために努力を続けてきた結果、六芒均衡に据えられてしまった。それでもなお研鑽を忘れない。
修了任務を終えたばかりの新米アークス。噂を聞きつけるとすぐに誰かに話したがる。若いためか感情の起伏が激しく、しょげたり喜んだりを頻繁に繰り返す。根は善人だが、その軽い言動と容姿から勘違いされることが多い。
やる気なさげにショップエリアで佇んでいるキャストの男性。昔は頑固な刀匠として名を馳せ、その武器を求めるアークスが多かった。だが、最近は情熱が失せてしまい、日がな一日何をするでもなくぼうっと過ごしていることが多い。
アークスになりたくなかったのに、才能があったからアークスになってしまったという経歴の少年。そのためか、任務に対してやる気を見せず、常に楽をしようと考えている。アークスになりたくてもなれなかったという友達がいるため、ことさらにアークスになってしまったことに負い目を感じている。
アークスを目指していたが、致命的なまでに才能がなかった女性。だが、へこんだ様子は微塵も見せず、吹っ切れたようにさばさばと振る舞う明るい女の子。自分と対照的に、アークスになりたくないのになってしまった友達のことを心配している。
自称、アークス一の情報屋姉妹。双子の姉。異常なほどのハイテンションが特徴の女の子。喋りたいことを喋りたいだけ喋り通す。最近出会った新人アークスは、自分の話をちゃんと聞いてくれるのでお気に入りらしい。時折ぽろっと本質をつくような一言や、とんでもない情報を掴んでくることがある。そういう意味では情報屋に向いている。
・ティア(CV:阿澄 佳奈)ニューマン 女
パティの双子の妹。情報屋姉妹を名乗ってはいるが、本格的な情報収集は全てティアが行っている。姉とは対照的に落ち着いている。だが、突っ込む時は辛辣。姉の喋ったことの間違いを修正する役割。
惑星ナベリウスにおけるダーカー大量発生時に保護された少女。記憶を失っている様子。しかし、ただひとりの名前だけは覚えていた。非常に人見知りをするが、根は好奇心旺盛。あらゆる情報を新鮮と言い、嬉しそうに観察する。
・フィリア(CV:植田佳奈)ヒューマン 女
ゲートエリア内にあるメディカルセンターの局員。保護されたマトイを心配し、常にそばにいてくれる心優しき看護官。彼女が記憶を取り戻すための手伝いをしたいと、さまざまな方面からアプローチをしている模様。
プレイヤーと同期生のアークス。初対面で気さくに相棒と声をかけてくる。それなりに真面目で、愛想が良く、そこそこ臆病な、至って普通の少年。アークスになった理由は、ダーカーを倒すためではなく、何かを探しているからとのこと。戦闘はあまり好まない。
ゼノと共に活動しているアークスの女性。自称、ゼノの保護者。先輩っぽく振る舞おうと頑張ってはいるが、ボロが常に見え隠れしている。おっちょこちょいでドジ。ゼノがなるから自分も、という動機でアークスになった。そのためかはわからないが、彼についていくには実力が不足気味。
ショップエリアの中心部にて、常に物憂げな表情で佇んでいる女性。感情の発露が薄く、すごく硬い言動は、要点理解の妨げとなっている。しかし、本人的には精一杯かみ砕いて伝えようとしている模様。プレイヤーに対し、懇願するような言葉と共に「マターボード」を渡してくる。それによって、彼女が一体何を成し得たいのかは、まだ不明である。
優秀なアークス。面倒見が良く、兄貴分的な存在。口ではさばさばしたようなことを言うが、困っている人を見ると放っておけないお節介焼きな面がある。それもこれも、かつて世話になった「師匠」の教えによるものらしい。古参のアークスからいろいろと目をかけられており、よく仕事を頼まれている。本人は面倒だとぼやくことも多いが、イヤとは言わない。
クライアントオーダー
キャラクターからの依頼を受けて、特定のクエストをクリアーしたり、クエストをプレイして集めた要望のものをキャラクターに渡すことがおもな目的となる“クライアントオーダー”。漠然とクエストをプレイするだけでなく、クライアントオーダーを受けてクエストのクリアーを目指したほうが、序盤では効率のいいプレイとなる。
序盤にオススメのクライアントオーダー
各クラスの指南役として登場するキャラクターにまず話しかけて、クライアントオーダーを受けよう。すると自分が持っている武器を貸してくれ、簡単な使いかたをレクチャーしてくれ、一定数のエネミーを討伐することで、その武器をプレイヤーに譲ってくれるのだ。
大剣の扱い方
オーザはハンターの指南役として登場。ことあるごとに、なにかとハンターを押してくる。
ゲートエリアにいるアークス。クラスはハンター。明るく朗らかな性格をしており、面倒見もいい。ハンターというクラスに誇りを持っており、逆に体力が低く常に危なっかしいフォースを嫌っている。
長杖の扱い方
マールーはフォースの指南役として登場。フォースが一番と信じ、ハンターを毛嫌いするそぶりを見せる。
ゲートエリアにいるアークス。クラスはフォース。あまり感情を露わにせず、物静かで無口。フォースというクラスに誇りを持っており、ちょろちょろ動き回ってて邪魔という理由でハンターが嫌い。
長銃はこう使うんですよお
リサはレンジャーの指南役として登場。非常に危ない言動をするのが玉にキズだが、腕は確かなレンジャー。
ゲートエリアにいるアークス。クラスはレンジャー。銃というものをこよなく愛し、銃撃による蹂躙を何よりも好む。とても正気じゃないような言葉遣いを見せるためか、アークスとしての実力は確かながらも敬遠されている。