プレゼントつきインタビュー企画
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンから2012年6月7日に発売予定のプレイステーション3用サバイバルアクション『TOKYO JUNGLE(トーキョー ジャングル)』。今回は、本作のディレクターを務める、クリスピーズ代表取締役 片岡陽平氏のインタビューを掲載します。インタビューの模様は、週刊ファミ通 2012年5月10・17日合併号にも掲載していますが、本誌ではスペースの都合でカットした部分もすべて載せちゃいました!! さらに、プレゼント企画もありますので、最後までお楽しみください!
『TOKYO JUNGLE』らしく(?)”捕食”しながらのインタビュー
――今日は『TOKYO JUNGLE』のインタビューってことで、差し入れを持ってきました。フライドチキンです!
片岡 (差し入れを受け取って)ありがとうございます!
――これを食べながらインタビューをしようと思いまして。
片岡 ……え?
――“捕食”ってことで。
片岡 いま食べるんですか?
――そうです。どうぞどうぞ。
片岡 じゃあ、お腹も空いているので、遠慮なくいただきます。
――じゃあ始めましょうか。まずは写真撮影から。
片岡 え、写真も食べながらですか?
――もちろん!
“期待の新作TOP30”のランキングも急上昇!
――写真も撮ったので、さっそくインタビューを始めましょうか。片岡さんのインタビューは2月以来ですね(※週刊ファミ通 2012年3月8日号に掲載)。
片岡 そうですね。あのインタビューのときは、まだマスターアップしていなかったんでしたっけ?
――まだ完成していなかったですね。ちなみにあのときのインタビューで言ったことって、覚えていますか?
片岡 はい。「ファミ通の“期待のルーキーTOP10”への返り咲きを目指したい」って言ったんですよね。期待のルーキーランキングの10位以上になったことがなかったので……。でも、まさか期待の新作TOP30のランキングにも載るなんて……。
――しかも、ランキングも上がってきていますからね(※4月26日現在、最高位は10位)。
片岡 ありがとうございます! いやービックリしています。でも、こうなると、「ランキングの左側(TOP5)に入りたい!」という欲望もひしひしと出てきましたね(笑)。
――ランキングもそうですけど、ユーザーの期待感も伝わっているんじゃないですか?
片岡 そうですね。海外の方からもコメントをいただけたりしているので。ただ、予想よりも斜め上のところで興奮しているユーザーの方が多いみたいなんですよね(笑)。
――(笑)。
片岡 「メスと交尾してやりたい放題!」って、そういうゲームじゃないんですけどね。それだけが目的のゲームじゃないのに、その部分がやたらと盛り上がってしまっているんですよ。「それだけのゲームじゃないんだ」というところは、声を大にして言いたいですね。
初回購入特典の“ポメラニアン(白・黒)”は、能力が違う!
――予約のほうも順調みたいですね。
片岡 はい。Amazonさんでは、予約開始から最初の1週間は1位だったんですよ。
――初回特典で、ポメラニアン(白)とポメラニアン(黒)もついてきますからね。そうそう、それぞれ能力も異なるんですよね?
片岡 白のほうは体力や防御力がふつうのポメラニアンよりも増えていて、ふつうにポメラニアンをプレイするよりも生き延びやすいステータスになっています。黒のほうは、体力面はふつうなんですけど、攻撃力がちょっと強いので、ポメラニアンを使って猛獣たちと戦いたいという人にはいいと思います。
――なるほど。
片岡 これを使ってスタートダッシュを決めて、ぜひ充実したポメラニアンライフを送ってください。ランキングも、ふつうのポメラニアンのほかに、白と黒専用のランキングもありますので。
“ランキング”機能も充実しています!
――ランキングに関しては、存在そのものは紹介しましたけど、まだ詳細は聞けていなかったんですよね。詳しく解説してもらえますか?
片岡 ランキングは、総合ランキングのほかに、動物ごとのランキングもあります。さらに、日、週、月ごとのランキングがあるんですけど、そんなにすごいスコアを出さなくても、当日だったらランクインを狙えると思います。あとは、総合ランキングの上のほうには入れないという人も、動物ごとのランキングだったらけっこう上に行けるとか。そういうところでモチベーションを見つけられるように、けっこう細かく作っていますので、そのへんも見ていただければうれしいです。
――ランキングを確認して、あまり使われていない動物でランクインを目指すというのはアリかもしれませんね。「これだったらランクインを狙えるかな?」とか。
片岡 そうなんです。ちなみに、まだアンロックされていない動物は“?”扱いで表示されるんですよ。だから、最初はミステリアスなランキングになるかもしれません(笑)。ゲームを進めて、動物をアンロックしていけば表示されるようになるんですけどね。アンロックしたあとに、「この動物だったのか!」みたいな。
――ランキングって、載ったらうれしいし、さらに上のランクを目指そうという、プレイヤーのモチベーションにもつながりますよね。
片岡 そうですね。なので、そんなにやり込まなくても何かしらのランキングに載れるかもしれないという作りにはなっています。
――ランキングを見たら、流行りとかがわかっておもしろいかも(笑)。
“マルチプレイ”もあるんです!!
――今日遊ばせてもらって知ったんですけど、マルチプレイもあったんですね!
片岡 そうなんです。ふたりでプレイできるモードで、動物の組み合わせは、肉食と草食、肉食と肉食、草食と草食とか、何でもいいんですよ。たとえばひとりがヒヨコを選んで、もうひとりが肉食動物でフォローするなんてこともできます。
――ああ、食べ物も被らないから、その点でも楽かもしれないですね。
片岡 あと、ランキングも、通常はシングルもマルチも共通のランキングなのですが、ソートをかけてシングルとマルチを別で表示することもできるようになっています。
――あ、ランキングも別で表示されるんですね。
片岡 そうなんです。だから、ランキングを見て、「この組み合わせでここまでいっているのか」なんてことも確認できます。あと、マルチプレイ専用のアイテムで、“ペット用医薬品”というものがあります。動物の強さによってスタート時に持っている数は違いますが、どちらかが死んでしまっても、この薬がある限りは復活させられるというシステムです。
――これはありがたいシステムですね。
片岡 あと、ゲーム中に“チャレンジ”が発生するんですけど、全部のチャレンジをクリアーするのって、わりとたいへんなんですね。でも、すべてのチャレンジを達成したときの特典がかなりすごいんですよ。マルチプレイで協力すれば、だいぶ狙いやすくなりますので、ひとりではクリアーできない人は、ぜひマルチプレイで狙ってみてください。
――ちなみにチャレンジの内容とかは、マルチプレイもシングルプレイも共通なんですか?
片岡 共通です。ただ、ランキングだけは、マルチプレイのほうが有利になってしまうので、そこだけは専用のものを設けましょうということになりまして。
――じゃあ、ひとりで苦しいときは誰かに助けてもらうという考えかたでいいんですね?
片岡 そうです。たとえば、早いタイミングで動物をたくさんアンロックしたいとか、コスチュームをたくさん集めたいという人は、マルチプレイで進めるのがもっとも効率がいいですね。ただ、マルチプレイ時は取得するサバイバルポイントがシングル時より減るので、マルチプレイだからといって一方的にお得なわけではないです。
超レアなコスチュームや、特定の動物限定のコスチュームも!
――コスチュームは、フィールドにあるプレゼント箱の中に入っていたり、サバイバルポイントを消費して手に入れるんですよね?
片岡 あとはチャレンジですね。チャレンジに成功するともらえるコスチュームもあります。あと、『TOKYO JUNGLE』は、ほとんどの動物を操作できるんですけど、一部NPC専用の動物もいるんですね。たとえば、鶴がいるんですけど。
――鶴! あ、そういえば、広告のメインビジュアルの左端にいましたね!
片岡 それです! 鶴は、フィールドのとある1ヵ所にしか出てこないんです。しかも、出現確率がメチャメチャ低いんですよ。
――へぇ!
片岡 その鶴をハンティングすると、ゲームを進めるのにものすごく有利なコスチュームを、低確率で落とすんですよ。
――えーと、“鶴の恩返し”的なものですかね(笑)。コスチュームって、基本的には同じカテゴリで揃えたほうがいいんですか?
片岡 基本は揃えたほうがいいですけど、そこはプレイヤーの自由です。
――あえて揃えないで、自分が身につけたいものをつけてもいい、と。
片岡 そうですね。コーディネートを楽しむのもいいですし。あと、動物ごとに専用の装備があるんですよ。大きなゾウやカバは移動速度が遅いので、それがストレスになったり、チャレンジのクリアーにも影響を及ぼすんですけど、“巨大動物専用のローラースケート”というコスチュームを履けば、移動速度が速くなります。
――動物ごとに、モーションも全部違いますもんね。
片岡 はい、全部変えています。ユーザーの方から「犬のモーションが全部同じだったら嫌だな」というコメントをいただいたんですけど、もちろん犬種ごとに全部違います。動物ごとに攻撃のスピードも違うし、振り幅によるヒットの大きさも丁寧に調整していますので、そのへんの違いを楽しんでもらいたいですね。
ただの“バカゲー”や“ネタゲー”ではありません!
――“ネタゲー”だと思っている人が多いと思うんですけど、じつは何気に「覚悟しとけよコノヤロー」って感じに、いいゲームに仕上がっていますよね。
片岡 そうなんですよ! ネタの部分が盛り上がりすぎちゃっているので……。「交尾をするゲームだろ?」って言われますけど、そんなゲームを3年もかけて作ったわけじゃありません(笑)。
――それはしっかりと書きますよ!
片岡 おもしろい要素もありますけど、ただの“バカゲー”とか“ネタゲー”ではありません。じつはちゃんとしたゲームなんです。
――まあ、実際にプレイできていないという部分も大きいでしょうね。実際にプレイしたら、みんな「あれ、案外まともなゲームじゃん」って言うと思いますよ。
片岡 確かに、『TOKYO JUNGLE』の公式サイトでプレイ動画を公開してから、ゲームの遊び心地がイメージできたのか、そういった評価をいただけるようになりましたね。
――今後も引き続き、いろいろな情報を出していただいて、発売までには全容を読者の方に伝えられれば思っています。では最後に、読者の方にひと言お願いします!
片岡 メスと交尾をするだけのゲームではありませんので、そこはくり返し、声を大にして言いたいですね。バカゲーと思われている方もいるかもしれないですけど、じつはちゃんとしたゲームなんです。そこはプレイしていただければわかると思いますので、ぜひ期待してください。
――わかりました。本日はありがとうございました!
『TOKYO JUNGLE』オリジナルグッズが抽選で当たるチャンス!!
最後までインタビュー記事を読んでいただいた皆様に、プレゼント企画をご用意しました! 『TOKYO JUNGLE』の非売品グッズセットを、抽選で3名様にプレゼントします。希望者は、このページのいちばん下に書かれているキーワードを記入して、下記の応募フォームからご応募ください(キーワードは、”ファミ通.comへのご意見など”欄にご記入ください)。応募受付期間は、2012年4月30日~2012年5月9日です。当選者の発表は、賞品の発送(5月中旬予定)をもって代えさせていただきます。
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