『DiRT』の開発陣が挑む新機軸レースアクション
『DiRT』シリーズとは、本格的なラリーレースやジムカーナ(舗装された路面にパイロンなどを設置してコースを設定し、タイムを競うモータースポーツ)などの多彩なレースカテゴリーが楽しめるオフロードレースゲーム。ジムカーナの神業的な走りでも有名な人気ドライバー、ケン・ブロック氏がテクニカル・コンサルタントを務めている(『Colin McRae: DiRT 2』、『DiRT 3』)。本作は、『DiRT』シリーズと同じ開発スタッフが手掛けるスピンオフ作品で、スピード競技では味わえないスリルと爽快感を追求しているのだ。






仕掛け満載のコースでライバル車をブッ壊せ!
コース上には障害物やランプ(傾斜台)が多数配置されており、うまく利用するとライバルを出し抜くことができるだろう。ドライビングテクニックだけでなく、コース上にある物を活用することもレース展開と勝敗を左右するのだ。また、フリースタイルの走りが楽しめるコースも収録。技術を磨いたり、カースタントで競ったりと、アイデア次第で遊びの幅が広がる。




■開発スタッフ インタビュー

イアン・スミス 氏
シリーズ最新作『DiRT Showdown』の開発を手掛けるコードマスターズのおふたりに、本作のコンセプトや魅力について語っていただいた。
──『DiRT』シリーズの最新作がナンバリングタイトルの『DiRT 4』ではなく、『Show down』になった理由を教えてください。
私たちは、これまでの『DiRT』シリーズにあったアクションスポーツの魅力を最大限に引き出し、ユーザーに体験してもらいたいという思いから、『DiRT Showdown』の開発にあたりました。本作の舞台となるのは、何千人ものファンで埋め尽くされた巨大なアリーナや屋外のフェスティバルです。そこではテクニックを駆使してライバルを徹底的に潰し、首位でのゴールをもぎ取るために死力を尽くす白熱の争いが展開します。本作では、こういった"ライバルを打ち負かすためなら何でもあり"というわかりやすい目的のレースを楽しむことができ、その激しさや雰囲気を存分に味わえます。つまり本作には、これまでの『DiRT』シリーズのナンバリングタイトルとはまったく異なるコンセプトがあり、まったく違う楽しみかたや雰囲気があるのです。
──多くのレースカテゴリーが登場するようですが、いくつか代表的なものを紹介していただけますか?
レースは、スピードを競うタイプの通常のレース、破壊が目的のレース、そして技の評価で決まるジムカーナの3種類に大きく分類されます。そして、それぞれのカテゴリーが提供するプレイスタイルをすべて楽しむことができます。たとえば"8BALL"は、クラッシュ必至の交差点があるコースで開催されるレースで、展開が読みにくいというおもしろさがありますし、"RAMPAGE"はライバル車を壊しまくって得点を獲得する、本作の特長がよく反映されているカテゴリーです。このほかにも、リング上から大相撲のようにライバル車を押し出し、勝利を収めることが目的の競技もあります。バリエーション豊かなレースがたくさん収録されていますよ!
また、ジムカーナのカテゴリーも『DiRT 3』から大幅に進化しています。多くのプレイヤーが手軽に技を楽しめるように、システムの見直しを図ったのです。もちろん難易度の調節もできますよ。キャリアモードの中でジムカーナのレースは、重要な位置づけになっていますが、本作におけるジムカーナの楽しみかたと言ったら、やはり自由に走り回れる2ヵ所の"JOY RIDE"でしょうね。ミッションもたくさんありますし、技も思う存分楽しめます。これらのカテゴリーには、ライバルからの不意の攻撃や危険な障害物も加わってきますので、あらゆるレースでスリルを味わえますよ。
──どのようなアクションをするとポイントを獲得できるのでしょうか?
ライバルと潰し合うデモリッションレースが、なくてはならない要素のひとつとなっており、ライバルに対してダメージを与えた場合には、さらにブーストを獲得できるようになっています。これにより、積極的なプレイスタイルを楽しんでもらえるようにしました。インパクトの強弱、衝突箇所やその方法によって、獲得できるポイントは異なります。また、"HOONIGAN"というジムカーナイベントでは、フリースタイルで技を競うのですが、そのパフォーマンスを判定して得点が異なる仕組みになっています。このほか、キャリアモードを進めることでキャッシュを稼ぐことができ、このキャッシュを使用して新しいマシンの購入やマシンのアップグレードもできます。

マイク・チャップマン 氏
──Ford Fiestaのほかにも実車は登場しますか?
Ford Escort Mark 2やSubaru Impreza WRX STIなども収録しています。実車にインスパイアされたオリジナルマシンも多数登場しますので、今後の情報をお楽しみに!
──『DiRT Showdown』に採用しているエンジンは、『DiRT 3』と同じですか?
本作では、緻密なダメージやゆがみなどを描写するため、開発エンジンを徹底的に見直しました。各地で開催されるフェスティバルの雰囲気を忠実に描こうと考えていたので、必然的に色彩や照明の効果を引き出すエンジンにする必要があったのです。私たちは、昔からのファンと新しく興味を持ってくれたファンのどちらにとっても、新鮮な体験を提供するため、エンジンの強みを生かしつつ、つねに改良を加えています。
──日本のファンの皆さんへひと言!
本作を心待ちにしている日本のファンの皆さん、いつもコードマスターズのレースゲームをプレイしていただき、ありがとうございます! 皆さんのサポートには、本当にとても感謝していますよ。本作も、皆さんの期待を裏切らない作品にしますので、どうぞご期待ください。日本発売後には、皆さんとマルチプレイで"ド派手に壊しあえる日"を楽しみにしています!!
発売元:コードマスターズ
ジャンル:アクションスポーツ レーシング
発売日:2012年発売予定
■開発元:コードマスターズ
■価格:未定
■対象年齢:全年齢
■オフラインプレイ:1〜2人
■システムリンク:非対応
■ローカライズ:音声のみ日本語
■Xbox LIVE:対戦プレイ2〜8人、スコアボード、ボイスチャット、サーバー:全世界
■Xbox LIVE マーケットプレース:未定
■そのほか:――
●表紙:『ドラゴンズドグマ』
本誌読者にも非常に人気が高いこのタイトルが表紙! 5月24日発売予定の『ドラゴンズドグマ』は誌面でも最新情報を掲載。ディレクター伊津野英昭氏のインタビューもあり!
●特別付録1:『Kinect スター・ウォーズ』 "オーラ・シング" ダウンロードコード
4月5日発売のKinect専用ゲーム『Kinect スター・ウォーズ』の"ジェダイ デスティニー"モードで使用可能なキャラクターのダウンロードコードが本誌だけの特別付録で入手可能!そのキャラクターは"オーラ・シング"。『エピソード1/ファントムメナス』に登場した賞金稼ぎだ。このチャンスを逃すな!
※本コードは、2012年4月5日よりご使用いただけます。
●特別付録2:NINJA GAIDEN 3 攻略ガイドブック
3月22日発売『NINJA GAIDEN 3』を本誌では特別付録で徹底攻略!敵キャラクター別に倒し方を伝授、NINJA TRIALSもミッションごとにその攻略法をお届け!
●特集:日本人クリエイターによるKinectの作りかた
日本マイクロソフトより、Xbox LIVE アーケードでKinectタイトルが3本リリース。どれも日本の開発スタジオによる、日本人クリエイターのゲームだ。Kinect専用ゲームとして、どのような経緯で各タイトルは生まれたのか……。タイトルごとプロデューサーとディレクターに出席していただき、Kinectへの熱き思いを語ってもらった!
●新作&攻略ゲーム
アサシン クリード III
バーチャファイター5 ファイナルショーダウン
DiRT Showdown
バイオハザード6
重鉄騎
ロボティクス・ノーツ
ロリポップチェーンソー
バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ
Kinectラッシュ:ディズニー/ピクサーアドベンチャー
ゴーストリコン フューチャー ソルジャー
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ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ
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モンスターハンター フロンティア オンライン
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ストリートファイター×(クロス)鉄拳
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Valhalla FREAKS [板垣伴信]
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