壮大なスペースオペラのオープニング部分を堪能
2012年2月28日、エレクトロニック・アーツから3月15日に発売予定のプレイステーション3/Xbox 360用ソフト『マスエフェクト3』のメディア向け体験会が開催された。ここでは、体験会で試遊できた最新のプレイアブルバージョンのプレイリポート。そして、来日していた本作のアソシエイト プロジェクトマネージャー、ロビン・テベルジュ氏へのミニインタビューをお届けする。
今回プレイできたのは本作のオープニング部分。物語が開幕し、チュートリアルを兼ねた戦闘をこなして地球から脱出するまでを楽しめるものとなっていた。ゲームをスタートすると(今回はもちろんキャンペーンモードをプレイ)、まずプレイモードの選択やキャラクターメイクを行い、これが終わると本編がスタートする。まずは美麗なムービーシーンで事の発端を観ることに。もちろん、カットシーン中のセリフ選択は健在だ。ムービーが終わると、TPS(三人称視点シューティング)画面に。アンダーソンを伴い、随所に操作方法のチュートリアルを挟みながら、襲い来るリーパーたちを倒しながら進んでいく。進んだ先の貨物船上で通信を試みるも失敗、現れた大量のリーパーたちに追いつめられるシェパードとアンダーソン……。とここで上空からノルマンディーSR2号が救援に突っ込んできて危機一髪! というオープニングから胸躍る展開に。というのが、今回プレイできたデモの大まかな流れ。細かな部分では、アビリティのグレードアップの仕様がこれまでに公開されていたものから若干変更になっているなど、興味深い点も。この序盤のストーリー部分、システムに関してはファミ通.com特設ページにて追って紹介する予定なのでお楽しみに。
シリーズの集大成と言える作品に仕上がっています
ロビン・テベルジュ
- 三部作の最終章となる『マスエフェクト3』、完成しての手応えをお聞かせください。
ロビン 完成度も、三部作をいい形で終われるであろうことにもとても満足しています。シリーズを通してさまざまな要素を追加してきましたが、その集大成と言える作品に仕上がっていると思います。
- シリーズが完結してしまうのは残念ですが、今後同様の設定、キャラクターで別の作品を作ってみたいといった希望はありますか?
ロビン 『マスエフェクト』という世界自体はとてもディープで壮大なので、まだまだ語られる物語は存在していると思います。楽しみにしていてください。
- 本作でとくに力を入れた部分はどこでしょう?
ロビン 大きく3つ。戦闘では近接戦やアクションを追加して、よりアグレッシブな戦いが可能になりました。カスタマイズ
部分は武器、アーマー、アビリティなどをより細かくカスタマイズできるようにしています。3つ目はマルチプレイヤーモードの導入ですね。
- マルチプレイヤーモードは、意外にもシリーズ初搭載ですね。
ロビン マルチプレイヤーはファンから非常に導入要望の多かったモードなのですが、マルチプレイヤーモードはキャンペーンモードに価値を与えるものでなくてはいけないと考えており、これができないならやらないと決めていました。今回は、大きなチャレンジでしたが、マルチプレイヤーモードで得たものをキャンペーンモードに反映する形を作り上げることができたので導入されました。
- なるほど。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
ロビン チーム一同がんばって作った『マスエフェクト3』の発売を、皆さんとともに喜べることを楽しみにしています。宇宙を舞台にした壮大な物語を堪能してください。