劇中番組をモチーフにしたコーナーが多数登場!


2012年2月26日、東京・池袋にあるオートサロンアムラックス東京にて、『アイドルマスター』のイベント“アイドルマスター×アムラックス コラボレーション イベント~生っすか!?サンデー出張版~”が開催された。これは、アニメ『アイドルマスター』の劇中で765プロのメンバーが出演した番組“生っすか!?サンデー”を、現実で再現するというもの。イベントには、天海春香役の中村繪里子、菊地真役の平田宏美、萩原雪歩役の浅倉杏美、我那覇響役の沼倉愛美の4人が出演。劇中番組をモチーフにした、バラエティー豊かな楽しいステージがくり広げられた。



出演者による「生っすか!?」という問いかけに、観客が「サンデー!」と答える劇中番組の雰囲気そのままでスタートしたイベントは、フリートークを挟んで最初のコーナーに。最初のコーナーは“愛美チャレンジ!”。4人揃ってのタイトルコール……かと思いきや、台本と出演者を見ながら戸惑う沼倉の姿が。というのも、沼倉の台本にはフリートークと書かれていたようで、じつは沼倉にはナイショのドッキリ。劇中番組の“響チャレンジ!”をモチーフにしたこのコーナーは、沼倉のガッツを試すという内容で、沼倉には万歩計が用意され、イベントが終わるまでに万歩計のカウントを1000にするという指令がくだされる。戸惑いながらもチャレンジを始める沼倉は、ステージの端で高速の足踏みを開始。ステージの端でイベントへの影響を気にしながら足踏みをする沼倉に対し、浅倉は「走ってるだけだと絵的におもしろくないから、『TRIAL DANCE』とか踊れば?」と無茶ぶりをする。小声で歌いながら、言われたとおりダンスを踊りだす沼倉を尻目に、イベントはつぎのコーナーへ。


続いてのコーナーは“グラビアっすか!?サンデー”。これは、中村・浅倉ペアと、平田・沼倉ペアに分かれて、『アイドルマスター グラビアフォーユー! VOL.5』(以下、『G4U!』)に挑戦するというもの。ひとりが目隠しをしてコントローラを持ち、もうひとりが声で構図などの指示を与えるというルール……なのだが、『TRIAL DANCE』を歌う沼倉に気を取られる中村や観客はあまり話を聞いていない様子。さらには、中村は沼倉の側へ近づきいっしょに踊り出してしまう。平田に強引に引き戻される中村が「『TRIAL DANCE』をマスターしようとして……」と話すと、平田は「心の中でマスターして!!!」とピシャリ。改めて、『G4U!』への挑戦に。

最初は、平田・沼倉チーム秋月律子がをモデルにゲーム開始。沼倉が目隠しをしてコントローラを握ると、平田が位置やズームなどの的確な指示を与えていく。一方の中村・浅倉チームは逆の方向を言ったり、「生っすか!?」、「サンデー!」という観客へのコール&レスポンスをしたりして妨害しようとする。それでも、秋月律子がアップになった非常にキレイな写真の撮影に成功。後攻となった中村・浅倉チームは如月千早をモデルに撮影にチャレンジする。コントローラを持つのは浅倉だが、髪型の影響で目隠しができない浅倉のために、中村が回りこんで後ろから目隠しを持つことに。だが、“千早の正面”という中村らしい破天荒な指示に振り回される浅倉。対する平田・沼倉ペアは大きな邪魔をすることなく余裕の対応に。一時は千早がファインダー内に入ることがあったものの、結果的に写った写真に如月千早の姿はなく、部屋だけが写ることに。勝負の結果は、観客による拍手の多さによって決まることになり、もちろん平田・沼倉チームの勝利が決まった。


このコーナー終了の時点で、沼倉の“愛美チャレンジ!”の経過を調べると、万歩計のカウントはなんと818。あと200弱で目標達成という早さを見た中村&平田は、沼倉から万歩計を受け取ると、リセットボタンを押してしまう。悲鳴をあげる沼倉に、「ゼロになっちゃったー!」(中村)、「壊れちゃったみたーい!」(平田)という反応。
3つ目のコーナーは、“菊地真改造計画”をモチーフにした“平田宏美改造計画”。平田以外の3人が出すお題を、平田が演技で再現するという内容で、お題を通じて平田を改造していくという。トップバッターの中村のお題は“トヨタ車で迎えに来てくれるまこっくま”。“まこっくま”とは中村いわく“真がプロデューサーからもらったぬいぐるみ”とのこと(アニメ第17話で登場)。中村のほかにも、浅倉による“トヨタ車で東京マラソンの先導をするホスト”や沼倉による“アイマスプリウスを初めて見たおじいちゃん”といったお題をこなしていく平田だが、3番目の沼倉のお題には“先輩からのお願い”と、沼倉みずからにおじいちゃんを演じさせていた。その後、平田自身もおじいちゃんを演じるのだが、そこに沼倉と中村が演じるおじいちゃんも混ざり、会場を笑わせていた。ちなみに、このコーナーの途中で、沼倉の万歩計を確認するとまたまた942と1000間近の数字に。その数字を見た中村は、あっさりと2000へと目標を増加させてしまう。


最後のお知らせのコーナーで登場してきたのは、お知らせの内容が入った“ゆうパック”の箱。これは、天海春香がダンボールを開けようとして箱の蓋で顔をぶつけてしまうという、テレビアニメ第15話にあったシーンの再現であり、『アイドルマスター』以前に中村繪里子が実際に行ったという伝説の場面。「あのシーンが生で観られるのか!」という期待から会場は一気に盛り上がり、観客からは「ゆうパックコール」も巻き起こる。苦笑いしながらも自身の体験を再度起こそうと試みる中村。慎重に箱を開けようとすると、少しだけ箱が開いてしまうといったトラブルもあったが、最終的には中村がみずから突っ込むようにして箱を開けて、同じシーンを再現し、会場を大いに盛り上げていた。


そして、ここで“愛美チャレンジ”の結果発表。万歩計2000ぴったりを目指し、少しだけ手で振ってカウントを予想しながら調整する沼倉だが、その結果は……なんと2013! 2000ぴったりではなかったものの、わずか13だけの違いに成功ということになり、満面の笑みを浮かべていた。

その後、4人によるアニメ『アイドルマスター』の主題歌『READY!!』の生ライブが披露されると、観客からの大歓声とともに、手拍子&コールで会場は大盛り上がり。つづいて、アムラックスと『アイドルマスター』のサイン入りコラボポスターを巡るビンゴ大会が行われ、イベントは終了。観客から、劇中番組“生っすか!?サンデー”のように、笑顔が溢れる内容に大きな拍手が贈られていた。







