見せ過ぎ!? 未公開映像も惜しげもなく!
千葉県にある幕張メッセで本日2011年12月17日、開幕したジャンプフェスタ2012。スクウェア・エニックスブースのステージでは、『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』に関するトークイベント“「開発者にガンガン聞こうぜ!」出張版”が2回開催された。ここではそのトークの内容をまとめて紹介しよう。
本トークイベントに登場したのはプロデューサーの齊藤陽介氏とディレクターの藤澤仁氏。『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』は、オンラインということで難しそうなイメージを持っている人もいるかもしれないが、齊藤プロデューサーは、“いままで通り楽しめる『ドラゴンクエスト』の最新作”と説明。バトルはザコ戦ではテンポよく、ボス戦では奥深い戦略も楽しめるなど、従来のシリーズ作品と変わらぬおもしろさであることを保証。バトルの説明では、初出しの映像を披露しながら「カメラアングルも自由に動かすことができ、ふだん見られないモンスターの姿を見ることができます」(藤澤)と、従来のバトルとは異なる魅了も紹介した。
また、オンラインゲームということで、『DQ』シリーズの魅力のひとつであるシナリオがどうなるか気になるところだが、シナリオも従来どおり、いや、それ以上の内容になるとのこと。ラスボスも存在し、物語も十分楽しめる作品になるということだ。
ここからは、トークで触れられたQ&Aをまとめて振り返る。まず、“インターネット環境が必要か”という質問には、オフラインでも「ちょっとだけ楽しめる」(齊藤)としながらも、ぜひオンライン環境を整えてほしいと述べ、オンライン環境があるとオフラインの「100倍、1000倍楽しくなります」(齊藤)ということだ。
Wii版とWii U版の違いについては、「Wiiはめっちゃ楽しい! Wii U版はめっちゃ楽しい! そのうえ超キレイ」(齊藤)とコメント。さらに、「2台あればふたりでいっしょに遊べる」と説明した。
また、人間のキャラクターは使えないのか、という質問も。『DQX』では5つの種族が明かされているが、これまで公開されている映像などでは人間らしきキャラクターも登場している。これについて藤澤氏は「プレイヤーは全員、人間です」と断言。人間でありながら、ほかの種族が使えるという説明だったが、それがどういうことかはプレイして確かめる必要がありそうだ。ちなみに、種族の違いにより、強い弱いがあるのか、という質問も出たが、種族によって多少の個性はあるとしつつも「強さは気にせず、見た目で選んでもらってけっこうです。種族によって就けない職業はありません」(齊藤)とのこと。
サポート仲間(いっしょに遊ぶ人がいないときなど、酒場で仲間にできるAIキャラクター)に関する質問では、自分がプレイしていない時間には、自分のキャラクターをサポート仲間にでき、ほかのプレイヤーが自分キャラをサポート仲間として使うと経験値が入る仕組みもあるという。つまり、自分が遊んでいない時間にもレベル上げができてしまうのだ。これはうれしい!
最後に、2回目のトークイベントでは、観覧者からの質問として、未発表の職業はあるのか、という質問が。このキワドイ質問に対し、藤澤ディレクターは「現在、6つの職業を公開していますが、サービスを続けていくうえで追加していきます」と述べ、「その中には過去のシリーズにはない職業も企画しています」と注目発言も飛び出した。
誰もが気になる発売日に関する質問もあったが、まずはβテストでどんな改善が必要かを見極めてから判断するとのことだ。そのβテストの開始時期は「チョコレートの時期」(齊藤)ということで、さほど遠くない時期に開始されそうだ。ひとまずは、βテストを楽しみに待とう。まだ応募していない人は公式サイトから応募(→こちら)すべし!