今井麻美が綴る! 『Aroma of happiness』CDプレス工場見学

2011年11月30日にリリース予定の人気声優・今井麻美の2ndアルバム『Aroma of happiness』。今回、今井が同アルバムの静岡・御殿場にあるCDプレス工場を来訪し、工場内を見学。その体験記をみずから執筆してくれた。

●今井麻美本人が綴る体験記

 2011年11月30日にリリース予定の人気声優・今井麻美の2ndアルバム『Aroma of happiness』。今回、今井が同アルバムの静岡・御殿場にあるCDプレス工場を来訪し、工場内を見学。その体験記をみずから執筆してくれた。本人による貴重な体験記。ぜひチェックしてほしい。

以下、今井麻美本人によるリポート記事。

 


 みなさん、こんにちは! 今井麻美です。(※なんと、本人が記事を書いてます! この注釈も本人が書いています!)この度は当記事をご覧いただきましてありがとうございます。2011年11月30日に私の今の思いを目いっぱい詰め込んだ2ndアルバム「Aroma of happiness」が発売されることになり、色々な活動をさせていただいているのですが、その一環として『初めてのCDプレス工場大潜入作戦』を行いました。

 そのレポート記事を、私自身が書かせていただこうという企画を自ら志願し、念願かなって掲載して頂けることになりました。関係者のみなさん、ありがとうございます~! なにぶんプロの記者ではないので、妙にテンションが高いところはご容赦を★ それでは、『今井麻美の御殿場、雨のCDプレス工場珍道中!』はじまりはじまり~♪(タイトル変わってますがなっ)

 2011年11月11日。この日は1が6つも並ぶ、とても印象的で意味もなくテンションがあがる刺激的な一日です。きっとこの日、世界中の色々なところで「ポッ○ー」や「○リッツ」を6本まとめて口に頬張る人が6人以上はいたと思います。そんな記念すべき日に、私、今井麻美は2ndアルバム「Aroma of happiness」が産まれる瞬間を確認するために、静岡県御殿場市にあるメディアロジテック株式会社さんの御殿場工場を訪れました。

 今まで色々なCDを出させていただきましたが、CDのプレス工場を見学させていただくのは初めてのことで、一体どんなところでCDが作られているのか、ワクワクしながら尋ねたところ、まず出迎えてくださったのは、玄関先に手を振ってくださる工場スタッフの方々。「生憎のお天気の中、ようこそお越しくださいました!」と笑顔でお出迎え下さった先に見えたのは、私の身長をゆうにこえた、超特大看板! そこには「WELCOME」の文字とともに私の名前と、この日見ることが出来なかった晴天の富士山が! なんだか嬉しくて、最初から即記念撮影です(笑)。

 写真を撮り終えた後、通してくださった会議室でまず最初に頂いたのが御殿場市の観光ガイド。富士山好きの私としては、御殿場などの富士山の息遣いが聴こえる土地は本当に大好きで年に何度かは無性に行きたくなる土地なので、この観光ガイドはめちゃくちゃうれしかったです。スタッフさんとの挨拶を交わした後、部屋に入ってきたときから気になっていた恐らくCDと思われる塊をじっと見つめると、「これが今回の今井さんのCDですよ」と見せてくださいました。出来立てホヤホヤのCDちゃんたち。綺麗だな~と見とれてしまうほどです。通常版、DVD付版、BD付版の三種類。実は今回、この三種類おのおの10枚ずつにサインを入れるのも目的の一つ。かなり数が少ないので、本当にたまたま手にした方に「ほんの少しの幸せ」をとどけちゃいましょうという企画です。過去にもCDにサインをしたことはありましたが、いつも自宅で部屋中にCDを並べて、乾くまでケースにしまうことが出来ないので、さながら内職をしている様な状態になったりしていました。一枚一枚お礼を書きながらサインを入れていると、スタッフさんから、「なるべくソフトに書いてくださいね」とアドバイスが。

 というのも、皆さん知っていましたか? CDって色のついた上の面(今回サインを入れている所)と裏のキラキラした下面、どちらが傷に弱いかというと、上の面のが弱いんですって! 単純に情報の入った場所を保護している場所が、厚いのが下面で、薄いのが上面なんですって! 下面は放射状にちょっと傷がついたくらいでは対した影響は出ないけど、上面はすぐに情報が書き込まれた所に到達してしまうんだそう。正直目からウロコでした。皆さんも大切なCDは特に上面の扱いに注意してくださいね~。うーん、勉強になります。

 サインを終えると、今回もう一つの目的である工場見学へ! 昨今、日本中で工場見学がブームだと聞いたことがありますが、私も工場見学が大好きな人間の一人です。特に大きな機械が颯爽と作業をしている様は、言葉にできないくらい、胸がキュンとするのです。ああ、トキメキとワクワクです。会議室を出て、工場エリアに入るには髪の毛を落としたりしないように、白い帽子をかぶります。似合ってますか?

 一歩工場エリアに足を踏み入れると、どこからともなく、機械の油の匂いと印刷インクの匂いが香ってきます。長く続く廊下の先に待っていたのは、大きな音とともに迎えてくれた機械ちゃん達の数々! ガラスの向こうに広がる機械ちゃん達が一生懸命働いている姿でした。

 スタッフさんに導かれて敷地内に入ります。機械の隙間から見える実際に働いているスタッフの方々の邪魔をしないよう、そして神聖な生産現場を汚さないよう、緊張の面持ちです。

 最初に見せていただいた機械は、プラスチックのような透明の粒々からCDの形に形成し、音楽等の情報を書き込むという、最初にして最重要な工程です。CDという仕組みを私なりに簡単に説明すると、盤面に凹凸を刻むことにより、情報を読み取るというもの。そのCDの原版(スタンパー)にぶちゅっと溶かしたプラスチックを流し込んで溝を作るのです。なのでスタンパーさんは完成品を鏡に映した逆の状態で作るわけですね。

 因みに、このスタンパーは特殊な機械で再生すると普通に聴けるそうですが、「普通の再生機でも聞けるのですか?」と質問したところ。「まあ、出来なくはないです……」というお答え。これは実に「Aroma of happiness」のスタンパーを再生したくなるお言葉です。あはは。

 続いて見せて頂いたのが、DVDの生産現場。今回私の「Aroma of happiness」は音楽CDを御殿場工場で、DVD&BDがつくば工場で作られています。なので、別のアーティストさんの作品を作っている所を見せてもらいました。

 DVDってCDの厚さの半分のものを2枚貼り合せている様なイメージのものなんですね~。知らなかった。言われてみると、DVDの盤面を手に取ると、どことなく二枚持っているような感覚になっていた気がします。2枚を貼り合せる液体(接着剤)がシュワ~っと塗られていく様は、さながら魔法の様です。美しい!

 続いて、CDの上面に印刷を施す過程。今度は私のCDを正に作業している機械ちゃんです。DVD付CDの黄緑のインクが一枚ずつにサッサッサッと塗られていく、神業とも思える機械ちゃんについテンション上がりすぎて「すごーい!」と大きな声を出してしまいましたが、周りには多くの作業中のスタッフの方がいるので、気を付けてくださいね!今井さん!(※すみません^^;)しかも紫外線の照射をうけ、さっきまで「インク塗り立て注意」な状態だったのに数秒後には重ねても大丈夫なんだそうです。やっぱりこれは魔法なのかもしれない……。ほわ~。

 次はBD付CDの盤面、ピクチャーレーベルの印刷機械。4色の原色を重ねることにより、より細かい印刷が可能とのことで、実はちょっとお高い印刷方法なのだそう。黒→青→赤→黄の順番で印刷されていくと、見事な盤面が完成! 最初に色を鮮やかに見せるために白を塗っているから正確には5色ですが、この少ない色数で様々な色合いが出せるなんて、なんて神技術なんでしょうか。私たちの身の回りの生活にもプリンターやカラーコピー機などがありますが、最初にこういう技術を考え出した人って天才ですよね。感謝しながら毎日過ごさなくっちゃ。

 ここから少し趣向を変えて、商品を管理しているスペースへ。案内してくださっているスタッフさんが「じどうそうこが……」と仰っていたのですが、いまいちピンと来ないので、周りにうず高く積まれている段ボールの山を見ながら、ほへ~っと口を開けながら歩いてました。

 段ボールに「AKB」と書いてあったので、「あ! これアイドルのAKB○8のですね!」というと、「それはたまたまそういう品番です……」とちょっと恥ずかしいやり取りをしたり(笑)。たどり着いた先には爽やかな青年が笑顔で迎えてくださいました。スタッフさんが「ここが自慢の自動倉庫です!」と促してくださった先には、とんでもない高さと奥行きの棚が広がっていました。目視ではどのくらいの大きさかぱっと分からないくらい! 間違いなくその時の私の効果音は「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ」だったと思います。例えるならば、映画「マト○ックス」の人間育成の機械とか、お届け物を機械でしてくれるドラ○もんの世界にありそうな未来マンションといったところでしょうか。

 棚には形の違う段ボールが所狭しと並べられていて、その中にはCD制作に必要な印刷物などが入っているそうです。爽やかな青年がピピピッと画面に入力をすると、明らかに意思をもった運び屋の機械がスサササササササと動いて段ボールを運んでくれます。今いる私たちの階の上の階でも同じ操作が出来るらしく、何台もある運び屋さんがスイスイ動き回っていました。これを人の手でやろうとすると、とんでもない時間と労力がかかるんでしょうね。もし、この作業を人の手に頼るようになったら、きっと私のCDも価格がいくらか増してしまうんだろうな~……とそんな事を考えてしまうくらい壮観な場所でした。ふは~。

 次は、CDの組み立て作業の場所へ。今回見せていただいたのは手作業でCDを組み立てる作業。もちろん機械で組み立てる事もできるのですが、さっき私が書いたサイン入りCDを笑顔がキュートなかわいらしい女性スタッフが丁寧に組み立ててくださいました。

 一つ一つ丁寧に、中に入る歌詞カードとかが折れ曲がっていないか、見てくださっています。そして、何故か壁には「熱烈大歓迎 今井麻美さん!」のポスターの数々! 「これでもか、これでもか!」と貼ってくださっています。「全部漢字で熱烈大歓迎って書いたら中国に来たみたいでしょ?」と、ここのエリアのスタッフさんはお茶目さんです♪ しかも、そこの若い男性のスタッフさんの一人が、私の事を知っていて下さっていた様で、「応援しています!」と声をかけてくださいました。過去にこちらの工場には、なんと皇太子殿下や本当に多くの有名アーティストさんが来たことがあるのだそうです。そんな中、私の事をもともと応援してくださっているスタッフさんが居てくださったことが、凄く凄くすご~く嬉しかった! ありがとうございました★ えへへ。

 そして次の工程へ。次は出来上がったCDに帯を付けてビニールで包む作業。先ほど手作業で組み立てて下さったCDをくるみます。ここで、スタッフさんから「今井さんもやってみませんか?」とお誘いが。人の手が必要な場所はCDに帯を装着して、ベルトコンベアに載せる作業です。本当は世の中にある様々なCDの形に合わせて微妙なビニールの寸法などを機械に入力する目利きが必要なのですが、そこはヒョイっときたばかりのひよこにもなってない卵以下作業員にできるわけもないので(※それくらい繊細な作業だそうです)私と同じ山口県出身の鬼教官(※みなさんに包装の鬼と呼ばれてました^^)にお任せして、私は送り出しの作業へ。

 初めは恐る恐るベルトコンベアにおいていましたが、慣れてくるとサササと置けるようになりました。コツは、ベルトが動いているときに置くことで、止まっているときに置いてしまうと、その後動き出した時にCDと帯がずれてしまってビニールでくるんだ時にずれてしまうんだそうです。周りの方に「上手!」とおだてられたのもあり、「私もここに就職できちゃうかも!」なんて思っていたら、私のゆっくりスピードでは鬼教官に怒られちゃいます^^;との事。調子に乗っちゃいました! すみませ~ん鬼教官! でも実際に作業ができて、とっても楽しかったです。ありがとうございました★

 こうして一通り工場を案内していただきました。私は声が大きいので、つい多くの作業中スタッフの方のお邪魔をしてしまいましたが、本当に楽しくて、CDを作る過程を見せていただけて嬉しかったです。

 最後に、工場に飾っていただく私のサイン色紙を書かせていただいたのですが、なんとそのサイン、以前ここにいらしたことがあるという江○グリコ さんの「ポッ○ー」のCMでもおなじみの美女の隣にかざっていただけるのだそうです! 2011年11月11日、プレミアムポッ○ーの日に「ポッ○ー」のCM美女の隣にです! これはもう運命ですね。にやり。ちょっとサイン色紙のコメントの漢字をぐちゃっと書いてしまって読めなくなったので振り仮名をふってごまかすというハプニングがありましたが、そこは最後にスタッフのみなさんと記念撮影をしたときに謝っておきました(笑)。大きな花束までいただいて、熱烈に迎え入れて下さったことを改めて感じさせていただく瞬間でした。

 さて、今回の『御殿場プレス工場にミンゴスがXXX!』(またタイトルが違います~)はこれにて終了とさせていただきます。正直、書き始めた時はこんな超大作になるとは思っていなかったので、ここまで書いて「あの、今井さん……こんなに書かれても困るんですけど……」と関係者様に言われたらどうしようとか、こんなつもりじゃなかったので、もっと詳しくレポートを書くためにメモを取るべきだったよ! と後悔している部分もありますが、この楽しかった経験を文章にまとめることができて、私は幸せです。でも記事を載せていただけたらもっと幸せです。はては、途中で挫折することなく、最後まで読んでくださった読者の方が、一人でも二人でもいて下さって、最終的には、「しょうがないな、今井さんのCD、ポチってやるか(もしくはお店に探しに行くか)」と思ってくださったら、夜中の3時過ぎまで記事を書き続けたかいがあるってものです! でへへ。因みに明日は12月に開催される私の3rdライブのリハですが、夕方からなので大丈夫! キリッ!

 今回の経験を経て、より一層音楽を産み出すエネルギーをもっともっと熱烈に注ぎ込まないと、私のCD作りに携わってくださっているみなさんに顔向けできないのと同時に、私のCDが大好きな富士山のパワーを浴びて皆さんの手元に届いているんだと、感慨深い気持ちになりました。今後も丁寧に、楽しく、そして真摯にCD制作に携わっていきたいと思いました。

P.S. 工場へ行く途中、中央道で事故があったので鮎沢のパーキングエリアで時間をちょっとつぶしてました。因みに私はアメリカンドッ君を食べました。顔の部分にケチャップとからしをかけたので、顔は見えなくなりました。写真を撮ったのですが保存し忘れました。あいや~。

▲帰り際に食べた夕食とミンゴス(by Staff)