バンダイナムコゲームスがゲームのノウハウを異業種のサービスに役立てる“ゲームメソッドコンサルティング”を展開

バンダイナムコゲームスは、電通と協力して、エンターテインメントコンテンツ開発時に必要な知見やノウハウを他業種の製品開発やサービスに役立ててもらうことを提案するサービス“ゲームメソッドコンサルティング”を共同展開することを明らかにした。

●電通と共同で、ゲームの方法論を福祉や教育などに応用

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 バンダイナムコゲームスは、電通と協力して、エンターテインメントコンテンツ開発時に必要な知見やノウハウを他業種の製品開発やサービスに役立ててもらうことを提案するサービス“ゲームメソッドコンサルティング”(チーム名“SPECIAL FLAG”)を共同展開することを明らかにした。

 “ゲームメソッドコンサルティング”は、バンダイナムコゲームスが持つゲームをはじめとするエンターテインメント開発ノウハウと、広告やマーケティングにおける電通のノウハウを用いて、家電や通信機器、インテリアや食品といった人々の生活に密着した製品の開発やサービスに関するコンサルティング業務を受託していくという取り組み。ゲームの持つ方法論を福祉や教育などに役立てるという興味深い取り組みと言えるだろう。以下、リリースより、ゲームメソッドコンサルティングの概要を紹介する。


◆“ゲームメソッド”とは
ゲーム制作やエンターテインメントコンテンツ開発で培った技術やノウハウを、他業種の分野の製品やサービス開発に応用する考えかたの総称です。たとえば、ゲームソフトは取扱説明書を読まなくても直観的に遊びかたがわかるように作られています。初歩的なルールの理解から始まり、「使いやすく」「わかりやすく」「楽しく」段階的に操作を習熟していけるよう設計する方法論は、より使いやすい電化製品やインターフェースの設計、飽きることがない授業や教材の開発など、さまざまな分野に活用することができます。

バンダイナムコゲームスでは、1980年代後半から“ゲームメソッド”に関する研究を開始しました。プレイヤーを夢中にさせるための心理的分析や、小さなお子様から年齢を重ねたかたまで、誰もが簡単に楽しむことができるプレイシステムの構築など、さまざまな角度から研究・検証し完成するコンテンツの開発スキームを応用し、現在までに“福祉事業”や“教育分野”などの分野で事業を展開しています。2010年には小学生向け文部科学省認定教科書を制作し、“ゲームメソッド”の効果はエンターテインメントの枠を超えて立証されました。

今後は“ゲームメソッド”を電通のノウハウと融合させることで、日常生活に密着した商品や企業が持つ個性や特性を生かしたアイデアの提案へと展開させていきたいと考えています。

◆“スペシャルフラッグ”サービス概要

【コンサルティング】
製品やサービスの開発を支援します。ゲームコンテンツの制作で培ったスキルとノウハウを、他業種のユーザー調査、コンセプト構築、アイデア開発を中心に提供し、斬新な新製品の実現を支援します。

【アイディエーション】
製品開発会議にクリエーターが参加し、アイデアに遊びや面白さを加えます。また、“ゲームメソッド”の観点から既存商品の改善余地を指摘します。発想課程におけるスパークリング・パートナーとしての役割を担います。

【トレーニング】
“ゲームメソッド”を用いたロールプレイングゲーム仕立ての人材教育研修と、“ゲームメソッド”について理論と事例を交えて講演するプログラムを用意しました。

◆“ゲームメソッド”を活用した、これまでの主な取り組み

“福祉事業”
・リハビリテインメントマシンの開発
楽しみながら運動機能と脳機能を活性化させることを目的に、九州大学病院リハビリテーション部と共同で研究開発を実施しました。“つらい”イメージが強いリハビリテーションを、楽しく前向きに取り組めるマシンとして、全国の病院やデイサービスセンターに販売しました。

・会話補助装置の開発
脳性まひや脳血管障害などにより会話や筆談が困難な方のための会話補助装置“トーキングエイド”を開発しました。障害をお持ちの方でもよりストレスなく意志を伝えられる手段として、1985年の発売以降20年以上にわたって愛用していただいています。

“教育分野”
・小学校向け文部科学省検定教科書を制作
学校図書株式会社と共同で、“授業時間外でも開きたくなる”、“友達や家族とのコミュニケーションが広がる”、“ずっと大切にとっておきたい”をコンセプトに、“国語”、“算数”、“理科”全28冊を制作しました。