●大賞に輝いたコスプレイヤーは、もはや完全にゲームキャラクター

 2011年9月15日〜9月18日まで、千葉県の幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2011。一般公開初日に、コーエーテクモゲームスブースで昨年に続いて2度目となるコスプレコンテストが行われた。

 これはコーエーテクモゲームスの開発チーム“ω−Force”と“Team NINJA”のタイトルのコスプレイヤーたちを対象としたコンテストで、事前に予選として書類審査を実施。それを通過したツワモノ(?)たち10人が登場し、衣装のデキを始め、キャラクターへのなりきり度合い、パフォーマンスといった面で競い合ったのだ。ω−Forceの鈴木亮浩氏と鯉沼久史氏の両プロデューサーに、Team NINJAの早矢仕洋介プロデューサーをメインの審査員に迎え、それにスペシャル審査員として『真・三國無双』シリーズの趙雲&諸葛亮役でおなじみの小野坂昌也、『戦国無双』シリーズで阿国&ねね役、『デッド オア アライブ』シリーズであやねを演じる山崎和佳奈、コスプレ雑誌『COSMODE』副編集長の山本 麻子氏を加えた、計6名で採点を行ったのだ。

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 昨年開催時もハイレベルなコスプレで審査員たちを唸らせた本イベントだが、今年はそれを上回るコスプレイヤーが続々と登場。もはや言葉で説明するのは野暮というものなので、とにかく写真をご覧いただこう。

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 ……と、コスプレファンならずとも、そのクオリティーには驚かされるであろう参加者が相次いだ。甲乙つけがたい状態で審査員もかなり悩んだようだが、最終的に大賞に選ばれたのは、『無双OROCHI 魔王再臨』の平将門になりきった“あるまじき如水”さん。全身を灰色に塗って異形の者としての存在感を表現するとともに、衣装の胸元にはLEDランプをはめ込むという巧の技に、審査員たちは脱帽。また、100円ショップで仕入れた材料を加工して数珠や肩あての部分を制作するというアイデア力&技術力も高く評価され、今回大賞に輝くこととなった。ちなみに、ω−ForceとTeam NINJAのプロデューサー陣を始めとする審査員たちは来年もやる気満。趙雲のコスプレ衣装を自腹で50万円払って発注、装着して今回のコンテストに臨んだ小野坂昌也は「来年は見る人もみんなコスプレしてたらうれしいなあ!」と来場者に呼び掛けていた。

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