『ファンタシースターオンライン2』αテストリポート!【その2:システム詳細編】

セガのPC用オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』(以下PSO2)のαテストが2011年8月18〜27日の期間に行われた。現段階のバージョンでのゲームシステムやその感触などをリポートしよう。

●αテストに実装されている要素を詳しく解説!

 セガのPC用オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』(以下、『PSO2』)のαテストが8月18〜27日の期間に行われた。現段階のバージョンでのゲームシステムやその感触などをリポートしよう。

 前項に引き続き、『PSO2』αテスト版のプレイリポートをお届けする。ロビーの機能、チャットシステム、キャラクター育成に関する要素や、もちろん戦闘システムについても詳しく解説しよう。ただし、あくまで開発途中のαテスト版リポートであり、追加や変更の可能性があることをお忘れなく。

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●プレイヤーが集うサーバー、ロビーの仕様は?

 サーバーはふたつ用意されていた。サーバー内のBlock(=ロビー)数は50まで存在したのを確認。それぞれ人数制限があり、Block間の移動は自由に行えるが、サーバー間のキャラクター移動はできなかった。オンラインゲームではよく見られるオーソドックスな仕様なので、大きな変更はないだろう。友だちと遊ぶときは、事前にサーバーを決めておくように。また、ロビーにはクエストカウンター、スキルカウンター、アイテムショップ、ウェポンショップが存在した。ショップでは、回復アイテムや基本的な装備などをできたぞ。

●仲間とともにクエストへ出発!

 クエストへは、クエストカウンターで受託後、カウンター右にあるスペースポートから出発する。ソロプレイで挑みたい場合は、受託後すぐに出発すればいい。また、ほかのプレイヤーが受託したクエストに後から参加してみたら、即席パーティーができあがった。この気軽に遊べる仕様は、オンラインゲーム未経験者や、あまり長時間遊べない社会人プレイヤーにとってはうれしいはず! また、パーティーは事前にロビーで組むことも可能。友だちとパーティープレイをする場合は同じ部屋で待ち合わせてパーティーを組むといいだろう。なお、クエストには1パーティー(最大4人)で挑む“シングルパーティークエスト”と、複数のパーティー(最大12人)が同一フィールドのクエストに参加できる“マルチパーティークエスト”の2種類があった。後者のクエストでは、これまでシリーズにはない多人数でのバトルが可能で、過去の『ファンタシースター』作品をプレイした人でも新たな楽しさを感じられるだろう。フィールドへの出入りも気軽に行えるので、ソロプレイで経験値を稼ぎたいときにも活用できるかもしれない。

●操作はキーボード+マウスか、ゲームパッドで!

 キーボード+マウスは、PCのオンラインゲーマーにとってはおなじみの【W】【S】【A】【D】キーで前後左右に移動を行い、マウスで攻撃をくり出す方式。もちろんゲームパッドでも操作可能だ。慣れ親しんだ方式でプレイするのがいいだろう。キーボードの【C】キーを押すとチャットウィンドウが開きチャット入力モードに変化。発言がキャラクターの上部にバルーン(ふきだし)で表示されるシステムは、これまでのシリーズと同様だ。“強調”や“ふわふわ”などバルーンの形状も変更可能で、さらに感情を表す汗などの“漫符”を表示できるため、工夫しだいでは会話にも個性を出すことができる。キャラクターの表情を画面に表示させる“カットインチャット”も合わせて使えば、戦闘中も含めて意思疎通はスムーズに行えるはずだ。

●種族とクラス選びには悩まされそう!?

 平均的な能力を有するヒューマン、法撃力(いわゆる魔法)に長けたニューマン、高い体力と命中力を誇るキャストの3種族が実装されており、それぞれ性別も選択できた。クラスは、接近戦が得意のハンター、射撃武器が得意のレンジャー、法撃が得意のフォースの3種類で、それぞれ装備できる武器が決まっている。武器の種類は5タイプのみだったが、それだけでも特性の大きな違いを感じることができた。外見も含めて、これまでのシリーズ以上に、キャラクタークリエイトにはいい意味で悩まされそうだ。

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●武器は5タイプのみながら個性を感じ取ることができた

 ソード(ハンター)、ワイヤードランス(ハンター)、アサルトライフル(レンジャー)、ロッド(フォース)ガンスラッシュ(共通)の5タイプを扱うことができた。ソードは身の丈ほどの刀身を持つ両手で扱う大剣。一撃の重さとともにコンボ攻撃も頼りになりそう。ワイヤードランスは本作で追加された新しい武器。リーチが非常に長く、敵を捕捉してそのまま振り回す範囲攻撃なども確認できた。アサルトライフルは遠距離攻撃が可能な銃。本作より追加されたTPSモードを活用すれば照準も合わせやすく、特定の部位のみに攻撃を加え続けることも容易だった。ロッドは法撃を使うために必須となるフォース御用達武器。“溜め”を行うことでダメージや回復量が大幅に上昇するため、敵との間合いや仲間との連携が大切になりそうだ。ガンスラッシュも新しい武器で、全クラスが装備できる。射撃か打撃か、攻撃のタイプを任意で切り替えられるのが特徴だ。各武器には、打撃力、射撃力、法撃力、強化、属性、レア度、スキル、装備レベルといったパラメーターがあり、キャラクターのレベルアップを上げていけば、より強力な武器が装備可能になる仕組み。“エンチャント”という特殊な能力が付与された武具もあるようだ。武器集めは本作の醍醐味のひとつだが、これまで以上にのめりこませくれることは間違いないだろう。

●クエスト中に新しいフォトンアーツとテクニックを入手!

 フォトンアーツとは、各武器に用意された特殊攻撃のこと。使用可能なフォトンアーツは、クエスト中、フィールドに設置されているアイテムボックスを破壊するなどして、新たなものやレベルが異なるものを入手することで増やすことができるのだ。習得したフォトンアーツは、対応した武器とともにアクションパレットにセットすることで使用可能になり、セットする順番や組み合わせ、通常攻撃との連携により、さまざまなコンボを生み出せる。ソードでは、新アクションのジャンプを絡めることで空中コンボにも繋げることができた。新たなフォトンアーツを入手してコンボを考える、というのも本作の醍醐味のひとつとなりそうだ。なお、アクションパレットは3つまで事前にセット可能で、クエスト中に任意に切り替えることできる。同じ武器をふたつセットし、異なるフォトンアーツをセットすることができたため、いろいろな戦闘のスタイルを模索することもできそうだ。

●通常攻撃やコンボではジャストアタックを狙え!

 武器による打撃攻撃は3段攻撃となっており、3段目を出した後は、ほぼ隙なく1段目につなげられる。フォトンアーツとは異なり、通常攻撃はPPを消費しないため、敵の攻撃などにより遮断されない限り無限に出すことができる。この通常攻撃にフォトンアーツを絡めることで、多彩なコンボを作成することが可能だ。なお、通常攻撃とフォトンアーツはタイミングよくくり出すことによりジャストアタックとなり、威力アップ、攻撃命中時のPP回復量アップなどの恩恵が受けられる(ジャンプ後の攻撃にも適用)。PPは攻撃を継続させるために必要不可欠なものなので、ジャストアタックは可能な限り狙っていきたいところ。こういったプレイヤーのテクニックや工夫しだいで戦闘を有利に進められる部分も、本作で味わえる醍醐味のひとつと言える。

●通常攻撃とフォトンアーツによるコンボが熱い! ソード装備したハンターの場合

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※便宜上、通常攻撃の3段目までを1・2・3、アクションパレットにセットしたフォトンアーツをA・B・Cとしています。

 ハンターでソードを装備したときの、通常攻撃とフォトンアーツによるコンボは以下のようになった。コンボの始動技は1かA(ハンターのスキル“ステップアタック”を除く)でなければならず、その後は2かB、またBの後は3かCに連携させられる(2→B、B→2、3→Bと後戻りする連携は不可)。浮かせ技やジャンプキャンセルを組み込むこともできるため、バリエーションはまさに無限大。今回はソロプレイでのコンボを試したが、パーティーメンバーとの連携により、さらに強力なコンボを叩き込めるようになることも十分考えられる。爽快感を加速させる、本作の目玉要素のひとつといっても過言ではないだろう。

●レベルアップ後はスキルを習得してキャラクターを強化

 レベルアップするとスキルポイントが得られ、それを消費することでクラスごとのスキルを習得することができた。スキルには、アクションパレットにセットして使用する“アクティブスキル”と、習得するだけで効果を発揮する“パッシブスキル”があった。習得するスキルは任意で選択できたが、関連スキルを習得していないと選べないスキルもあるため、プレイヤーごとのスタイルが色濃く反映されることになるはずだ。αテスト段階で確認できたスキルをまとめておくので、興味があれば確認してほしい。

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【ハンター】

ステップ
軽快な動作で踏み込み短距離を素早く移動する

ステップアタック
ステップ中の攻撃アクションが可能となる

ステップアドバンス
ステップ中の無敵時間が延長

ガードスタンス
打撃力、射撃力を低下させ、防御力を上昇させるスタンススキル

ガードスタンスアップ1
ガードスタンス中の防御力をアップ

ガードスタンスアップ2
ガードスタンス中の防御力をアップ

ガードスタンスオートメイト
ガードスタンス中にダメージを受けると、モノメイトを自動で使用する

ガードスタンスポイズン
ガードスタンス発動中に状態異常ポイズンを回復

ガードスタンスバーン
ガードスタンス発動中に状態異常バーンを回復

ガード
武器を正面に構えて、エネミーの攻撃を防ぐ

ジャストガード
攻撃を受ける直前にガードをすることで、ダメージを大きく軽減する

ジャストガードマスター
ジャストガードの受付時間が延長

ガードアブソーバー
ガードのダメージ軽減率が上昇

ジャストガードスタン
ジャストガードに成功したときに、低確率でスタンを与える

ウォークライ
エネミーの注意を引き付ける

フューリースタンス
打撃力、射撃力を上昇させ、防御力を低下させるスタンススキル

フューリークリティカル
フューリースタンス中のクリティカルヒット率をアップ

HPアップ1
HP最大値が上昇する

HPアップ2
HP最大値が上昇する

HPアップ3
HP最大値が上昇する

防御アップ1
防御力が上昇する

反応アップ1
反応力が上昇する

【レンジャー】

ウィークバレット
アサルトライフル専用スキル
脆弱化弾を装填する

バインドバレット
アサルトライフル専用スキル
バインド弾を装填する

ダイブロール
飛び込むような挙動で短距離を素早く移動する

ダイブロールアドバンス
ダイブロール中の無敵時間が延長

ツールマスタリー
ツール系スキルのダメージが増加

アッパートラップ
エネミーを打ち上げるトラップを設置する

アッパートラップカスタム
アッパートラップのダメージが増加

ポイズントラップ
ポイズントラップを設置する

ポイズントラップカスタム
ポイズントラップのポイズン付与確率を上昇する

技量アップ1
技量が上昇する

技量アップ2
技量が上昇する

技量アップ3
技量が上昇する

射撃アップ1
射撃力が上昇する

反応アップ1
反応力が上昇する

【フォース】

フレイムマスタリー1
炎系テクニックの威力が上昇する

フレイムマスタリー2
炎系テクニックの威力が上昇する

フォトンフレア
一時的に法撃力を上昇させ、代わりにHP最大値が低下する

フレイムテックSチャージ
炎系テクニックのチャージ時間を短縮

アイスマスタリー1
氷系テクニックの威力が上昇する

アイスマスタリー2
氷系テクニックの威力が上昇する

フリーズイグニッション
フリーズ状態のエネミーを爆破し、大きなダメージを与える

フリーズテックブースト
氷系テクニックのフリーズ確立が上昇

ボルトマスタリー1
雷系テクニックの威力が上昇する

ボルトマスタリー2
雷系テクニックの威力が上昇する

PPコンバート
一時的にPP回復量を上昇させ、代わりにHP最大値が低下する

ボルトテックPPセイブ
雷系テクニックPP消費量が減少

PPアップ1
PP最大値が上昇する

PPアップ2
PP最大値が上昇する

法撃アップ1
法撃力が上昇する

精神力アップ1
精神力が上昇する

PPリジェネレイト
PP回復量が上昇する

ミラージュエスケープ
視覚情報を撹乱し、無敵状態で一定距離を移動する

※これらのスキルは、あくまでαテストで確認できたものです。今後のテストでは仕様が変わる可能性が大きいと思われます。

●レアな能力が付与された防具も?

 防具はコスチュームとユニット(リア、アーム、レッグ)に分類できる。装備可能なコスチューム、ユニットは種族とレベルによって決定され、キャストのみコスチュームがボディ、アーム、レッグの3つに分かれている。ユニットはすべての部位に装備可能なもの、特定の部位のみ装備可能なものがあり、キャラクターのグラフィックに反映されるものもある。おしゃれにこだわるプレイヤーは、このユニットをコレクションする楽しみも出てくるはず。また、同じ性能でも、HPが上昇するなど特殊な能力が発動する“エンチャント”が付随した防具も存在するようだ。

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●これは期待せずにはいられない!

 まだ実装されていない要素も多いαテストだったが、その段階とは思えないほど、しっかり遊ぶことができた。操作感覚も良好で、気持ちよく攻撃をくり出せる。武器やクラスによって、まったく別のゲームといってもいいほどアクションが異なるうえに、アクションパレットの工夫しだい自分なりの戦いを追求できる奥の深さも感じられた。夜になるとプレイヤーで賑わっており、期待度の高さも伺えた。今後を期待せずにはいられない、いい意味で驚かされたαテストだった。

(C)SEGA