●『Newスーパーマリオブラザーズ』や『逆転裁判3』などをアップロード
兵庫県警少年育成課、生活安全企画課と伊丹警察署が、ファイル共有ソフト“Share(シェア)”を通じて、ニンテンドーDS用ゲームソフトを権利者に無断でアップロードし、送信できる状態にしていた男を逮捕していたことが、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)のリリースで明らかになった。以下、リリースより抜粋する。
男性は、平成23年7月14日ころ、(株)カプコンが著作権を有するゲームソフト「逆転裁判3」と「逆転裁判 蘇る逆転」を、任天堂(株)が著作権を有するゲームソフト「Newスーパーマリオブラザーズ」と「マリオカートDS」を、それぞれファイル共有ソフト「Share」を通じて権利者に無断でアップロードして不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれています。
【端緒】
・兵庫県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて、著作権者に連絡した。
【家宅捜索】
・逮捕に先立ち7月14日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン、ハードディスク、ファイル共有ソフトに関する書籍などが押収された。
【供述】
・男性は容疑を認めている。
・警察の調べに対し男性は、「ダウンロード速度を安定させるためアップロードしていた」、「ニンテンドーDS用ゲームソフトは自分で遊ぶためにダウンロードした」などと供述している。
【特記事項】
・警察の調べによると、Shareでアップロードしていたファイルはゲームソフト、アニメ動画、漫画作品、音楽PV、わいせつ動画などに及び、ファイルの合計は約1.6TBであった。
・警察の調べによると、男性は、WinMXなどで入手したファイルをアップロードしていたとのこと。
・男性は、同日、Shareを通じて児童ポルノ動画を公開していたとして、児童ポルノ禁止法違反の容疑でも逮捕されている。
【鑑定・告訴】
(株)カプコン、任天堂(株)