敵を倒すには人数差が重要! レーンを外れるタイミング考察【Vol.5】

レーンとベースを行ったり来たりしているだけでは勝機を逃してしまう。畳み掛けるきっかけを見逃さなければ、活躍できる機会も増えるはず。今回はレーンを外れて行動するタイミングについて考察する。

公開日時:2017-05-25 11:55:00

●レーンを外れるタイミングが勝敗を決める!

 レーンでミニオンを倒して経験値やゴールドを稼ぎ、ピンチになったらベースで回復してアイテムを購入。これが『リーグ・オブ・レジェンド』の序盤における基本の戦いかただ。

 全レーンで優位に戦えれば高確率で勝てるが、毎回ラクに戦えるほど本作は甘くない。勝つために、ときには自分が担当するレーンを外れることも重要なのだ。

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●敵軍との人数差を作り出すには

 レーンのミニオンを倒すとゴールドや経験値が手に入ってチャンピオンがパワーアップしていく。加えて、より効率よくチャンピオンを成長させるなら、敵のチャンピオンを倒したり、タワーを破壊するのが手っ取り早い。

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▲敵軍のチャンピオンを倒すと、経験値のほかにボーナスとしてゴールドが手に入る。さらに、敵は復活するまで経験値やゴールドを稼げないので差を広げやすい。

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▲敵チャンピオンを倒したプレイヤーだけでなく、アシストしたプレイヤーもボーナスを入手可能。敵チャンピオンにダメージを与えるほか、スキルで味方にシールドを付与したり回復したりといった貢献もアシストにカウントされる。

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▲タワーを破壊するとチーム全員がボーナスゴールドを得られる。タワーを破壊するほどに有利な状況を作りやすくなるというわけだ。

 とは言え、レーン戦ではプレイヤー間の実力差がないと敵チャンピオンをキルすることは難しい。では、どうすれば自分のチームに有利な試合運びができるのか?

 ポイントはズバリ“敵軍との人数差を作り出す”ことだ。

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▲基本的に、敵軍に人数で負けていたら戦闘には勝てないと思っていい。アイテムやレベルによほどの差がないかぎり、人数差を覆すことは難しいのだ。

 敵軍との人数差を作るには、別のレーンに移動して味方と共闘すればいい。ただし、敵が自由にタワーを攻撃できてしまうため、むやみにレーンから外れるのは得策ではない。

 レーンを外れるなら、相手が行動を制限されたときを狙うのがベター。下記のような状況になったときが、別のレーンに向かうタイミングだと考えよう。

【レーンを外れるタイミング例】

◆相手のタワーを破壊したとき
(ミニオンがつぎのタワーに向かい、前線が押し上がるため)

◆敵軍のタワーを大量のミニオンが囲んでいるとき
(敵チャンピオンはミニオンの処理に追われ、隙が生じる。こちらの動きに気を取られてくれれば、ミニオンがタワーを破壊してくれる)

◆体力が減り、回復&アイテム購入でベースに帰還
(これは仕方なくレーンを外れるときの例。粘るのも大事だが、やられるくらいなら大人しく引こう)

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▲敵軍のタワーにミニオンを押し付ければ、敵チャンピオンはそのミニオンから得られるゴールドや経験値をムダにしないようにその場から動きにくくなる。相手の行動を制限しやすい状況と言える。

 初心者のうちは、レーンとベースを行ったり来たりしている間に試合が終わるということも少なくないだろう。それも試合の展開としてはありなのだが、レーン戦の結果がそのまま試合の結果に反映されることになる。レーン戦で押し込まれたら状況を覆すことが難しい。

 そんな状況を打破するため、味方と合流すればいいのか、単独でレーンを押し上げるべきかなど、要所で適切な判断が求められる。より効率的な判断をするためには経験が必要。さすがにこれは一朝一夕で身に着けられるものではない。

 初心者でも仕掛けるタイミングの目安にしやすいのが“タワーの破壊”だ。これをきっかけに、試合展開のパターンを想定しておけば戦いやすくなる。それぞれのメリット、デメリットを理解しておこう。

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▲タワーの破壊は試合が動くきっかけとなりやすい。まずはタワーの破壊を目安にして、レーンに留まるか、別のレーンに移動するかを判断するといい。

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▲タワーがなくなるとレーンでの移動距離が長くなる。タイムロスが大きくなるほか、ジャングルからの奇襲も受けやすくなる。

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 たとえば、先にタワーを折られるということは、相手のほうがうまい、もしくはチャンピオンの相性などによって有利な状況を作られているということ。何も対策をせずに同じレーンに残ると、そのままの勢いで奥のタワーも折られる可能性が高い。後述のPingを活用するなどして味方に状況を伝えれば、背後から奇襲して挟み撃ちにすることもできるだろう。

 大まかな展開を予測できれば、押すか引くかの判断もしやすい。黙々とレーン戦をこなすのも楽しいものだが、味方との連携を意識して戦えば、対戦ゲームとしての魅力が何倍にも跳ね上がる。戦術が見事にハマって勝利したときの快感は、何物にも代えがたいものだ。

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▲レーン戦で負けていても逆転できる可能性は残されている。ミッドレーンに集まって一気に仕掛けるなど、賭けに出るのもおもしろい。その可能性を模索しながら戦うのも『LoL』の醍醐味だ。

●Pingを使って意思疎通を図る

 味方の連携するのに便利な機能についても解説しよう。『LoL』ではテキストチャットのほかに、ミニマップ上に合図を出す“Ping”機能で自分の意思を使えることできる。

 操作方法は特定のキーを押しながら左クリック(もしくはドラッグ)。初心者のうちはなかなか自分の意志を伝えることは難しいと思うが、味方が望んでいることを理解するのは重要だ。それだけで連携しやすくなる。

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▲チャンピオンやタワーにカーソルを合わせてPingを使用すれば、「これを狙おう」という意味合いのターゲットPingが出せる。

【Pingの種類】

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▲【Gキー or Altキー+左クリック】敵の位置やワードの場所など、何かを伝えたいときに使われる。

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▲【Vキー or Ctrlキー+左クリック】「下がって」という意味で出されるPing。危険な状態を察知したときなどに使用。

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▲【Gキーを押したまま上にドラッグ】警戒が必要な状況で使われる。バックPingと似ているが、こちらは「危ないかもしれないから気を付けて」という、やや曖昧な状況で使われることが多い。

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▲【Gキーを押したまま下にドラッグ】援護が必要な場面で使われるPing。味方の支援を要請するときや「ここに集まって」などの意思を示すときに使われる。

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▲【Gキーを押したまま右にドラッグ】自分がここに向かうという意味を示すPing。いまからその場所に向かうということを指す。

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▲【Gキーを押したまま左にドラッグ】敵がいないことを表す。レーンから敵がいなくなったときや見失ったときに使われる。

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▲【敵チャンピオンや敵タワーにカーソルを合わせてGキー or Altキー+左クリック】攻撃を集中させたいときに使う。攻撃力が高くて厄介な敵チャンピオンを一気に倒したいときに使うと便利。

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▲【自陣タワーなどにカーソルを合わせてGキー or Altキー+左クリック】タワーなどがピンチのときに使う。「もう少しで戦局が変わる」という合図にもなる。

 自分からレーンを外れるのは勇気のいる行動だ。本稿では動き回るための判断について説明してきたが、操作テクニックに極端な差がないかぎり、レーン戦は膠着状態に陥りやすい。

 その膠着状態は“ジャングラー”の介入によって発生する集団戦に打破されることが多い。次回は初心者向けの内容を脱して、ゲームを動かすカギを握る存在“ジャングラー”をメインに解説する予定だ。

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『リーグ・オブ・レジェンド』公式サイト

●GAME SPEC
タイトル:リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)
プラットフォーム:PC(Windows・Mac両対応)
メーカー:ライアットゲームズ
サービス開始日:2017年3月1日
価格:基本無料(アイテム課金制)
ジャンル:PCオンライン対戦ゲーム

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