クロスレビュー
お馴染みのパズルゲームであるが、コアなユーザー向けの仕様になっている。ほぼオンラインプレイ専用であるにもかかわらず、オンラインプレイでの設定がわかりにくく面食らう。ゲーム自体の完成度は文句なしだが、難度はけっこう高いかも。極めたい人にならオススメだけど。
週刊ファミ通887号より
誰もが知っている正統派『テトリス』ゆえに目新しさはないが、美麗なグラフィックと手軽に通信対戦などができるのはうれしい。昇段審査など、オリジナルモードがあるのもいいが、シンプルすぎてモチベーションが上がりにくい。オフラインでも楽しめれば、なおよかったかもね。
週刊ファミ通887号より
ハードの性能が上がっても『テトリス』は『テトリス』。新ハードだからといって奇をてらうこともなく、このゲームの本質的なおもしろさで勝負している。ブロックを落とすのに2種類の速度があり、それぞれの操作を別のボタンに振ったのは遊びやすくてよい。モードの種類は控えめ。
週刊ファミ通887号より
Xbox 360で『テトリス』? と思った人も多いと思うが、中身はアリカ開発のマジな『テトリス』。アーケード仕込みの本格派な作り込みは、これぞ『テトリス』といった感じ。昇段審査やテトリスロードなど、本作ならではのオリジナルモードがXbox Liveでないと遊べないのはちと残念。
週刊ファミ通887号より
どれだけ需要があったのかはわかりませんが、
360本体発売と同時に発売されたテトリスです。
テトリスブームから早20年。
今更感はありますが、
遊べばやっぱりテトリスは楽しいものです。
やはり、棒を穴に差し込むという感覚が、
人の本能に訴えかけるのではないかと思います(?)。
今作はアーケードではおなじみの「グランドマスター」シリーズ。
定番の1人テトリスや2人での対戦はもちろん、
巨大テトリミノでのプレイや、
1フィールドで2人がプレイする
喧嘩必至の協力プレイなど、
非常にユニークなプレイモードを多数採用しています。
もちろんネットワーク対戦にも対応。
こちらもさまざまなルールが用意されてあり、
安定して楽しめます。
欠点をあげれるとすれば、
このゲームに限らず、アーケードから移植されたゲームは
基本的にアナログスティックでの操作には向いていないことと、
テトリスのためにわざわざディスクを入れ替えるのは
意外と面倒なことくらいです。
パズルゲームは空いた時間にサクッとやりたい性分なので、
XBOXLIVEアーケードでの配信が
ベストだったのではないかと思います。
海外のプレイヤーの実績をみると、
ちらほらXBOXLIVEアーケード版と思われるテトリスの名前を見かけるので、
たぶんあちらじゃ配信されてるのでしょう。
日本でも配信してほしいところです。
じゃないと、やっぱりDS版で遊んでしまうんですよね。
なお、今作の対戦は最大2人までとなっています。
最近のテトリスとしてはやや物足りない人数ですね。
大人数で遊びたい場合は4人プレイができる
旧XBOXの「テトリスワールド」という選択肢もあります。
ま、こちらはネット非対応なので、
どちらも一長一短といったところですね。
もっとも、「グランドマスター」のネット対戦は
過疎化がひどく、いるのは超絶プレイヤーばかりで
筆者程度の腕前ではお話になりませんが……。
どちらで遊ぶかは好み次第ですが、
筆者的にはDS版をお勧めします。
クロスレビュー