クロスレビュー
“1950年代の国際レースの雰囲気”というコンセプトがいいですね。セピア調で統一されたグラフィックも味がある。ただ、マシンは見た目の違いだけで、エンジン音や挙動にまではこだわりが感じられず、音楽もさほど当時を想起させるものではない。結果、全体的に“レトロレース風”で終わってしまっていて、いろいろ惜しいところの残る作品に。マシンやコースの種類が少ない点も残念に感じられた。
週刊ファミ通1438号より
ドリフトを使ってのコーナリングやブーストでの急加速など、なかなか爽快感のあるレースが楽しめる。操作面でちょっと重さを感じるところもあるが、そこはマシンのカスタマイズでカバーといったところかな。ただ、慣れてくると、ひとりで淡々とレースをこなす流れがやや単調になってしまうところも。価格はかなり抑え目なので、値段相応の気軽な気持ちでプレイするのがよいかと思われます。
週刊ファミ通1438号より
クラシックカーにスポットを当てたレースゲームは珍しく、複雑なシステムのない、シンプルなレース体験ができる。ただ、エンジン音などがやや貧相で、クルマを走らせている感覚や爽快さに欠ける印象。フレームレートも安定しておらず、ほかのレースゲームと比べると見劣りしてしまう。Wii U GamePadの傾きで運転する操作設定では、疑似的にハンドルを握っているような感覚を味わえていい。
週刊ファミ通1438号より
似た印象のコースが続くものの、アップダウンやバンクが明確なレイアウトのおかげで、単調さは感じません。ストイックにタイムを縮めるだけでなく、ぶつけっこ的な展開にもなりやすいのが刺激的。ただ、ノスタルジックな雰囲気がよく出ているだけに、フィクションのさじ加減が惜しい。マシン、ドライバー、競技のうちのひとつでもレジェンドに寄せていれば、レースファンがもっと喜んだかと。
週刊ファミ通1438号より
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