コーエーテクモゲームスより2027年2月25日に発売予定の『カリアのアトリエ ~夜の王国と追憶の道標~』。同作は、ガストブランドを代表するRPG『アトリエ』シリーズの最新作だ。
※対応機種はNintendo Switch 2、プレイステーション5(PS5)、XBOX Series X|S、PC(Steam)。 2026年9月17日~21日(17日、18日はビジネスデイ)、幕張メッセで開催されている“東京ゲームショウ2026”(TGS2026)に、本作が世界初出展されている。試遊プレイ時間は15分で、探索やバトル、調合を自由に楽しむことが可能。
本作の試遊リポートを、長年『アトリエ』シリーズをプレイしてきた記者がお届け。なお、一度の試遊で、すべての要素を体験するのはなかなか難しい。東京ゲームショウ2026に行って本作をプレイする予定の人は、探索・採取・調合・バトルのうち、何を楽しみたいかを事前に考えておくといいだろう。

探索と採取では、どのアイテムを使うかがカギ。“つまみ食い”も楽しい
今回の試遊で体験できる要素の中で、個人的にいちばんオススメしたいのは探索と採取だ。
『カリアのアトリエ』の大きな特徴は、調合アイテムをどう使うかが、探索と採取に関わってくること。また、主人公のカリアがとにかく“なんでも食べることができる”ことだ。
過去作でも、たとえば鎌を使うか斧を使うかで採取できる素材が変わったり、特定のアイテムを装備することで、高所への移動が可能になったりする要素はあった。『カリアのアトリエ』では、さらに一歩踏み込んで、“プレイヤーが、どのアイテムを使うかを考えて選択する”という工程が組み込まれるように。その試行錯誤が、「自分は探索と採取を楽しんでいる!」と感じさせてくれる。
たとえば下記の光るポイント。何かアイテムを使うとギミックが作動しそう。そこでレヘルン(氷の爆弾)を投げると、氷の道が生まれて、徒歩やジャンプでは届かなかった場所に行けるように!


アイコンが表示されている部分に向けてレヘルンを投げると……

氷の塊が生まれて、道になる!

氷の道の先には宝箱が。
ほかにも、道をふさぐ障害物を爆弾で破壊するといったギミックが用意されている。

また、一部の採取ポイントでアイテムを使うと、採れる素材が変化。たとえば、蒸気が吹き出しているポイントでフラム(炎の爆弾)を使うと、“チャッカ水”が採れる。一方、レヘルンを使うと、今度は“白凍の輝水”が採れるのだ。

アイテムを使うことで変化が生じるかどうかは、採集ポイントに近づくとアイコンで表示される。


さらに、カリアはフィールド上にあるものを“つまみ食い”できる。食べたものによって効果はさまざまで、HPやMC(マナチャージ)が回復するものもあれば、カリアの見た目に変化が生じたり、特殊な能力が発現したりもする。

つまみ食いしすぎちゃって、なんと耳が生えてきた!?

耳が生え、“アニマル”の姿になったことで、魚をつかみどりできるようになった。

採取ポイントを見つけたら、“ふつうに採る”のか、“アイテムを使う”のか、それとも“つまみ食いしちゃう”のかをプレイヤーが考えることになる。その試行錯誤がプレイの楽しさにつながりそうだ。
アクション性を強化しつつ、アイテムの活用の幅を広げたバトル
インレンジとアウトレンジの2種類の攻撃距離から、キャラクター固有のスキルを使って戦っていくバトル。前作『ユミアのアトリエ』のシステムを踏襲しつつ、パリィの要素を取り入れて、アクション性を強化している。

敵はときどき、強力な範囲攻撃をしてくる。左右に移動したり、レンジを変えたりして避けるべし。


レンジを変えると、攻撃の内容も変化する。セルヴィオは遠隔からの魔法攻撃が得意そう。一方、フィナは近接攻撃のほうが向いていそうなど、キャラクターごとにバトルスタイルは異なる。
また、バトルにおいても、カリアの“なんでも食べられる”という特徴が活かされている。バトル中にカリアがアイテムを食べると、そのアイテムに応じた“スタイル”にチェンジ。たとえばフラムを食べれば、火属性のインレンジ攻撃に特化した“イグニススタイル”に変化。レヘルンを食べると、氷属性の魔法での遠距離攻撃が得意な“マーメイドスタイル”に変化する。

戦闘中にもぐもぐ食べます。

スタイルが変わると見た目も変わる。
従来のシリーズ作品では、バトルでアイテムを活用する場合、“強力な爆弾や回復を調合して使用する”というのがオーソドックスな流れだったが、本作では“カリアに食べさせて、特定の属性や攻撃を強化する”という使いかたもできるように。
TGS試遊版にはそこまで手強い敵は登場しないが、製品版では、「このボスは氷属性が弱点なので、カリアにレヘルンを食べさせよう」といった戦略が生まれてくるのだろう。
ピースをくるくる回して、うま~く配置! 調合システム
今回の試遊では、『アトリエ』シリーズの代名詞であるアイテム調合も体験できた。といっても、基礎的な部分を体験したのみだが、ひと言で言うと“パズル性の高い”システム。その点では、“不思議”シリーズ(『ソフィーのアトリエ』など)に近しいものがあるかもしれない。

素材ひとつひとつが異なる形状のピースになっていて、特定の形で配置するとアイテムの効果が発現するという仕組み。材料を投入できる回数が限られている中で、狙った効果が発現するように、ピース回転を駆使してうまく配置できるか? を試行錯誤するのが楽しそうだ。



画面左に、アイテムに付けることが可能な効果名が表示されている(氷ダメージ・小など)。その効果名の左側にあるピースの配列を、パズルで再現できれば、効果が発現!

食べること大好きなカリアがかわいいね
今回の試遊版に登場するのはカリア、セルヴィオ、フィナ、ユミア、ノエルク、ケレスの6人。試遊開始直後に6人の会話シーンが挿入されるのだが、みんなで和気あいあいと食べものの話をしている。以前の開発者インタビューで、「みんなそれぞれ謎を秘めたキャラクターなのに、会話は明るい」と聞いたが、その一端が感じられるシーンだった。

カリアはしょっちゅう食事の話をするので、空腹時にプレイすると余計にお腹がすきそう。
『カリアのアトリエ ~夜の王国と追憶の道標~』がプレイできるコーエーテクモゲームスブースは、幕張メッセのHALL3にある。タッチでカリアとコミュニケーションする“食べて変身!?タッチでカリア”コーナーも用意されており、ときどきレアな姿に変身するとのことなので、試遊と合わせてこちらもチェックを。
