マンガ家・画家の柴田亜美先生といっしょに、佐賀県を巡ることになった週刊ファミ通編集長のロマンシング★嵯峨。2泊3日で佐賀県を縦断する大冒険の中で、佐賀県の魅力を柴田先生にたっぷりお伝えするぞ! 佐賀県と『サガ』シリーズのコラボ企画“ロマンシング★佐賀”(以下、ロマ佐賀)も楽しんじゃおう!
「このままだと、後編のボリュームがたいへんなことになっちゃうぞ……」
前編では太良(たら)、有田、伊万里での出来事を中心にリポートしたが、正直なところ、2泊3日の旅で体験したことの半分も書ききれていなかった。
それはつまり、佐賀県には「書いても書いても終わらないくらい、見どころがあるよ!」ということなのだが、文字を通じて皆さんにそれをお伝えする以上、読みやすさ・テンポのよさも意識しなくてはならない。いちばんの目的は、読者の皆さんに佐賀に興味を持ってもらって、足を運んでもらうことなのだから!
……ということで本記事では、非常に濃密な佐賀旅行の模様・後編を、なんとかぎゅぎゅっと凝縮してまとめてみた。それでもなかなかのボリュームになってしまったが、ぜひ、柴田先生が描いたイラストとともにお楽しみいただけると幸いだ。
樹齢3000年以上と言われる武雄の大楠とご対面
ということで一行は、武雄市にある武雄神社へ――。
“武雄の大楠”は武雄神社の御神木で、言い伝えによれば樹齢は3000年以上。神社の横にある竹林の中を進んだ先に、ひっそりと、しかしどっしりとそびえ立っている。
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武雄の方から「ぜひ、大楠に皆さんのパワーを送ってあげてください」というお話があったので、先生も私も「大楠が長生きできますように」とお祈りしてきた。
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武雄神社の樹齢3千年の大楠。
— 柴田亜美&staff (@s_ami_staff) February 1, 2026
圧巻、これぞまさにパワースポット。
御守りの『大楠守』と大楠の形をしたおみくじも可愛らしい。
他にも桜とウサギのモチーフのレース仕立ての可愛らしい御守りが有名。
御守り集めがお好きな方にはぜひ行ってもらいたい神社。 柴田亜美#ロマ佐賀 pic.twitter.com/kd5LkhKcsM
レトロな建築ファンは必見の武雄温泉
温泉地として有名な武雄。県内外からさまざまな人が温泉に浸かりに来るが、その温泉の入口にあるのが、大きな朱塗りの楼門(ろうもん)だ。この楼門は、東京駅を設計したことでも知られる建築家の辰野金吾氏が手掛けたもの。
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大正時代に施工されたという浴室には、貴重なマジョリカタイルが使われている。この浴室、実際に見てみると、浴槽がかな~り深い。話によると、当時の人は立った状態で浴槽に入っていたからなのだとか。
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じつは清水の舞台より高いよ! 祐徳稲荷神社
祐徳稲荷神社は、日本三大稲荷のひとつ。山の中腹に本殿があるのだが、この本殿が立っている舞台は、じつはあの“清水の舞台”よりも高い。
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約50~60万の人が訪れる“唐津くんち”、その主役たる曳山を見学
さて唐津に来たいちばんの目的は、唐津でもっとも有名なお祭り、“唐津くんち”で使用されている曳山(ひきやま)を見ること!
2025年は約57万人もの動員を記録したという唐津くんち。毎年11月に開催され、個性豊かな14台の曳山が城下町を巡る。
この曳山が一堂に会している場所が、曳山展示場。14台が勢揃いしていて迫力がある……のだが、11番曳山“酒呑童子と源頼光の兜”は現在総修復中であるため、展示場には13台が並んでいる。
唐津くんちの曳山を見学。
— 柴田亜美&staff (@s_ami_staff) February 3, 2026
貴重な11番曳山『酒呑童子と源頼光の兜』の修復作業現場も拝見させていただきました。
毎年11月2、3、4日に開催される唐津くんち、ぜひ生で見てみたいです。 柴田亜美#ロマ佐賀 pic.twitter.com/OQ0mq7nIy3
佐賀のグルメを満喫し、カッパのミイラが見守る酒蔵でほろ酔い
今回の旅では、日本三大朝市のひとつと言われる、唐津市の“呼子(よぶこ)の朝市”を訪れた。イカやサザエなど、豊富な海産物が並んでいて目移りしてしまう。
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今回の旅では、唐津の料亭でめちゃめちゃおいしいイカの活き造りをいただいた。海の恵みに感謝っ……!
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この“酒”にまつわる場所で、柴田先生には、この旅でどうしても訪れたい場所があった。それは、伊万里市にある松浦一酒造(まつうらいちしゅぞう)。
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妖怪好きとして、「ぜひカッパのミイラが見たい!」と熱望していた先生。蔵元のお話を聞きながら、カッパと酒造の歴史に思いを馳せていた。
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伊万里市の松浦一酒造。
— 柴田亜美&staff (@s_ami_staff) February 2, 2026
妖怪好きとして、この酒造にご先祖から受け継がれた水のお守り神、河童(河伯)のミイラをずっと見たいと願っていました。
観光酒蔵として河童のミイラは無料で一般公開されています。
もちろん日本酒も沢山試飲して気に入った3種類を買ったよ。 柴田亜美#ロマ佐賀 pic.twitter.com/fJd0b6PBJe
柴田先生の母方のルーツをたどり、佐賀城跡へ
そもそも今回、長崎出身である柴田先生を、佐賀にお招きした理由は何だったのか? それは、柴田先生の母方の家が、佐賀にルーツを持っていたから。
お話によると、母方の先祖は鍋島藩士の一族だったとのこと。柴田先生の母方のお祖母様は、佐賀での思い出をよく語っていて、佐賀の偉人である江藤新平のことを「新平さん」と敬意を込めて呼んでいたという。また、そのお祖母様の家に行くと、お茶請けとして丸ぼうろや松露饅頭といった佐賀の銘菓が出てくることが多かったそうだ。
ただ、幼いころの柴田先生は、祖母が語る“新平さん”が江藤新平のことであるとは理解できていなかった。後になって気づき、母方のルーツへの興味がふくらんでいったという。
遂に佐賀取材の最終地。
— 柴田亜美&staff (@s_ami_staff) February 3, 2026
今回ワタシが佐賀県庁のご依頼でファミ通さんと佐賀にお仕事に来たのは、ゲームのサガシリーズが好きなのと、ワタシの母方の家が鍋島のお殿様にお仕えた佐賀藩士だからです。 柴田亜美#ロマ佐賀 pic.twitter.com/PHeJAZMVGz
この歴史館は、45メートルもある長い畳敷きの廊下が見どころで、とくに外国の方に人気が高いという。館内には佐賀城の見取り図もあり、「先生の先祖が働いていた場所はどこか?」といった会話で盛り上がった。
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今回の旅で、佐賀への思いがいっそう深まったという柴田先生。その姿がなんだかまぶしくて羨ましく、「私も自分のルーツをたどり、その場所に息づく歴史を味わいたい」と思った。
佐賀の魅力を先生にお伝えするために始まった今回の旅だが、私自身も新たな気づきを得ることができた。ご協力いただいた佐賀県の皆さん、ありがとうございました。そして柴田先生、よかったらまたいっしょに佐賀に行きましょう!
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