
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a64b8299d1597b8a5c7b9cb9c88642f6c.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a4efdd2f969559e8b1c92e99f32ded48e.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a3fb5ed13afe8714a7e5d13ee506003dd.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/af99687dd719c4e8bc6a39e946c3d9ef7.jpg?x=767)
内藤 塁氏
『幻想水滸伝』シリーズIPプロデューサー(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
崎山 高博氏
『幻想水滸伝』シリーズIP監修(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
渡邉 美聡
“シリーズ30周年記念 幻想水滸伝I&II展 ~幻想博物館~” 館長・プロデューサー
コンセプトは『幻想水滸伝』世界の中にある架空の博物館【『幻想水滸伝』シリーズ30周年記念展:“幻想博物館”インタビュー】
なので、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』が発表された翌日には、KONAMIさんに展覧会の開催ができないか、とご相談をさせていただきました。それくらい思い入れのある作品の30周年展に携わることができ、仕事を頑張ってきてよかったと感無量です。力の限りを尽くして、全力で頑張っていきます。
――今回の展覧会は“幻想博物館”と銘打たれていますが、コンセプトを教えていただけますか?
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a2de40e0d504f583cda7465979f958a98.jpg?x=767)
そこで考えたのが、RPG作品ならではの体験を“リアルの場でも再現”する、というコンセプトです。RPGは”自分が作品内の登場人物となって物語に没入しながら楽しむ作品”なので、展覧会でも同じ体験をお届けしたいと考えました。キャラクターたちが《実際に》使用・着用していた武器や衣装、小物などを収蔵した博物館、”幻想博物館”に足を踏み入れれば、そこには『幻想水滸伝I』、『幻想水滸伝II』の世界が広がっている…“リアルRPG体験”の場を作ろうというコンセプトです。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a135007e7085979a7d5b41ce54c0e54d7.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/afac4ef5554f69012fe38d2f1d4e245a6.jpg?x=767)
これまで東京ゲームショウなどでも原画展はやっていましたが、スペースの兼ね合いで展示数も多くはなく、期間も短かったため、限られたお客様にしかお見せすることが出来ませんでした。
今回は広い空間で原画に限らず、立像を何体も展示するなど、エンターテイメントとして体験出来る場になるというのを嬉しく思っています。
――博物館ということで、武器や衣服の実物が飾られるのも面白い試みですね。
『幻想水滸伝』という作品は、設定の深さも魅力の1つだと思います。今回の展覧会に向けて改めてプレイしたのですが、王道のストーリーでありながら、未だに明かされていない要素やキャラクターの想いなどもあるんだろうなと再認識しました。その深い部分をそれぞれのファンの方が想像したり、想いを馳せたりできる展示にしていきたいです。
――番組内では『I』の解放軍リーダー(ぼっちゃん)のバンダナと、『II』の新同盟軍リーダー(II主人公)の頭飾りが公開されました。実物をご覧になっていかがでしたか?
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/ae4bde0eb46b8f32ef4b4207f5344b4d4.jpg?x=767)
実際に使っていたものが展示されている、というコンセプトなので、色合いや使い込んだ感じの質感、汚れ方もこだわっています。
頭飾りなら「内側はかぶっているところなので、傷がなくて綺麗なままです」というところで、バンダナなら「実際にイラストにも描かれているように、紫の部分にはこすれて痛んで、欠けている部分があります」とお伝えしました。
また、汚れ方についても、戦場での物語ということで、火に関連した煤(すす)での汚れにしていただきました。とても細かいお願いだったのですが、しっかり再現してくださいました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a86c3cbc8cde622a8c725d89a88bdcb96.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a1058abae0dc372f4432cbea7fa123512.jpg?x=767)
色味や細かい角度、汚れ方や傷つき具合も調整し再現しました。
――物語のあと、語り継がれる存在になった主人公たちの持ち物が博物館に展示され、それを見るというコンセプトは本当にわくわくします。傷や汚れひとつからも、想像が膨らみそうですね。
それくらいファンの皆さまにとって、それぞれの人生と『幻想水滸伝』の世界はシームレスになっていると思います。そのため、今回は“ゲームの先の体験”をとても大切にしています。
崎山さんに指摘いただいた「内側には傷がない」というのも、言われてみればその通りだなと思い、制作してくださった方に大至急で直してもらいました。そこまでこだわらないと、コンセプトには合わない、と、目から鱗でした。
ファンや支えてくれた関係者が喜ぶ展示に【『幻想水滸伝』シリーズ30周年記念展:”幻想博物館”インタビュー】
まずはチーム内で「なによりもファン目線を大切にしよう」という軸を立てて、「これを作るべきだ」、「ファンが本当に見たいものは何か」を考えました。そこからKONAMIさんに相談し、共同で決めていった形です。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/aae566253288191ce5d879e51dae1d8c3.jpg?x=767)
そのため、渡邉さんにも「こんなのあったら楽しいよね」と、いろいろ提案しました。それに対して、とても前向きに進めていただいています。
――イラスト原画や資料展示も、大ボリュームになるとのことで楽しみです。未公開のものも見られる、貴重な機会になりそうですね。
原画を拝見して、「こんなに柄が描き込まれているんだ」など、ただただすごいなと思い感激しました。原画状態も非常によく、本当に美しいです。
印刷ではつぶれてしまう柄やグラデーションまで目にすることができて、石川 史さんの手描きのタッチや、河野 純子さんの水彩画のニュアンスなど、絵だけで何時間も立ち止まる方がいると思います。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a62bf1edb36141f114521ec4bb4175579.jpg?x=767)
いくつか書籍に収められたものもありますが、印刷の限界といいますか、情報量が全然違うなと原画を見ると体感できると思います。
『幻想水滸伝III』以降はほとんどデジタルになってしまいましたが、『幻想水滸伝I』や『幻想水滸伝II』の時代の手描きの魅力はすごいです。
紙に対するインクや水彩ののせ方、いろいろな条件があって出てきた色によってニュアンスが生まれているのが、原画の魅力かなと思います。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a8df7b73a7820f4aef47864f2a6c5fccf.jpg?x=767)
『幻想水滸伝』という“戦記もの”作品にもかかわらず、リーダーが女性であるということが小学生当時とても印象に残っていたという理由から、オデッサさんを選ばせていただきました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a9414a8f5b810972c3c9a0e2860c07532.jpg?x=767)
ファンの皆さま、関係者の皆さま、そして原作者の皆さま、いろいろな方に楽しんでいただけたらなと思います。よろしくお願いします。
そういった『幻想水滸伝』という作品が持つパワーやその魅力が十分に伝わる展覧会になるように、全力で、出来ることは全部やらせていただこうと思っています。コンセプト設計にも2年以上の時間をかけてじっくりと練り上げてきましたので、ご期待ください。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/aedab7ba7e203cd7576d1200465194ea8.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/adb3a17f7bcac837ecc1fe2bc630a5473.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/49474/a85b6f89b41cae26786ac72365fff771b.jpg?x=767)