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本記事では、アニメの監督を務めるサトウユーゾー氏、製作プロデューサー・日野 亮氏、『幻想水滸伝』シリーズIPプロデューサー・内藤 塁氏へのインタビューをお届け。イメージビジュアルの見どころや、3Dを活用したアニメーションづくりについてうかがいました。
内藤 塁氏
『幻想水滸伝』シリーズIPプロデューサー(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
サトウユーゾー氏
アニメ『幻想水滸伝』監督
日野 亮氏
アニメ『幻想水滸伝』製作プロデューサー
物語の始まりを予感させる、メッセージ性の強い第2弾イメージビジュアル【アニメ『幻想水滸伝』インタビュー】
原作ゲームのファンの方々が、発売から約30年経っても熱量高く作品を愛してくださっていることを再認識できました。
アニメーションの制作現場で一緒に仕事をしている方からも、「『幻想水滸伝II』がアニメになるんだ!」という驚きや、「どうなるのか楽しみだ」といった声を聞くことがあって、影響力といいますか、関心の高い作品なのだと実感しています。
わずか10秒ほどしか話していないのに、ランキング入りしていて反響の大きさにとても驚きました。
―― 公開された第2弾イメージビジュアルには、どのような想いが込められているのでしょうか?
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本編が始まる少し前、主人公とジョウイがハイランド王国の少年兵部隊ユニコーン隊で過ごす日常。ゲームの物語が始まる前夜を表現しています。
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実は空の星は108つあります。主人公たちが見上げた空の先に、108の星があるという運命的な部分。『幻想水滸伝』の宿星と掛けさせていただいた形です。
前回の第1弾イメージビジュアルでは、『幻想水滸伝』の水を現したのですが、そこでも108の星を描いています。小ネタもイメージとして、こだわっています。
――内藤さんは、ご覧になっていかがでしたか?
ちなみに108つの星は、スタッフが細かく番号を振って数えました。ファンの方やメディアの方も、ぜひ数えてみてください。ちゃんと数えているので、間違っていないはずです!
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ゲームで培ったデジタル技術と作画アニメの温かみが融合した作品に!【アニメ『幻想水滸伝』インタビュー】
――放送時期が2026年だと発表されました。現時点で、制作状況はいかがでしょうか?
限られた時間のなかではあるんですが、いかに質を高めていくかという点にこだわりながら、スタッフ一丸となって取り組んでいるところです。
――番組中にはテスト映像が公開されました。アニメ放送前にこういったテスト映像を公開するのは珍しいケースかと思いますが、その理由や見どころについて教えてください。
もう1つはモーションキャプチャーを利用したプリビズ(※)で、こういったテスト映像をもとにコンテ演出や作画の構図、芝居の指示などを行うことになります。今回のモーションアクターは非常に実力が高く、多くの特撮作品のスタントマンとしても実績を残している杉口秀樹さんに担当いただいております。迫力のあるアクションを再現できると考えています。
武術の流派を加味するのか一般的な型にするのか、それをアニメにどう落とし込むのか、といったことをアクターさんとディスカッションしてモーションに落とし込んでいます。
それを絵コンテや作画にどう反映させるか、模索しながら進めています。
――森の3DCGのテスト映像も公開されましたが、アニメーション制作では、モーションキャプチャーや3Dのカメラワークなどを活用することが多いのでしょうか?
そのなかで本作は2Dと3Dのハイブリットになります。3Dで制作を円滑に進めつつ、手書きの温かさがしっかり出る作品になっていくと思います。
監督を含め、スタッフの皆さんが、ファンに向けて1つ1つていねいに、真摯に作っています。
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サトウ監督は、デジタル技術を活用した作品を数多く手がけている実績があります。当社の技術とどう合わせていくか、手描きアニメをよりよく見せるにはどうすればいいか、非常に考えて作っていただいています。
――ゲーム側からアニメ側のスタッフに対して、アドバイスをされることもあるのでしょうか?
ただ、アニメは初めて『幻想水滸伝』シリーズに触れられる方も含めて多くの方に楽しんでいただきたいという想いが強いです。ゲーム体験をそのままではなく、どう伝えたら物語の良さが、遊んだことのない皆さまにも伝わるのだろうというのを念頭において作っています。
――最後に長年応援してくださっているファンの皆さん、また初めて作品に触れるアニメファンの皆さんに、メッセージをお願いします。
デジタル技術をアニメーションの質を高めるために活用して、『幻想水滸伝』の世界観をより魅力的に伝えていきたいです。
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またこのアニメは、これからも『幻想水滸伝』シリーズファンを増やしていくために、重要な役割を担っていると思っています。新しく作品を知ってくださっている皆さんにも楽しんでいただけるようなことを、まだ何も言えませんがいろいろと考えていますので、続報をお待ちいただけたらなと思います。
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