ゲームも映像作品も大画面かつ最高の映像で楽しみたい! それを叶えてくれるモニター“HUAWEI MateView GT“を紹介。湾曲モニターに挑戦してみたいと思った人もチェックしてほしい。
ゲーム体験をより良いものにするために重要なポイントのひとつであるモニター。とは言っても、平面型と湾曲型、さらには解像度やリフレッシュレートなど、モニターごとに特徴はさまざま。正直、どれを買えばいいか分からないという人も多いのではないだろうか。
そこで、今回は34インチの大画面と湾曲ディスプレイを採用した“HUAWEI MateView GT”をご紹介。実際に本商品を使用してゲームを体験することができたので、本モニターに触れて感じた魅力や特徴をお伝えする。
本商品のいちばんの特徴は、何といっても湾曲デザインであること。ディスプレイサイズも34インチ(21:9)とかなり大きいサイズとなっている。
筆者は普段、平面のモニターを使っており、湾曲型のモニターを使うのは今回がはじめてだったので、湾曲型に対する違和感があるだろうと思っていた(平面のモニターを使っている人は同じように思っているのではないだろうか)。
しかし、実際にこのモニターでゲームをプレイしてみると、最初こそは少し違和感を感じたもののすぐに慣れ、視界全体がディスプレイに覆われる感覚と没入感に驚かされた。
というのも、本商品の曲面デザインは1500R(湾曲率を表す指標)となっており、この数値は、人間の目の自然な湾曲にもっとも似ている。そのため、人体構造的にも画面全体が視覚に馴染みやすいというわけだ。
さらに、湾曲デザインと34インチの大画面が相まって、画面外の情報が視界に入ることはなく、思う存分ゲームの世界に没入できた。
本モニターでは、10億7374万色を表現できる10カラーと、4000:1のコントラスト比を実現しており、色彩や明暗までもが、実際に目で見ているかのような鮮明さと豊かな映像表現で映し出される。これにより、美しい景色が広がるオープンワールドのようなゲームを快適にプレイできるのはもちろん、映画やアニメなどの映像作品を、より上質かつ美麗な映像で楽しめるのだ。
ゲームだけでなく、映像作品や動画コンテンツも最高の映像で楽しめるため、あまりゲームを遊ばない人にもオススメと言えよう。
モニターを購入するうえで、スピーカーが内蔵されているかも重要なポイントのひとつだろう。
本モニターでは、パネルと一体感のあるサウンドバースタンドを採用し、高品質のステレオサウンドが楽しめる5Wフルレンジスピーカーがデュアル内蔵。長時間のヘッドセット、イヤホンの着用で疲れた際や、友達や家族と複数人でいっしょにゲームや映像を観たいときには、内蔵スピーカーに切り替えて楽しめる。
それに加えて、エコー除去やノイズキャンセリングを搭載したマイクも内蔵。約4ⅿ離れた場所でも正確に声を拾うことができ、リモートでの会議やオンラインでのコミュニケーションが手軽に行えるのもうれしいポイントだ。
さらに注目してほしいのが、スタンド部分に備え付けられた、これぞゲーミング ハードウェアと言えるパワーオンライティング。パワーオンライティングは、指先で左右になぞるだけで、簡単に音量調節ができるという優れもの。
ほかのゲーミングハードウェアや自分の好みにあわせて、ライティングのカラーパターンも変更可能だ。単色はもちろん、色が順に切り替わるものまで自由にカスタムできる。
先述したが3440 x 1440の高解像度にも関わらず、165Hzのリフレッシュレートにも対応しているのもすごいところ。リフレッシュレートとは、1秒間に何枚の画像を更新することが可能かを表す数値で、165Hzの場合、1秒間に165枚の画像が更新されることになる。この数字が大きいほど映像がよりなめらかに表示されるわけだが、165Hzはリフレッシュレートとしてかなり高い数値を誇る(一般的なゲーミングモニターは144Hzのものが多い)。
画面の動きが早いFPS(一人称視点のシューティングゲーム)やアクションゲームをプレイする際に、特にこのリフレッシュレートが重要になってくる。なぜなら、リフレッシュレートが低いと、ゲームの動きが早すぎてモニター側の表示処理が追いつかず、その結果カクつきや映像遅延などが起こりやすくなってしまうからだ。
しかし、165Hzのモニターのスペックを最大限活かすことにより、映像遅延が軽減され、緊張感のあるシーンや、激しい戦闘でもストレスなくプレイできるというわけである。
実際に、動きの早いFPSとしてPC版『Apex Legends』をプレイしたのだが、高リフレッシュレートによる強みを肌で感じることができた。とくに、近距離での撃ち合いや、現れた敵を素早く射止めるスナイピングのシーン。これらのような瞬発力が求められるようなシーンでは、ちょっとした画面のカクツキが命取りになるので、やはり165Hzの恩恵は大きい。
また、視点移動の際の画面の動きのなめらかさは、普段のプレイ時との差が圧倒的で思わず感動してしまうほど。さらに、索敵(敵の位置情報を把握すること)が重要なFPSにおいて、湾曲したディスプレイによりフィールド全体を一瞬で見渡せることも、かなりの強みになっている。
モニター底面のジョイコントロールで、ディスプレイ自体の設定変更などを行うことができ、その中にはFPS向けの3つの設定も用意されている。
まずは、“ダークフィールドコントロール“と呼ばれる機能。ゲームの世界観をリアルに体験するには、コントラストを設定して、ある程度の明暗が必要となるのだが、FPSのようなゲームだと、暗すぎて敵が視認できないといったことが起こってしまう。そこで、この機能を使えば、ゲーム上での設定はそのままに、三段階で輝度を調整して暗部での視認性を改善し、暗闇の敵の見逃しを防げる。
つぎに、“ターゲットアシスト”機能。これは、アシスト用のクロスヘア(画面中央の十字線)を表示というもので、FPSに慣れていないプレイヤーが、エイム(照準を合わせること)を練習するときや、ゲームプレイのサポートとして使うのにぴったりの機能だ。もちろん、より精密な射撃を行う際に活用してもよいだろう。
3つ目が“映像モード”の変更。FPSのほか、さまざまなゲームジャンルにあわせて、最適な映像モードをチョイスできる。
そのほかにも、コンテンツにあわせてオーディオモードの切り替えが可能であったりとと、さまざまな機能が搭載されているのだが、中でも筆者が気にいったのは、目に負担の大きい光であるブルーライトを低減できる機能。目の疲労感を抑制でき、長時間のゲームプレイを快適に遊ぶためには間違いなく必要不可欠。設定から手軽に切り替え可能なのも嬉しいところ。
ゲームアシスト機能だけでなく、PCやゲーム機などを繋げる接続端子も充実。HDMIの差し込み口がふたつ用意されているほか、DisplayPort、ヘッドホンジャックなど、おおよそのインターフェースは搭載されている。端末を複数台繋ぐこともでき、タブレットや携帯の映像を大画面で楽しむといった用途にも使えたりと利便性が高い。
上質なゲーム体験が味わえるだけでなく、超高画質で映像作品を楽しめること、さらに、スピーカーとマイクが内蔵されていたりと使い勝手のよさも含めて、“HUAWEI MateView GT“は、数あるモニターのなかでも最上級と言ってもいいだろう。これから湾曲モニターに挑戦したいと考えている人や、モニター選びに迷っている人には、ぜひ手に取ってもらいたい。