アクションゲームやFPS(一人称視点のシューティングゲーム)をプレイ中、「もっときれいな画面で見たい」と思ったり、タイムラグが発生してしまうことはないだろうか? そんなときにぴったりなゲーミングモニター“LG ゲーミングモニター 27GN950-B”を紹介しよう。

①LGゲーミングモニター 20GN950-Bとは?

 そもそもゲーミングモニターとは、ゲームを快適にプレイするためのモニターのこと。一般的なモニターとの違いは、表示遅延の少なさやなめらかな動きなどだ。動きの激しいアクションゲームやFPSでは、映像の遅延が言葉通り命取りになることも少なくない。そこでオススメなのが、今回紹介する“LGゲーミングモニター 27GN950-B”だ。

20GM950-B

 本商品は、4K高画質に対応しており、高リフレッシュレートでなめらかな映像表現が可能となっている。3840×2160の解像度で144Hzにも対応。144Hzとは、1秒間に144枚の画像を表示することが可能であるということで、この数字が大きいほど映像がよりなめらかに表示されるのだ。

20GM950-B

 映像の遅延がなくなることで、一瞬の判断の差で勝負が決まるFPSでも快適なプレイが可能というわけだ。動きの激しいゲーム以外にも、景色や細部までリアルにこだわって制作されたゲームでも、その美しさを存分に堪能できるだろう。

②アクションゲームにぴったり!

アサシンクリードオデッセイ

 今回はLGエレクトロニクス・ジャパン様より“LG ゲーミングモニター 27GN950-B”をお借りして2週間ほど体験することができた。結論から書くと4K解像度はグラフィックスは美しく、作業領域も広くなって捗る。さらに最大144Hzの高リフレッシュレートはFPSなど動きの早いアクションゲームにもピッタリだ!

 このディスプレイはLGから発売されている、27型の4K解像度のゲーミングモニターだ。“LG UltraGear(エルジー・ウルトラギア)”シリーズの1台で、このシリーズは、LGエレクトロニクス・ジャパン社のゲーミングモニターの中で、ハイエンドモデルのみに与えられるブランド。あらゆるジャンルのゲームを快適に、より高画質で楽しむための機能を備えた“勝つ”ためのゲーミングモニターになっている。

 本ディスプレイのウリはなんといっても4K解像度とリフレッシュレート144Hzを実現したことにある。ゲームをプレイする際に重要となる美しい映像を4K解像度で楽しむことができ、またFPSなどの144Hzの高リフレッシュレートの両立が本マシンのウリだ。

 またHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)表示にも対応しており、明暗をよりクッキリと表現することができる。

 まず4K解像度の表現力はさすがである。今回は「アサシンクリードオデッセイ」をプレイしたのだが、4Kの解像度ならではの細部までの表現がとにかく印象的に残った。炎のゆらめきのような表現や、人の肌の細かいテクスチャなど、4Kディスプレイだからこそ楽しめる繊細な描写を感じることができる。

 また4K解像度はゲーミング用途以外にも活躍する。例えば通常のブラウジングやオフィスソフトを使うシーンなどでも表示領域が広がるので作業効率が大きくアップする。また映画などの映像作品の鑑賞にもおすすめ。動画配信サービスでも4K作品を配信しているので、そういった作品を鑑賞するのもぴったりだ。

Apex Legends

 そしてリフレッシュレート144Hzを両立させているのが本ディスプレイのすごいところだ。

 リフレッシュレートとは1秒間にモニターが何回更新されるかを表したもの。本ディスプレイはリフレッシュレートが144Hzなので最大で1秒間に144回モニターが更新されることになる。

 何がすごいかというと、1秒間の更新回数が多いので残像感やカクつき感が大きく減少し、よりなめらかなゲームプレイを楽しむことができる。これはゲームをプレイしているときの見た目がぐっと良くなる、というのはもちろんだが、実用面でも意味がある。

 特に動きが激しいアクションゲームやFPSなどのタイトルでは、60Hzなどではゲームの動きが早すぎてモニター側の表示が追いつかないことがある。その結果カクつきや残像現象などが起きてしまうのだ。

 だが144Hzのモニターのスペックを最大限活かすことができればカクつきや残像現象などが軽減され、たとえばバチバチに撃ち合っている時や、遠くの敵をスナイプで打ち抜きたいときなど、特にシビアなシーンな時に大きく活躍する。

 そこで今回はFPS代表としてPC版『Apex Legends』をプレイしてみた。

 高リフレッシュレートで『Apex Legends』をプレイするとカクつきが少ないことが感じられた。具体的に言うと、非常に滑らかでヌルヌルとした動きになっている。特に本作はキャラクターの移動速度が速いのでこういったシーンに高リフレッシュレートが効いてくる。

 特に近距離の撃ち合いではその差を強く感じた。激しく動く敵と、こちらが動かす照準の素早い動き。60FPSでも不満はないが高リフレッシュレートはやはり違う。さらに上のゲーム体験、さらに上のゲームプレイを楽しみたいなら導入する理由になるだろう。

 『アサシンクリードオデッセイ』、『Apex Legends』ともに4K解像度で高リフレッシュレートを活かそうとするとかなりのPCスペックを要求されるが、それに見合っただけのゲーム体験が楽しめることは間違いないだろう。

 また両タイトルに共通するのだが27型という大きさが個人的にベストマッチだった。これ以上大きいとモニターが視野の収まらなくなりそうに感じで、PCデスクに置いて使用するにはちょうど良い大きさだと感じた。

Apex Legends

 最後に細かな仕様などについて改めて確認していこう。

 最大リフレッシュレートは144Hzで、応答速度は1ms(GTG)と高いリフレッシュレートと応答速度を両立させている。入力端子はDisplayPort1.4が1系統、HDMI2.0が2系統となっている。4K/144Hzの性能を発揮させるためにはDisplayPort1.4で接続する必要がある。(HDMI使用時は最大で3840x2160の解像度、60Hzのリフレッシュレート)。またヘッドホンジャックやUSB 3.0の端子も2ポート備えている。

 またちらつき(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減する“AMD FreeSync Premium”、“NVIDIA G-SYNC Compatible”に対応している。(それぞれ対応するGPUとの接続が必要)

 そして本機の底面にはスティック状のボタンがあり、こちらでディスプレイ自体の設定変更などを行なうことができる。このボタンはかなり操作しやすく、設定項目もかなりゲーマーに寄せた設定内容になっている。

 モニターの設定項目では、以下のプリセットが用意されているほか、個別に設定調整も可能で、設定内容はふたつ保存できる。

・FPS
・RTS
・鮮やか
・ブルーライト低減モード
・HDR効果
・sRGB

 トータルとしてかなり使いやすく、最高クラスのスペックを持ち合わせたディスプレイに仕上がっている印象だ。ゲーミング用途なら本機を買えば不満に感じる点はほぼないと感じる。ディスプレイの性能を最大限に発揮するためには相応のスペックを持ったゲーミングPCが必要なのがネックだが、ぜひ揃えて最高クラスのゲーミング体験を感じてほしいと思う。

20GN950-B 公式サイトはこちら