遠い昔。
戦乱と圧政が吹き荒れる暗黒の時代。
理不尽な世界に苦しむ人々の前に“ウタウタイ”と呼ばれる女神たちが降り立った。
女神は歌を操ることで魔力を発揮する能力者であり、その圧倒的な力で各地の領主を討伐。
荒れた大地に平和をもたらしていった。
女神たちは“ウタヒメ”と崇められ、世界の統治を任されることになる。
ウタウタイの少女“ワン”は、世界に安定と平和をもたらす強い意思を持っていた。
彼女はウタウタイ全体を統治する者、つまり世界の頂点に立つ存在となっていく。
そんなある日、ワンの前に姉の“ゼロ”がドラゴンをともなって現れる。
ゼロもまたウタウタイであり、その力は最強と呼ばれる存在であった。
なぜ、ゼロはワンの前に現れたのか?
なぜ、ドラゴンとともに行動するのか?
そして、ウタウタイとはいったい何か?
世界に再び、暗雲が立ち込めようとしていた。